自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング
著:後藤 宗明
これからの時代を生き抜くために必要な「リスキリング」
リスキリングとは、新しいことを学び、新しいスキルを身につけ実践し、そして新しい業務や職業に就くことである。
人生100年時代、定年後に平和にゆったり隠居できる時代ではなくなって
...続きを読むきており、50代、60代からでも外部環境の変化に合わせて自分自身で新しいスキルを身につける「リスキリング」を習慣づける必要がある。
本書の構成は以下の6章から成る。
①なぜリスキリングする必要があるのか
②リスキリングする方法
③リスキリングを実践する10のプロセス
④リスキリングと「スキルベース採用」の時代の到来
⑤リスキリングによるキャリアップと人材の流動化
⑥AIやロボットが同僚になる新たな時代に向けて
今役立つスキルが今後、長期的に他者を圧倒し続ける優位性を持ったうスキルであるという保証はまったくない。10年単位でモノによっては役立ち続けたスキルは今は数年、数か月で陳腐化すると言っても過言ではない。
何をすべきか。
読めない時代だからこそ、基本的なスキルを礎として、流行りのもの、見えている役立つスキルを模索すると共に、見えてみない希少性の高いスキルにも転嫁できるように触手を伸ばし続けると共に、出来る限り浅く広く学ぶと共にここぞと言う深みを組み合わせて自分自身の優位性を得る戦略的なリスキリングが必要となる。
何よりも大切なことは、学び続けることを習慣づけること。
目の前ではなく、中長期的な何かのために学ぶことはモチベーションの持ちようも苦労する。その先にある何かを見つけるため。そしてその何かを創り出すことがリスキリングとセットとしてこれから求められるのかもしれない。