あらすじ
これがSNS時代のフィールドワーク術だ!
中国は宗教大国だった!? 奇っ怪な神々が跋扈する中国各地のディープな信仰世界を、TikTokを駆使した「お手軽フィールドワーク」で活写する前代未聞の民俗学ルポルタージュ。福建在住の異色の民俗学者が描き出す、知られざる中国の素顔に刮目せよ! 驚きの取材写真180点超もフルカラーで一挙収載!
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Posted by ブクログ
面白すぎる。中国はお廟がたくさんあって民間信仰が盛んだ…というくらいは知っていたけど、今も実際に神懸かりするシャーマンなどがいて人々に日常的に慕われているんだ、というのを中々初めて知り、心底驚いたしワクワクした。
遼寧省の道教寺院で、神懸かりしている一般男女がずらりと並んでいたというのはかなり圧巻だった。調べるとこのお寺はトリップドットコムでも紹介されているくらい観光可能な有名なお寺。行ってみたすぎる!
和式大黒天の章などは、民間信仰が現在進行形で作られていく様がよく分かり大変興味深かった。
バスが止まっていても乗合タクシーのおっちゃんに車に詰め込まれるとか、ホテルの前にいたおばあさんの紹介でめっちゃ解説&案内してもらえるとか、フィールドワーク中の細かなエピソードも秀逸。
さまざまな障壁でそんなに思い通りにいかない、でもいろんな人が世話を(おせっかいを)焼いてくれてどんどん物事が進んでいく、中国を探検するあの高揚感を久しぶりに追体験できてとても楽しかった。
「春の死神パン祭り」とか「神懸かるゲップ女とタンバリン男」「李爺さんのスパッツ事件」とか、筆者のネーミングセンスもいちいち面白い。