中国共産党が語れない日中近現代史(新潮新書)

中国共産党が語れない日中近現代史(新潮新書)

ビジネス・実用
1,166円 (税込)

5pt

4.2

中国の近代史を、日本からの広範な影響抜きに語ることは考えられない。辛亥革命の主人公たちはほぼ全員、日本滞在経験があり、革命団体も東京で結成されている。しかし、こうした史実は、共産党による自国中心のプロパガンダによって上書きされてしまっている。対中外交に職業人生を捧げてきた前中国大使と安倍官邸外交のキーマンが、実務家の立場から日中の歴史を再検討し、「ほんとうの中国」の姿を描き出す。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 政治
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮新書
  • タイトル
    :
    中国共産党が語れない日中近現代史(新潮新書)
  • タイトルID
    :
    2104885
  • 電子版発売日
    :
    2026年01月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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中国共産党が語れない日中近現代史(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    羅森という広東人が、日米和親条約でウィリアムズ共に大きな役割を果たした事は知らなかった。しかも、吉田松陰とも関係していたとは驚き‼️ロシアの沿海州は元々中国に属していたとは知らなかったし、中ソ対立は存じたもののダマンスキー島事件が地図の何処にあるのかは地図で確認して初めて知った。日本の尖閣諸島について、なぜ神経質な態度を取らねばならないのか、訳が分からない。しかも尖閣諸島って、実は台湾が最初に主張し始めていた事もあって、中国がその後に主張していたとは知らなかった。日中戦争時に、日本と戦ってたのは主に中国国民党て、中国共産党は逃げ回って計りだったのは、現在の中国共産党は耳が痛いので無いか?

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

    ■ 台湾・中国・戦後史

    ● 台湾の歴史的位置づけ

    * 台湾はもともと統一的な国家による恒常的支配が弱い地域
    * 17世紀にオランダが進出し、拠点化(インドネシアと一体的に扱われる側面)
    * その後、鄭成功 → 清 → 日本 → 中華民国へと支配が変遷

    ⸻

    ● 米国の対外姿勢の変化

    * 第二次世界大戦以前:孤立主義・平和主義
    * 戦後:世界秩序を支える役割を自認
    * 初期は新参的立場で、対外関与において試行錯誤・失敗も多かった

    ⸻

    ● 中国内戦と台湾の分断

    * 日本敗戦後、米国は国共を仲介し統一国家を模索 → 失敗
    * 翌年から全面内戦へ
    * 結果:
    * 中国共産党が勝利(戦力温存が背景)
    * 中国国民党が台湾へ移転

    ⸻

    ● 台湾の位置づけ

    * 中国国内の未承認政府ではなく
    * 中国とは別個の未承認国家とみる立場(兼原的整理)

    ⸻

    ■ 現代中国の対日認識・外交

    ● 中国における日本の位置づけ

    * 日本は一つの「極」とは見なされなくなっている
    * 大国外交の対象ではなく、周辺外交に位置付け
    * 米国に追随する日本と交渉するより、米国と直接やる方が合理的という判断

    ⸻

    ● 世論と外交

    * 外交は世論に基づき判断される
    * 対中強硬姿勢が取れる背景には政治家個人だけでなく世論の後押し

    ⸻

    ● 天皇の外国訪問原則

    * 懸案が解決した後に訪問するのが原則
    * 「君主は政治に巻き込まない」「君臨すれども統治せず」が基本

    ⸻

    ■ 尖閣問題

    ● 歴史的経緯

    * もともと中国の関心は低かった
    * 1970年代頃から問題化
    * 井上清の著作が中国側主張の根拠の一部として利用

    ⸻

    ● 論争の推移

    * 兼松氏による論理的反論以降、法律戦は相対的に低下

    ⸻

    ● 日本がICJに持ち込まない理由

    * 日本の立場:紛争は存在しない
    * ICJは双方の同意が必要(中国は消極的)

    ⸻

    ● 最近の議論

    * 中国公船の常態的接近によりグレーゾーン事態が継続
    * 「紛争がない」との立場の見直しやICJ活用論も一部で存在
    * フィリピンの仲裁事例が参照される

    ⸻

    ■ 台湾内部と対中関係

    ● 統一戦線・影響工作

    * 中国共産党中央統一戦線工作部や公安と関係が指摘されるネットワーク
    * 台湾の暴力団や沖縄の一部勢力との接触が指摘されるケースあり

    ⸻

    ● 台湾社会の変化

    * 経済・生活重視の傾向が強まっている
    * 民衆党など中間勢力への傾き

    ⸻

    ● 中国側の認識

    * 独立派以外は取り込み可能と認識
    * 統一戦線工作の対象として重視

    ⸻

    ■ エネルギー・安全保障(台湾)

    ● エネルギー政策

    * 2025年に原発を廃止
    * 再生可能エネルギーへ移行
    * 電力需給は逼迫気味

    ⸻

    ● 半導体と国家安全保障

    * TSMCを中核とする産業構造
    * 電力停止が起きた場合の影響が極めて大きい

    0
    2026年04月25日

    Posted by ブクログ

    第2次安倍政権で国家安全保障局次長だった兼原氏と、戦う駐中国大使として名を馳せた垂氏の、近代以降の日中関係に焦点を当てた対談集。

    書名の「中国共産党が語れない」はそのとおりだが、中共が自分たちに都合の悪い事実に触れさせようとしないだけで、第三者からみれば普通の歴史を語っているに過ぎない。

    孫文、周恩来ら中国の近代を築いた要人たちが日本に留学し、日本社会を通じて西洋の近代概念を学習したことや中共が近代化政策において日本を手本にしたことは周知の事実だ。(現代大陸人は知らないかも知れないが)

    外交の最前線に身を置いた2人だけに、朝鮮戦争以降の日中(台米)関係についての両氏の会話は、兼原氏が聞き手から話し手に回ることもあり、当事者の肌感覚が直に知れて興味深い。

    西欧発の悲観的な情報にも関わらず、例えば香港は中国本国がある限り金融センターとして健在で、習政権も本人が生きている限り存続するだろうという指摘は2人ならではだろう。

    0
    2026年05月12日

    Posted by ブクログ

    特に終戦ごろまでの記述は中国の内政への理解が自分自身に足りず、難解だと感じた。とはいえ日本を代表する実務家の掛け合いはとても奥深かった。終始対談で進むが、年表などが付属していれば理解の助けになるのではないか。

    0
    2026年02月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前提となる基礎的な情報がわかっていないと、裏の話がわからない。判っている人には面白いけど、判らない人には面白さが理解できない。私は3:7で後者の部類に入ると感じた。

    0
    2026年10月02日

中国共産党が語れない日中近現代史(新潮新書) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 政治
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮新書
  • タイトル
    :
    中国共産党が語れない日中近現代史(新潮新書)
  • タイトルID
    :
    2104885
  • 電子版発売日
    :
    2026年01月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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