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ユーザーレビュー

  • Science Fictions あなたが知らない科学の真実

    Posted by ブクログ

    私も科学者の端くれなので、といっていいのか正直一般の人の科学や科学者への信頼度、というのはよくわからない。自分はどうかといえば、科学への信頼度は高い。
    もちろん当事者だからというのはあるけれども、例えば論文は一定のお作法に乗っ取り書くし、統計をきちんとして、条件整理したうえでの有意差を出して自分の研究結果をまとめていく。⋯とここまで書いて、そう、有意差ってのは操作しうるものなのよねえ⋯だからイカサマか、という言えばそんなことはないんだが、しかし操作できるというのは捏造と紙一重的な部分ではある。

    科学の世界に入り込むと最も大事なのは論文を出版していくことだが、実はその過程に様々な欺瞞が入り込む

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    2026年02月02日
  • Science Fictions あなたが知らない科学の真実

    Posted by ブクログ

    科学を正しく、世の中の真理を華々しく解明するものと人は思い込んでいるため、今の科学は信頼がおけなくなってしまった土壌が出来上がった。欲を持たず、眼の前の実験や研究結果に冷静に分析評価することが科学者のみならず、我々にも求められる。

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    2026年01月11日
  • Science Fictions あなたが知らない科学の真実

    Posted by ブクログ

    装丁に書かれている内容から、世の中で信じられている
    「 科学的とされているような事実」が実際は嘘でしたと言う軽い告発系の読み物かと想像していたのだが、 実際には想像以上に硬い内容の話だった。

    一言で言えば、今の科学研究は様々な理由により再現性がない、 あるいは効果がない研究成果が溢れており、そのような事態が発生してしまうメカニズムと解決するための方法論を提示しているのが本書だ。

    どのようなシステムであっても、必ず問題が起こることは避けられないので、 そのような例が少ないのであれば問題はない。しかし本種によれば、分野によって異なるがかなりの事例が歪められているとのことである。かつて大学院まで

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    2025年05月15日
  • Science Fictions あなたが知らない科学の真実

    Posted by ブクログ

    著者はキングス・カレッジ・ロンドンの講師(出版時34歳)。専門は心理学だが、生命科学や脳科学から心理学や経済学まで、実験科学における研究や論文の不正をメッタ斬る。若いだけに勢いがあって、解説も歯切れよい。
    データの捏造や改竄はもってのほかだが、事後のデータの追加やp値ハッキングはインフォーマルにはよく見かける。これがなぜダメか、そのへんもわかりやすく解説されている。その点でも、とくにこれから研究の道に進もうとしている人には、おすすめ。研究室の悪しき慣習や伝統に染まるまえに(途中で大きくコケないためにも!)、一読しておいたほうがよい。
    (蛇足。日本版の帯には、大きく「スタンフォード監獄実験はイカ

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    2025年05月09日
  • Science Fictions あなたが知らない科学の真実

    Posted by ブクログ

    本書『Science Fictions』は、科学の世界に潜むさまざまな問題点――特に、研究の再現性の欠如や不正、そして構造的なバイアスについて取り上げた一冊である。私たちが「科学的」と聞いたときに抱くイメージは、客観的で、正確で、信頼できるものというものが多い。しかし著者は、そのような科学の理想像と現実との間にあるギャップを、具体的な事例を通じて明らかにしている。

    中でも印象的だったのは、科学的な発見が必ずしも厳密なプロセスを経ていないこと、そしてその中に成果の誇張や再現性のない研究が少なからず存在しているという点である。また、研究成果が評価されるためには注目を集める必要があるという現実が、

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    2025年04月17日

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