勧進帳 ――日本人論の原像

勧進帳 ――日本人論の原像

660円 (税込)

3pt

4.0

一匹狼弁慶、官僚の典型富樫、落魄の貴公子義経。ホンネとタテマエの葛藤に生きる三人の男達。全十九段の分析を通して、日本人の原像を描いた名作の魅力を探る。

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勧進帳 ――日本人論の原像 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    勧進帳といえば歌舞伎好きの方には「またか」と言われるほどのものと聞いたけれど、だがその昭和以降に根付いてしまった大衆性故に見過ごし、忘れてしまっていた「義経と弁慶」、「弁慶と富樫」という関係を改めて考えなおすことができる良い一冊。もちろん純粋に筋書き、歌舞伎ばかりの側面にかぎらず、弁慶役者といわれた

    0
    2012年08月07日

    Posted by ブクログ

    歌舞伎評論の第一人者として知られる著者が、「勧進帳」の魅力について論じた本です。

    四代目市川海老蔵(七代目團十郎)が、能の「安宅」をもとに「勧進帳」を構想し、1840年に河原崎座ではじめての上演がなされるにいたるまでの経緯や、明治時代の九代目團十郎の死後、現代にいたるまで「勧進帳」が数多く上演され

    0
    2022年08月25日

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