松下龍之介の作品一覧

「松下龍之介」の「一次元の挿し木」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 一次元の挿し木
    4.1
    1巻899円 (税込)
    2025年第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作 「謎の牽引力、ストーリーの面白さは、今回これがダントツ」大森 望(翻訳家・書評家) 「古人骨のDNA鑑定が暴く驚くべき真相!」香山二三郎(コラムニスト) 「謎の散らばせ方、話の運び方も上手く、最後までぐいぐい読ませました。文章も上手い」瀧井朝世(ライター) 「文章力が圧倒的だし、魅力的な謎の提示、読者を惑わす情報を入れてくるタイミングなど、とにかく舌を巻く巧さだ」千街晶之(書評家) 「遺伝人類学を専攻する主人公の専門家らしさもきちんと書けているし、一方で“ちゃぽん”という擬音の活かし方も巧みだ」村上貴史(書評家) 「スケールが大きい陰謀劇であり、成長小説としての面白さも備えた作品。広げた風呂敷をきちんと畳み、物語の幕を閉じる技量に、自信を持って推す」川出正樹(書評家) 二百年前の人骨のDNAが 四年前に失踪した妹のものと一致!? ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。大学院で遺伝学を学ぶ悠がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹のものと一致した。不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎に相談しようとするも、石見崎は何者かに殺害される。古人骨を発掘した調査員も襲われ、研究室からは古人骨が盗まれた。悠は妹の生死と、古人骨のDNAの真相を突き止めるべく動き出し、予測もつかない大きな企みに巻き込まれていく——。

ユーザーレビュー

  • 一次元の挿し木

    Posted by ブクログ

    一気読みした。
    紫陽花と、挿し木の意味はわりと早くに疑っていた要素ではあったけれど、後半つながっていくのを確かめずにはいられなかった。
    残酷なシーンもたくさんあるのだけれど、始終愛を感じた。
    宗教、倫理の問いとも絡めながら、本当に見事な作品だと感じた。

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    2025年12月21日
  • 一次元の挿し木

    Posted by ブクログ

    「二百年前の人骨のDNAが四年前に失踪した妹のものと一致」

    あらすじに引き込まれて手に取りました。
    物語自体は様々な人物の視点で描かれ、複雑になりそうですが、時系列がしっかりと明記されており、きちんと話が繋がります。
    大体の予想をつけながら読み進めていたのですが、5章以降からは怒涛の展開で、見事に予想を裏切られました。

    0
    2025年12月21日
  • 一次元の挿し木

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このミスに外れないなと思い直した一冊でした。どこか非現実的な内容だがどんどん引き込まれる読んでいてワクワクする小説でした。最後3人が一緒に暮らす素敵な展開を期待してたのに2人の未来を守るために自分が犠牲になる選択になんとも言えない気持ちになりました。
    今年読んだ小説でダントツで1番面白かったです。

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    2025年12月15日
  • 一次元の挿し木

    Posted by ブクログ

    ミステリーだし、生物学ちょっと入ってるし、私好みだった!展開読めなくて途中精神疾患オチ?とか思ったけど、全然そんなことなくて圧巻だった

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    2025年12月14日
  • 一次元の挿し木

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    200年前の骨のDNA鑑定が失踪した妹のものと一致したという、若干SFチックにも感じるあらすじだけど、タイムスリップ!とかぶっ飛んだものでも、かといって矮小な真相でもなく、白けることなく話に入り込むことが出来た。

    挿し木の紫陽花を自分と重ねる紫陽と、遺伝子人類学を専攻する悠。思い返せば紫陽の正体は明確だったのかもしれないけど、悠が精神的に不安定である描写でまんまと騙されてしまった。

    エピローグで悠が唯と良い感じになってるので『あんなに紫陽に執心だったのにコロっと気が変わってる』という感想を見かけたけど、失った存在を共有出来る人との繋がりを強く持ちたくなるのは当然だと思うので不自然には感じな

    0
    2025年12月12日

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