若林美佐知の作品一覧
「若林美佐知」の「ドレスデン爆撃1945:空襲の惨禍から都市の再生まで」「ナチ親衛隊(SS) 「政治的エリート」たちの歴史と犯罪」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「若林美佐知」の「ドレスデン爆撃1945:空襲の惨禍から都市の再生まで」「ナチ親衛隊(SS) 「政治的エリート」たちの歴史と犯罪」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書はバスティアン・ハインの著作を原著とする、優れたナチ・ドイツ,シュッツシュタッフェル(親衛隊)及びその武装組織武装親衛隊(ヴァッフェン・シュッツシュタッフェル)の成り立ちと犯した罪と戦後のこれらの扱いについての優れた,今年2024年3月25日中公新書2795,として刊行された日本語のものでは親衛隊や武装親衛隊に関する最新刊の部類の概説書である。
ヒトラー衝撃隊(Stroß truppe Hitler)というのは初めて知った。親衛隊の更に核として最も信用できる、自身の護衛隊としてヒトラーが望んで選りすぐったごく少数の組織だという。いわゆるミュンヘン一揆の失敗後裁かれたこの「ヒトラー衝撃
Posted by ブクログ
1945年2月13日から14日にかけて。
ドイツ東部の街に、爆撃機約800機が向かった。
その夜、3回に分けて行われた襲撃により、古都は壊滅的な被害を受けた。
ドレスデン爆撃。
犠牲者は2万5千人と推定されている。
ドレスデンは歴史ある美しい街で、18世紀の面影を残す建築物が多く並び、文化・芸術の中心地でもあった。
第二次世界大戦終盤、戦況はほぼ決しつつあり、果たしてこの美しい街、軍事的に重要な意味があるわけでもない街を爆撃することに意味があったのか。このあたりは当時から連合国側でも異論もあったようである。
が、いずれにしろ、ことは決まり、爆撃は行われた。
本書は、ドレスデン市立公文書館に
Posted by ブクログ
SSの前身組織からドイツの降伏、さらに戦後の裁判や評価などについて、コンパクトにまとめている。入門書ではあるが、最新の研究動向もしっかりと包括しているようで、読み応えもある。
全体主義、ホロコーストへの関心から関連する本をある程度読んではいるものの、自分のSSへのイメージはかなりステレオタイプだったと思う。
例えば、暴力的な突撃隊に対して、エリート的なSSというのは、この本によると有意な差はない。ヒットラーの親衛隊ということで、ナチズム的な人種主義思想の体現者たちということがポイントかな?ということで、SSへの採用にあたっては、北方系アーリア人的であることが特に重視されたようだ。だが、戦争