デイヴィッド・ギレスピーの作品一覧
「デイヴィッド・ギレスピー」の「サイコパスから見た世界―「共感能力が欠落した人」がこうして職場を地獄にする」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「デイヴィッド・ギレスピー」の「サイコパスから見た世界―「共感能力が欠落した人」がこうして職場を地獄にする」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
サイコパスから見た世界: 「共感能力が欠落した人」がこうして職場を地獄にする
著:デイヴィッド・ギレスピー
訳: 栗木 さつき
あなたの職場には、少なくとも20人に1人の割合でサイコパスがいる。サイコパスはどこにでもいる。本書では、妄想や被害妄想等の症状に苦しむ精神疾患の人について述べるのではなく、とりあげるのは、あくまでも「サイコパス」、すなわち他人にいっさい共感をもたず、自分が利益を得られるのであればあなたが生きようが死のうが知ったことがない人である。
職場のサイコパスに対処するには、企業が彼らの悪行を効率よく封じ込めるか、彼らを追い出すしかない。だからこそ、サイコパスがもたらすリスクを理解して対処法を学べば、あなた個人の心身の安全を守れるだけでなく、勤務先の組織に長期的な成功と安定をもたらせることができる。
構成は以下の9章から成る。
①私たちのなかに紛れ込んでいるカメレオン
②共感力の進化
③サイコパシー
④サイコパシーのおもな特徴
⑤ケーススタディ1 ステファニー
⑥ケーススタディ2 アリス
⑦ケーススタディ3 スコット
⑧ケーススタディ4 ジャスミン
⑨サイコパスへの対処法
サイコパスは時代が生んだものではなく、古から言い方を変えたり捉え方を変えて存在し続けている。その存在がいなくならないのは、遺伝やルールがあるものではなく、突発的に出てくるからなのかもしれない。
時代が変わり、多様性がという言葉で片付けられる話でもないものの、義務と権利の中で上手に権利という枠の中でサイコパスはほくそ笑みながら生きているのかもしれない。
解決に直結する対処法は存在せず、リスクを計る中で、間接的な対応を行うしかない。社会問題としての捉え方も必要な深い問題でもある。共通言語として備えながら、建設的な対応を学びたい。
Posted by ブクログ
全体的に面白かった。サイコパスと呼ばれる(他害に躊躇がない利己的な人々)は脳の側頭葉にあるフォン・エコノモ・ニューロンがないらしい。認知症で「人が変わった」といわれる人々も、このニューロン発現部に病変が見られるという。
もちろんサイコパス的な性格か否かは0か100で決まるわけではなくグレーな部分が大いに含まれるのだろうし、特に反社会的な行動にまで及ぶ傾向が強ければ大いに問題でサイコパスと呼ばわっても問題はなかろう。しかし拡大解釈するのは差し障りがありそうだ。
閑話休題。
まずは作者が挙げた「誰がサイコパスか?」
作者は007のジェームズ・ボンドがそうだと言い、ある程度信頼性が高い質問項目から成る質問紙を示し、一問一答していた。いやまぁ確かにそう、と笑い転げてしまった。常に嘘をつくのが仕事だし、魅力的だし、350人以上殺害しているので罪の呵責はないし(ダニエル・クレイグになると少し人間らしさを身につけた気がしなくもないが)、自己顕示欲は強いし、忠誠心もない。
さらに作者は誰もが知る歴史的人物や著名人の名を挙げる。サダム・フセインやらヒトラー、スティーブ・ジョブズ、そしてドナルド・トランプ。当初の質問紙ではイエス・キリストや聖パウロも名前が上がり、作者は「倫理的な側面や社会師範の面から」その2人はサイコパスではないと考えている(スコアが低下するので)のだが、当時の社会規範から考えれば二人ともサイコパスで良いのではなかろうか。