作品一覧

  • 中国TikTok民俗学 スマホからはじまる珍神探訪

    中国TikTok民俗学 スマホからはじまる珍神探訪

    ビジネス・実用

    4.7
    1巻1,485円 (税込)
    これがSNS時代のフィールドワーク術だ! 中国は宗教大国だった!? 奇っ怪な神々が跋扈する中国各地のディープな信仰世界を、TikTokを駆使した「お手軽フィールドワーク」で活写する前代未聞の民俗学ルポルタージュ。福建在住の異色の民俗学者が描き出す、知られざる中国の素顔に刮目せよ! 驚きの取材写真180点超もフルカラーで一挙収載!
  • 中国の死神

    中国の死神

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻2,860円 (税込)
    中国の死神である「無常」。寿命が尽きようとする者の魂を捉えにくるこの冥界からの使者は、日本では無名だが中国ではよく知られた民間信仰の鬼神である。冥界と密接な関係をもつ廟で盛んに祀られ、その信仰は中国にとどまらず台湾や東南アジア各地にまで広がっている。 「白と黒」のペアで存在することが多い無常は、謎の高帽子をかぶったり長い舌をダラリと垂らしたりと、強烈な視覚イメージで中国人のあいだに根づいている。だがその一方、無常がいつ、どの地域で、どのように誕生して現在に至るのか、なぜ人々は死神を拝むのか、そうした無常信仰に対する客観的な考察はこれまで十分になされてこなかった。 本書は、2年半に及ぶ中国でのフィールドワークに基づきながら、無常の歴史的変遷を緻密にたどり、妖怪から神へと上り詰めたそのプロセスや背景にある民間信仰の原理を明らかにする中国妖怪学の書。貴重な写真をフルカラーで130点以上収録。

ユーザーレビュー

  • 中国TikTok民俗学 スマホからはじまる珍神探訪

    Posted by ブクログ

    かなり面白かった。旅行記としても面白いし、登場する現地の人の行動や言動も面白い&興味深いし、たくさん載せられてる写真も面白いし、中国の民間信仰も面白いし、著者の文章もクスッと笑えて面白いし、読んでてずっと面白くて嬉しかった。
    この本に出てくるような信心深い日々の生活やお祭りには、自分を含め周りの現代日本人には見られない健気さがありなんか羨ましく感じる。
    ニワトリの血を飲んだ著者はその後何事も無かったのか気になりすぎる。

    0
    2026年10月03日
  • 中国の死神

    Posted by ブクログ

    藤乃屋書店のイベントにて購入
    中国映画7.31に白黒のとんがり帽子を被った人が出てきて、あれは何だろうと思っていた所、この本に出会った。内容は、まさに無常研究の最先端だ。

    フィールドワークのコツは参考になるし、現地でのエピソードも面白かった。

    信仰についての研究は難しいというイメージだったけど、無常のように廟に像があったり、昔の冊子に絵が残っていると意外と目に見えるものとして採取可能なんだなあと気付いた。

    0
    2026年09月23日
  • 中国の死神

    Posted by ブクログ

    昔読んだ漫画に無常が出てきて気になっていたのだ。中国のものは何でも数千年歴史があるのかなってつい思ってしまうけど、化合物的に後年出来上がっていくものもあるんだね。
    フィールドワークと文献から起源と正体を探っていくのは楽しい。旅行記パートも怪しくて楽しい。いつまでも楽しい中国でいてほしい

    0
    2026年09月17日
  • 中国TikTok民俗学 スマホからはじまる珍神探訪

    Posted by ブクログ

    なんと民俗学のフィールドワークをTikTokの動画検索により進めて行くと言う。
    中国国内には専用のTikTokが運営されており、そこには中国全土から、都市部から田舎まで老若男女が投稿する様々なお祭りなどを映した動画が存在する。
    中国民俗学を専門とする著者は、文献だけでなくTikTokをも駆使して、論文にも載っていないまだ見ぬ中国のローカルな神様たちの信仰の原点を探してゆく。
    興味のある動画があれば、投稿主にアポを取り現地まで赴く。その道中や現地でのレポートはとても面白い。
    中国のお祭り(正月など)は爆竹を鳴らしまくるというめちゃくちゃ偏ったイメージしかなかったが、どういった理由で爆竹を鳴らすのか(鳴らすようだ)、どうしてあんなに装飾が派手なのか、他にもお供えものにどういう意味があるのかなどなど、もっといろいろ書いてあるのだがそれらの情報全部が新鮮でとても興味深かった。本書で軽く文化に触れることで、なんだか全然知らない中国の人たちがとても身近に感じられた。
    知れば知るほど豊かな国なんだ面白いなと思った。
    どれも面白かったけど、大黒天の話とお盆フェスの話が特に好き。
    本書が面白かったので、著者の他の本も読もうと思う。

    以下目次

    はじめに
    フィールドワークのしおり
    第一章 逆立ち張五郎を探せ!
    第二章 張五郎にチラつく鬼の形相
    第三章 セクシー九尾狐に魅入られて
    第四章 タイの神秘とセクシー九尾狐
    第五章 大黒天の逆輸入
    第六章 お盆フェスの聖と俗
    第七章 闇に惹かれる人々、増殖する無常
    第八章 中原に花咲く無常信仰
    おわりに

    0
    2026年08月25日
  • 中国の死神

    Posted by ブクログ

    中華文化圏の民間信仰にて崇拝される神・無常について解説した書。異形の死神である無常の多種多様な様相を文献調査やフィールドワークを踏まえて紹介すると共に、その起源と変遷の歴史について考察する。
    本書は、著者の博士論文『無常鬼の研究―<精怪>から<神>への軌跡』をベースに書籍化したものである。中国並びに東南アジアの華人文化圏にて信仰される神――無常。死者の魂を冥界へと連れていく「勾魂使者」であるこの神格は、そのおどろおどろしい容貌とは裏腹に今日もなお民間信仰の場では人気を博している。本書はそんな異形の鬼神である無常について紹介すると共に、その起源から今日の姿に至るまでの変遷史を追った書物である。様々な文献やフィールドワークの現場で登場するのは、時代や地域によって種々様々な形態をとる無常、その前身となる(没個性的な)勾魂使者、そして山魈や模壁鬼といった「魂を取る(惑わす)」諸々のバケモノたち。無常探求の果てに著者が見出すのは、アナロジーの重複に基づく鬼神と妖怪の混交、権威を増大させるための神化が為される民間信仰のダイナミズムであった――。
    『中国TikTok民俗学』の著者の前著に当たる本書は、著者の中国民間信仰研究の原点となる無常を扱ったものである。中国の多様な民間信仰の現場を活写する著者の姿勢は既に本書の時点で確立されているといっても過言ではなく、多数の図版や写真で紹介される無常の姿は見ているだけでも面白いものとなっている。各論の合間には著者のフィールドワーク中での出来事を記した紀行も挟まれており、研究書としてだけではなく読み物としても楽しめる一冊。

    0
    2026年08月10日

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