パーシヴァル・エヴェレットの作品一覧
「パーシヴァル・エヴェレット」の「赤く染まる木々」「消失」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「パーシヴァル・エヴェレット」の「赤く染まる木々」「消失」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
モンクとその家族を通して、人種をめぐる社会や世間の不条理さが語られているのだが、その語り口に悲嘆や諦念はあまりなく、むしろ風刺の効いた展開がユーモラスだった。
とりわけ印象的なのは、モンクが作家として熱心に取り組んだギリシア悲劇の研究が受け入れられず、書店では黒人作家というだけでアフリカ系アメリカ人研究の棚に置かれてしまう一方、貧困、暴力、性を前面に押し出した、いかにも「黒人らしい」と期待される小説が大金を生み、大きな賞まで得てしまうところだ。ここに、この作品の最大の皮肉がある。
人種差別というと、私はこれまで、James のように肌の色によって露骨に蔑み、区別するものをまず思い浮かべて
Posted by ブクログ
やっと読み終えた!
「トム・ソーヤー」「ハックルベリイ・フィン」に現れるジム=「ジェイムズ」視点の物語。
個人的には、マーク・トゥエイン原作の2作品を読んでおいて良かったとは思ったが、それは途中まで。基本的には「ハックルベリイ・フィン」の流れを踏襲はしているものの、第一部の終盤から大いに逸脱し始め、エヴェレット独自のジムの物語へと。
物語冒頭にあったエメットの手記、その歌の意味がその辺りからやっと確かな意味を持ち始める。
ジムとハックの再会後の流れは、時代背景が「ハックルベリイ・フィン」とはまた異なり、二〜三十年後と想定されていて、よりオリジナリティなストーリーに。
最大のポイントは、ノー
Posted by ブクログ
【原題】Erasure
大学で教えながら高尚な小説を書いているアフリカ系アメリカ人のセロニアス・エリスン(通称:モンク)。自身の新作の小説は「黒人らしさが足りない」と言われて出版を断られているのに、低俗な黒人小説が売れていることに腹を立てている。独身で西海岸に住んでいる彼の実家はワシントンにあり、母は認知症、貧しい人のための中絶を行っていた医師の姉は反対派の人間に撃たれ、ゲイの兄はカミングアウトして離婚、金銭的に苦しくなったモンクは、別名(スタッグ・リー)で低俗で世間受けしそうな黒人小説を書き、これが売れてしまう…。
本書は2001年の出版で、時代設定は1990年代。「ジェイムズ」よりも2