斎堂琴湖の作品一覧

「斎堂琴湖」の「桜葬」「燃える氷華」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 燃える氷華

    燃える氷華

    小説・文芸

    4.0
    1巻968円 (税込)
    大宮署の刑事・蝶野未希は17年前に息子の遥希を亡くした。雪の日に、廃工場の冷蔵庫に閉じこめられて死んだのだ。犯人は捕まっていない。ある日、非番で大宮駅を訪れていた未希は、駅前で発生した車の爆破事件に遭遇。被害者の三上は、遥希の葬儀を執り行なった葬儀社の社員だった。さらに数日後、三上の同僚だった男もまた、大宮駅前で刺殺される。17年前の事件が、時を超えて動き出した――。
  • 桜葬

    桜葬

    小説・文芸

    3.8
    1巻2,310円 (税込)
    駅のホームに舞ったのは、血と札束と、桜の花びら。男は微笑み、線路へ消えた。不可解な儀式の真相を、冷酷な氷の刑事が追う! 奇妙な繋がりを見せる、武蔵浦和駅バラバラ殺人事件と三年前の爆破予告事件。一気読み必至のノンストップ・ミステリ!

ユーザーレビュー

  • 桜葬

    Posted by ブクログ

    駅のホームからバラバラ死体を線路に投げ、札束をばら撒いた後、自ら電車に飛び込んだ謎の男。
    この男は誰で、バラバラ死体は誰なのか…。
    この事件を埼玉県警捜査一課の刑事・氷室と浦和署の滝坂が捜査する。
    男の足跡を追ううちに3年前の爆破予告事件が、奇妙に繋がっていることに気づき、そこには複雑に絡み合う人が次々と発覚していく。

    少しずつ、少しずつ、ピースがかちりと埋まっていく度に唸りたくなる気持ちが湧き上がる。

    真相が明らかになるにつれ、恨む気持ちもわかるのだが、自分の命を投げ打ってでもやり遂げる周到な計画に執念や怖気を感じた。


    氷室の警察官になった経緯や母親への恐怖も気になった。
    滝坂が上手くフォローをしていたが、これからどうなるんだろうと…桜の季節にはまた思い出してしまうのだろうか。




    0
    2026年07月06日
  • 桜葬

    Posted by ブクログ

     コロナ禍で起きた爆破予告事件と三年経って駅のホームで起きたバラバラ死体遺棄事件という繋がりの見えない二つの事件から徐々に明かされるミッシングリンクと刑事達の捜査模様、重苦しい読後感など読み応え抜群の作品だった。

    0
    2026年06月20日
  • 燃える氷華

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    びっくりした。一つの作品で3回もびっくりしたのは初めてかもしれない。読み終わった後に自分がびっくりした回数を数えるとは思わんかった。それだけ衝撃的な真実。それとも相変わらず私の察しが悪いだけなのか。この謎は生涯解き明かされることはないでしょう。私の名誉のために。

    この作家さんの作品は2作目の『桜葬』を先に読んでいてそのときも感じたんだけど、悲しみを背景にしたストーリー展開がすごく上手いなぁと個人的に思っています。読んでいて居た堪れなくなってくる。許されない行為なのは間違いないんだけど、殺人を犯してしまった気持ちが理解できてしまう。
    そうせざるを得ないほど精神的に追い込まれてしまった人たち、彼らを救う方法は許されざる行為に手を染める以外になかったのだろうか。最も安易で楽な方に逃げたと言われてしまえばそれまでなんだけど、逆にじゃあどうしたらよかったんや!とも思う。カウンセリングだのなんだの他にもいろいろあるにはあるんだろうけど、それって別に救いになってるとかじゃなくて、ただ心の中の闇から目を背けて知らんふりするだけの行為な気がしてならない。
    まぁ、罪を犯した後に当人は後悔していたようなので、結局それもその人の救いにはなってなかったんだけどさ。

    大切な人を失った悲しみに対する救いって一体何なんだろう。そもそも救われる方法が存在するという前提が間違っているのかもしれない。だって私はまだ大切な人を失っていないから。大切な人もいないし。なんだか悲しくなってきた。こんな悲しい私を誰か救ってくれ。

    0
    2026年06月19日
  • 燃える氷華

    Posted by ブクログ

    斎堂琴湖『燃える氷華』光文社文庫。

    第27回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作の警察ミステリー小説。

    前半はイマイチ盛り上がりに欠ける、ありふれたストーリーだと思っていたら、後半からの驚愕のストーリー展開と予想外の真犯人、感涙の結末に圧倒された。

    最後にはプロローグの意味も判り、少し出来過ぎではあると思うが、本編からタイトルに至るまで見事に伏線を全て回収出来ていることに気付いた。

    これは絶対に読んでみるべき作品、読まねば、一生後悔するというレベルの作品である。


    17年前に小学生の息子を亡くし、それが切っ掛けで、夫の隼人と別居しながら大宮署で刑事を続ける蝶野未希はある日、非番で訪れた大宮駅の駅前で車の爆破事件に遭遇する。ドライアイスを詰めた密閉容器を仕掛けられた車が爆発し、車に乗っていた男性が亡くなったのだ。

    被害者の男性は17年前に息子の葬儀を執り行なった三上という葬儀社の社員だった。三上は葬儀社から独立し、藍崎という男性と葬儀社を立ち上げていた。

    ドライアイスを使った殺害事件は他にも2件発生しており、同一犯である可能性もあった。

    さらに数日後、三上と葬儀社を共同経営していた藍崎もまた、大宮駅前で何者かに刺殺される。

    未希はコンビを組む宇月と共に一連の事件について捜査を進めると、少しずつ17年前の冬に息子の遥希が廃工場の冷蔵庫に閉じ込められ死亡した事件とのつながりが見えて来る。

    最愛の息子を亡くした母親の苦しみと心の痛み、息子の死に早々と背を向けるかのように刑事を辞めた夫の本当の姿と心の内。

    プロローグで若い頃の夫の隼人が殴った警官は……

    本体価格880円
    ★★★★★

    0
    2026年03月13日
  • 桜葬

    Posted by ブクログ

    ゆっくり読むつもりが、爆速で手が止まらなかった。
    ミステリー、苦手なんだけど、何だ、この引き込まれる感。
    人間模様がなんとも言えない気持ちになるな。

    0
    2026年03月10日

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