スチュアート・リッチーの作品一覧
「スチュアート・リッチー」の「Science Fictions あなたが知らない科学の真実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「スチュアート・リッチー」の「Science Fictions あなたが知らない科学の真実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
この本でセンセーショナルに語られる斬新さを求めた結果の捏造、紹介する程度に書かれている意図しないミス、あるいは定期的に成果をアピールしなければならないプレッシャーなど、私は数十年前に研究者をやめて会社勤めになったが今でも同じように感じる現場はある。結果を捏造しない矜持はあるが、大げさに使われる物を体を張って止めるようなことは出来ない。チャレンジして何も成果が無ければ、たとえマイナス評価を食らわなかったとして反省し次は成果を出す事を求められ、いずれ捏造に手を染めてしまうのではないかという恐怖がある。
著者の言う通り 何も無い という結果に対する見方が変わって欲しいと願う
Posted by ブクログ
私も科学者の端くれなので、といっていいのか正直一般の人の科学や科学者への信頼度、というのはよくわからない。自分はどうかといえば、科学への信頼度は高い。
もちろん当事者だからというのはあるけれども、例えば論文は一定のお作法に乗っ取り書くし、統計をきちんとして、条件整理したうえでの有意差を出して自分の研究結果をまとめていく。⋯とここまで書いて、そう、有意差ってのは操作しうるものなのよねえ⋯だからイカサマか、という言えばそんなことはないんだが、しかし操作できるというのは捏造と紙一重的な部分ではある。
科学の世界に入り込むと最も大事なのは論文を出版していくことだが、実はその過程に様々な欺瞞が入り込む
Posted by ブクログ
装丁に書かれている内容から、世の中で信じられている
「 科学的とされているような事実」が実際は嘘でしたと言う軽い告発系の読み物かと想像していたのだが、 実際には想像以上に硬い内容の話だった。
一言で言えば、今の科学研究は様々な理由により再現性がない、 あるいは効果がない研究成果が溢れており、そのような事態が発生してしまうメカニズムと解決するための方法論を提示しているのが本書だ。
どのようなシステムであっても、必ず問題が起こることは避けられないので、 そのような例が少ないのであれば問題はない。しかし本種によれば、分野によって異なるがかなりの事例が歪められているとのことである。かつて大学院まで
Posted by ブクログ
著者はキングス・カレッジ・ロンドンの講師(出版時34歳)。専門は心理学だが、生命科学や脳科学から心理学や経済学まで、実験科学における研究や論文の不正をメッタ斬る。若いだけに勢いがあって、解説も歯切れよい。
データの捏造や改竄はもってのほかだが、事後のデータの追加やp値ハッキングはインフォーマルにはよく見かける。これがなぜダメか、そのへんもわかりやすく解説されている。その点でも、とくにこれから研究の道に進もうとしている人には、おすすめ。研究室の悪しき慣習や伝統に染まるまえに(途中で大きくコケないためにも!)、一読しておいたほうがよい。
(蛇足。日本版の帯には、大きく「スタンフォード監獄実験はイカ