志村ふくみの作品一覧
「志村ふくみ」の「母なる色」「一色一生」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「志村ふくみ」の「母なる色」「一色一生」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
紬織の第一人者で、人間国宝の志村ふくみさん(今年、101歳)の御心の奥深さ全てが、差し出されているような随筆。(70代の頃)文章が素晴らしい。未知の世界のことばかりで、目から鱗状態。背筋が伸びる言葉であふれていました。1994年、求龍堂から刊行された単行本の文庫化です。
近代文学、古典文学からの引用多く、著者の教養の深さがうかがえます。
志村さんの色の考察は、とても奥深いです。
志村さんの機織りの姿、植物染料で染まった美しい糸、桜の枝で糸を染める工程の写真もあり、必見。
【印象に残ったフレーズ】
・植物の色の本質はもも色
・植物の樹液から染まるもも色、これは母なる色以前の聖なる色
・我
Posted by ブクログ
志村ふくみさんが織物を始めたころのお話、その後の経緯、出会った陶芸家や芸術家、母や兄のことなどがつづられ、人となりがとてもよくわかる。
深い思索に裏付けられた文章もエッセイとして読み応え十分。見事。
バーナード・リーチの文章の引用や、柳宗悦さんのことなども出て来る。興味深い。
お母さんは素人ながらもともと織物をやりたかったという芸術家肌の方。2歳で養女に出したふくみさんが30歳を過ぎて一緒に織物をすることになるなど考えもしなかったという。
お兄さんは絵描きで若くして亡くなった。
芸術を志向する家系なのだなと感じた。
印象に残った箇所。
P31、32
一つの色には別個の、その色にしかない確固
Posted by ブクログ
草木で染めて織る。志村さんはそのことを続けてこられた方です。
本格的に染めと織りを始めたのは、三十歳を過ぎてから。結婚に失
敗してからの再出発でした。我が子を養父母に預けてまで修業に打
ち込み、染織に身を捧げ、ついには前人未到の境地を切り開いてゆ
くまでになる。本書は、そんな志村さんの人生の過程を辿りつつ、
染めること、織ること、つくること、生きることについて、彼女が
折々で考えてきたことを綴ってゆきます。
久々に再読したのですが、染め、織る中で紡がれてきた言葉の数々
は、何度読んでも、読むたびに発見があるなと改めてその奥深さに
感じ入りました。
この3年間、福島県南相馬市の人々と共に蚕を