作品一覧

  • 日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い
    4.1
    1巻2,600円 (税込)
    「中国が最も恐れる男」衝撃の回顧録! 中国共産党内に裏人脈を張り巡らせ、機密情報を誰よりも早く入手し、理不尽な恫喝にも屈しない――異能の外交官が明かす秘話満載の外交秘録! 中国から「やられっぱなし」のように見える日本外交だが、けっしてそんなことはない。 2023年末に駐中国大使を退官した垂秀夫は、独自の人脈からもたらされる機密情報、たぐいまれな戦略眼、そして恫喝に屈しないタフな姿勢で、中国共産党から恐れられてきた。中国政府側から「スパイ」と名指しで批判され、危険な目に遭ったことも一度や二度ではない。 しかし、度重なる嫌がらせや障害をものともせず、要人たちとのバックチャンネルを構築し、重要な情報を入手し、独裁に抗う改革派知識人たちを支援してきた。また、中国の「戦狼外交」に対して一歩も引かず、逆に向こうをギャフンといわせてきた。 そんな垂秀夫が歩んできたチャイナスクール外交官としての道程を赤裸々に公開したのが本書である。 本書の魅力は、エピソードの面白さだけではない、 垂秀夫は独自の視点から習近平体制の本質を分析し、中国に内在する「弱点」をあぶりだす。 そして、日本はどのように中国に対峙すべきなのか、大局的な戦略を示す。 また垂秀夫は、命を懸けて中国を変えようとしている改革派知識人への協力も惜しまない。そのせいで中国共産党から睨まれようとも動じない。それは「歴史に恥じない外交をしよう」「後世による『歴史の検証』に耐えうる仕事をしよう」という信念があるからである。 日本が中国と対峙するうえで数多くのヒントが含まれている傑作である。
  • 中国共産党が語れない日中近現代史(新潮新書)
    4.5
    1巻1,166円 (税込)
    中国の近代史を、日本からの広範な影響抜きに語ることは考えられない。辛亥革命の主人公たちはほぼ全員、日本滞在経験があり、革命団体も東京で結成されている。しかし、こうした史実は、共産党による自国中心のプロパガンダによって上書きされてしまっている。対中外交に職業人生を捧げてきた前中国大使と安倍官邸外交のキーマンが、実務家の立場から日中の歴史を再検討し、「ほんとうの中国」の姿を描き出す。

ユーザーレビュー

  • 日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い

    Posted by ブクログ

    報道でしか伺い知れない日中外交の現場の雰囲気が伝わってくる。久々に面白いと思いながら頁をめくっていけた。

    0
    2026年05月08日
  • 中国共産党が語れない日中近現代史(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ■ 台湾・中国・戦後史

    ● 台湾の歴史的位置づけ

    * 台湾はもともと統一的な国家による恒常的支配が弱い地域
    * 17世紀にオランダが進出し、拠点化(インドネシアと一体的に扱われる側面)
    * その後、鄭成功 → 清 → 日本 → 中華民国へと支配が変遷



    ● 米国の対外姿勢の変化

    * 第二次世界大戦以前:孤立主義・平和主義
    * 戦後:世界秩序を支える役割を自認
    * 初期は新参的立場で、対外関与において試行錯誤・失敗も多かった



    ● 中国内戦と台湾の分断

    * 日本敗戦後、米国は国共を仲介し統一国家を模索 → 失敗
    * 翌年から全面内戦へ
    * 結果:
    * 中国共産党が勝利

    0
    2026年04月25日
  • 日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い

    Posted by ブクログ

    これは本当に面白かった。力による支配が広がっている昨今、不安定なアメリカより、地力に劣るロシアより、二歩員にとって大きな存在である中国。外務省で長きにわたり対中部署を渡り歩き、最後は大使を務めた垂氏の回顧録。今だから話せる内容も多く、激しい鍔迫り合いや裏側からの執拗な嫌がらせの数々などが生々しく記載されている。しかも、敵は国内にもいたり、浅はかな言動で混乱を招く大物もいたりする。一方で、信頼関係を築き、二国間の平和と安定のために奔走する「仲間」もいる。中国の国家方針は、日本でいう〇〇立国のような単なる目標とかスローガンではなく、共産党の正当性を説明するもの。以前は経済発展だったが現在は国家安全

    0
    2026年04月19日
  • 日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い

    Posted by ブクログ

    面白い!このような方が日本を支えているのかと思うと心強く、また誇らしい。解決するような問題ではないので、今後のかたにも大いに期待します。

    0
    2026年02月21日
  • 日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い

    Posted by ブクログ

    垂秀夫、もと在中国大使の若い頃からの外交との関わりと逸話をまとめたもの。多くの外交官に対する叱咤激励と鼓舞、こうしたメッセージを多く盛り込んだ自伝的な内容。スパイばりに多くの政府系の相手国、具体的には中国の高官と仲良くなり、関係を構築しながら情報を得てきたことを教えてくれる。違法行為ではなく、ちゃんと関係を構築してきたということが支えるロジックだが、おそらく本当に色々やってこられたのだろう。個人と個人の関係と、国と国は異なるロジックで動く。こうした観点の違いをしっかり認識して動くこと、情報は自分がそうあって欲しいというバイアスがかかる。これはAIを駆使したとしても同じだろう。
    バイアスは時とし

    0
    2026年01月02日

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