渡辺保の作品一覧

「渡辺保」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

2020/09/10更新

ユーザーレビュー

  • 勧進帳 ――日本人論の原像
    勧進帳といえば歌舞伎好きの方には「またか」と言われるほどのものと聞いたけれど、だがその昭和以降に根付いてしまった大衆性故に見過ごし、忘れてしまっていた「義経と弁慶」、「弁慶と富樫」という関係を改めて考えなおすことができる良い一冊。もちろん純粋に筋書き、歌舞伎ばかりの側面にかぎらず、弁慶役者といわれた...続きを読む
  • 歌舞伎 型の魅力
    ・渡辺保「歌舞伎 型の魅力」(角川文庫)を 読んでゐる。読み終はつたわけではない。半分ほど読んだところである。それなのに書いてゐるのはなぜか。それは、この先、最後まで読んでも同じことであら うと見当がつくからである。さう、基本的な書き方がどこも同じやなもので、失礼を承知で敢へて言つてしまへば、この書...続きを読む
  • 私の「歌舞伎座」ものがたり
    [ 内容 ]
    歌舞伎座は平成二十二年春、建替えとなって、親しまれたあの建物が東銀座から消える。
    五歳になった昭和十六年から歌舞伎座に通いはじめて、六代目菊五郎、初代吉右衛門はもとより戦後再建された歌舞伎座五十八年間の舞台はことごとく見てきた。
    そんな劇評の第一人者が、魔ものが棲むという劇場でくり広げ...続きを読む
  • 勧進帳 ――日本人論の原像
    歌舞伎評論の第一人者として知られる著者が、「勧進帳」の魅力について論じた本です。

    四代目市川海老蔵(七代目團十郎)が、能の「安宅」をもとに「勧進帳」を構想し、1840年に河原崎座ではじめての上演がなされるにいたるまでの経緯や、明治時代の九代目團十郎の死後、現代にいたるまで「勧進帳」が数多く上演され...続きを読む
  • 東洲斎写楽
    歌舞伎の批評家として知られる著者が、東洲斎写楽の謎にいどんだ本です。

    著者は、従来の写楽研究が、写楽の作品を「絵を見る」という観点からのみおこなわれてきたと批判します。著者によれば、写楽の作品は美術品ではなく、役者の似顔絵と彼の出演した芝居の物語を表現しています。それゆえ、「写楽を読む」すなわち歌...続きを読む

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!