配信予定・最新刊

作品一覧

  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)
    4.0
    1巻737円 (税込)
    生まれも育ちもここ信津(しなづ)町の、健康(たけやす)、昇太、由佳里は、町を支配する信津寺の住職で、悪辣非道な町内会長の権造を殺害することを決意する。酒に酔わせて風呂に沈めて、大成功!のはずだったのに……。なぜか翌朝、ラジオ体操にピンピン元気な権造が。「誰だよ! せっかく殺したクソジジイを勝手に生き返らせたのは!?」殺人犯が蘇生犯を追う、痛快なユーモアメタミステリーの超傑作、爆誕。
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス
    3.9
    1巻814円 (税込)
    自身の身代わりとなった親友・セリヌンティウスを救うため、3日で故郷と首都を往復しなければならないメロス。しかし妹の婚礼前夜、新郎の父が殺された。現場は自分と妹しか開けられない羊小屋。密室殺人である。早く首都へ戻りたいメロスは、急ぎこの事件を解決することに!? その後も道のりに立ちふさがる山賊の死体や、荒れ狂う川の溺死体。そして首都で待ち受ける、衝撃の真実とは? 二度読み必至の傑作ミステリ!
  • 私はチクワに殺されます
    3.8
    1巻693円 (税込)
    チクワの穴を通して人の姿を見ると、その人物の死に様が見える――。巷に溢れるチクワの秘めたる怖ろしい力に気付いたトラック運転手の男は、己だけが知る事実の重さに苛まれ、やがて身を滅ぼしていく。荒唐無稽な設定から始まる奇妙な物語は、複数の視点から語られることで全く異なる側面を見せる。予想不可能な結末が待ち受ける、前代未聞・驚天動地のチクワ・サスペンスここに開幕!
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)
    3.7
    1巻693円 (税込)
    俺は、間違いなく殺された。なのに、ここはどこだ? 気がついたら目の前にはリゾートビーチと西洋館。姿の見えない配達人から毎朝届く不思議な新聞によると、現世で惨殺された6人が、記憶を無くした状態で、この天国屋敷に返り咲いたらしい。俺は誰だ? なぜ、誰に殺された!? 俺たちは真相を知りたい――。館(やかた)ものクローズドサークルに新風を吹き込む「全員もう死んでる」ミステリ。
  • 流血マルチバース
    NEW
    3.5
    1巻814円 (税込)
    いまは廃墟だけが残された無人の島、その名は龍穴島。そこに隠されているという旧日本軍の財宝を探すべく大型クルーザーで島に向かう一団があった。しかし、龍穴島に到着するや否や、操舵室で惨殺死体が発見される。クローズドサークルと化した島で、乗客の一人である菊田耕一は、記憶喪失の妹・紗枝を守るため重大な選択を迫られるが、その選択が彼らの運命を大きく左右することになる。複数の世界線で繰り広げられる物語がやがて収束する、異色のマルチバース×孤島ミステリー!

ユーザーレビュー

  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    言葉のチョイスひとつひとつが面白かったです。セリヌンティウスの弟子とメロスの会話で、弟子がもごもごしてる時に、メロスが「もう、匂わせは、いらぬ!」ってバッサリ言うのが特に面白かったです
    時々、作者の方がひょっこり出てくるのも新鮮でした。
    最後のイマジンティウスのおち、びっくりしました!
    私は叙述トリックに騙されていたのである━━━

    0
    2025年12月21日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

    Posted by ブクログ

    メロスの半分は正義、もう半分はフィジカル。

    まさにこの通りで、悪いことが許せない心優しいメロスと、最終的に筋肉で何でも解決しようとしてしまうメロスのギャップが最高でした。

    古代ギリシアならではのエピソードもユニークで、他では味わえない読書体験ができる一冊です。
    名前の 〜ス というのほ、男性を表す言葉と聞いて、名前も覚えやすくなりました。

    みくのしんさんの「本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む」のあとに、本作を読むとより楽しめると思いました。

    誰にでもオススメできる一冊、みんなで笑いながら読みましょう。

    0
    2025年12月16日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    殺されたはずなのに、記憶を無くした状態で生き返る。
    誰が?何のために??
    特殊設定ミステリーとして面白かった。

    0
    2025年12月06日
  • 私はチクワに殺されます

    Posted by ブクログ

    安部公房+太宰治のような物語と筆致に引き込まれていると、一転、いや二転。救いのない、ただただ悲しいお話でした。

    0
    2025年11月30日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

    Posted by ブクログ

    「走れメロス」のミステリー仕立てオマージュ。

    第一章から引用
    ”メロスにとって力とは、十里の路を走り抜く脚力と、敵対者を屈させる腕力。つまり、フィジカル。フィジカルである。”
    この一文を読んだ時、この本のことを理解した。原作からの引用部分と、そこからのちょっとのズレが絶妙で、読みながら爆笑した。メロスの正義感と、見え隠れする暴力性、行き当たりばったりな部分が存分に誇張されていて、(そんなわけあるか!)とツッコミながらも、(でもメロスだし...)と思ってしまう。

    この作品を読む前に、YouTubeでピース又吉さんが「走れメロス」を語る動画と、原作の「走れメロス」でおさらいした。そのおかげて数

    0
    2025年11月27日

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