作品一覧

  • 私はアセクシュアル――自分らしさを見つけるまでの物語
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明るく親しみやすいイラストによる著者の自伝的グラフィックノベル。コミックが大好きでセックスには興味のないレベッカが、いじめや強迫神経症に苦しみながらも、セックスに執着する文化を乗り越えて、自分のアセクシュアルというアイデンティティを理解し受け入れていく様子を描く。
  • アイドルについて葛藤しながら考えてみた ジェンダー/パーソナリティ/〈推し〉
    3.4
    今日、アイドルは広く普遍的な人気を獲得し、多様なスタイルや可能性をもつジャンルとしても注目されている。しかし、同時に多くの難点を抱え込んでいることも見過ごせない。 暗黙の「恋愛禁止」ルールとその背景にある異性愛主義、「年齢いじり」や一定の年齢での「卒業」という慣習に表れるエイジズム、あからさまに可視化されるルッキズム、SNSを通じて四六時中切り売りされるパーソナリティ……。アイドルというジャンルは、現実にアイドルとして生きる人に抑圧を強いる構造的な問題を抱え続けている。スキャンダルやトラブルが発生して、旧態依然ともいえるアイドル界の「常識」のあり方が浮き彫りになるたび、ファンの間では答えが出ない議論が繰り返されている。 その一方で、自らの表現を模索しながら主体的にステージに立ち、ときに演者同士で連帯して目標を達成しようとするアイドルたちの実践は、人々をエンパワーメントするものでもある。そして、ファンのなかでも、アイドル本人に身勝手な欲望や規範を押し付けることと裏表でもある「推す」(≒消費する)ことに対して、後ろめたさを抱く人が増えている。 本書では、「推している」がゆえにジャンルが抱える問題から目をそらすのではなく、かといって、現に日々活動を続ける一人ひとりのアイドルの存在を無視して「アイドル」そのものを「悪しき文化」として非難するのでもなく、「アイドルを好きでいること」と問題点の批判的な検討との両立を目指す。 乃木坂46やAKB48、ハロー!プロジェクト、二丁目の魁カミングアウトなどの具体的なアイドルの実践を取り上げる批評から、「推す」という行為のもつ功罪を問い直す論考、近年K-POPアイドルシーンで盛んな「女性が憧れる女性像」である「ガールクラッシュ」コンセプトの内実を検討するレビューまで、様々な視点から「葛藤しながらアイドルを語る」ことの可能性を浮き彫りにする。

ユーザーレビュー

  • 私はアセクシュアル――自分らしさを見つけるまでの物語

    Posted by ブクログ

    セクシュアリティの話ではあるのですが、
    副題の「自分らしさを見つけるまでの物語」がとてもしっくりきました。

    規範的な文化にどこか息苦しさを感じている方にお勧めです。

    自分のセクシュアリティとは違うのですが、何故か惹かれる話で、一気に読みました。
    (コミックなので読みやすさもあります)

    2章の
    「メンタルヘルスやセクシュアリティの面で、規範的な文化にハマらない人たちは、みんなこんなふうに感じているのかな?」
    という著者の思いにとても共感したので読めたのだと思います。

    0
    2025年08月09日
  • アイドルについて葛藤しながら考えてみた ジェンダー/パーソナリティ/〈推し〉

    Posted by ブクログ

    アイドルというものを、ジェンダーやセクシュアリティという観点から語る論考集。アイドルを「疑似恋愛」の対象と見るのではなく、パフォーマンス重視で見ている自分としては、アイドルを見る切り口が違って違和感はあったが、どの論者もアイドルへの愛ゆえに葛藤しながら思考しているので、不快感はない。参考になる一書だった。

    0
    2022年12月22日
  • アイドルについて葛藤しながら考えてみた ジェンダー/パーソナリティ/〈推し〉

    Posted by ブクログ

    奇しくもAKB48岡田奈々が熱愛報道を受けて卒業を発表したり「推し疲れ」が話題になったりしているタイミングで読んだ。恋愛禁止という摩訶不思議な慣習から「推す」という行為が本質的に内包する暴力性、アイドルと性的消費など興味深い論考ばかり。ただし、タイトルに「葛藤」とあるようにいずれも何か明快な結論を提示するわけではない。アイドルファンである読者も一緒に考える。個人的にはアイドルを観る・推すということを賭博になぞらえて考察した第9章が目から鱗だった。参考文献の『賭博/偶然の哲学』も読んでみたい。

    0
    2022年11月29日
  • アイドルについて葛藤しながら考えてみた ジェンダー/パーソナリティ/〈推し〉

    Posted by ブクログ

    消費者が刺激に鈍くなり、より刺激なものを求めるほど、つくる側はそれを売る
    世界を変えるのは劇的な力を持ったスターではなく、そのスターを眼差すあなたです

    主体としての買う側の意識が変わらないと世界を変えることは難しいっていうの超納得〜
    何回も読み直してアイドルの良さ良くなさと向き合いながら“推し”ていきたいと思う 良くない面に勝手に押しつぶされない!


    0
    2022年10月05日
  • アイドルについて葛藤しながら考えてみた ジェンダー/パーソナリティ/〈推し〉

    Posted by ブクログ

    推しのアイドルがよく「一緒にアツいライブをつくろう」と言う。

    わたし自身、この言葉に対して「一緒につくる」とはどういうことなのだろう、と疑問に感じていました。ヲタ芸をすればいいのか?ペンライトを振ればいいのか?モッシュ?リフト?コール?何をもって「一緒にライブをつくった」と言えるのかがよく分からないまま、これまでライブを楽しんできました。

    8章では、この疑問に対して一つの解を与えてくれたように感じています。

    観客と演者がいて成り立つエンターテインメントを享受する際には、演者側の「焼き尽くす」覚悟に乗っかるかたちで、観客側にも何かしらの意味でそれを見て燃え尽きるぐらいの「覚悟」が必要とされ

    0
    2026年01月23日

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