あらすじ
60歳以降も働き続けることが当たり前になる中、注目を集めるリスキリング。AIによる自動化、DX人材の不足、70歳までの延長雇用など、激変する労働市場にあって、長く働き続けるには何をどう変えていけばいいのか。実情をふまえた対処法を解説する。
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Posted by ブクログ
著者がとても真摯に言葉を紡ぎ、リスキリングを推し進めたいことが伝わった。人柄が伝わる文章。
全体的に40代半ばの今、読めて良かった。役職定年後に向けて、リスキリング、焦らず取り組んでいきたい。
Posted by ブクログ
冒頭に書かれているけれど、私と同年代の著者が、40代でクビを3回経験、書類選考、面接で100社以上に落とされ、年収も1/3に減少というエピソードはまったく持って身につまされる思い。「リスキリング」と言っても、デジタル分野のスキルを新たに身に着けようということではない。スルッと始まってしまったAI時代への対処や、技術的なスキルのことだけでなく、ソフトソフト面、人間関係や健康のことなども考えていく必要がある。副業で軸足を移す足がかりにするとかも。週末への影響を考えて、金曜日の午後と月曜日の午前に憂鬱な会議を入れないという戦略はイイね。
Posted by ブクログ
これからの仕事やキャリアをどうしようか模索し、何か行動しなきゃと焦っていた時に取った本です。
「学び直し」なんて聞くと「あなたのこれまでのキャリアは忘れて下さい、一からやり直しです。」と、これまでの頑張りを否定されるような、抵抗感がありました。そのため、本著を読む時も少し斜に構えていたのですが、著者は40代に3度の解雇や100社の書類選考•面接に落ちるなど、辛い経験をされたこもあり、氷河期世代に寄り添った印象でした。
どこの業界を学べば良いのか、どう動いていくのかも具体的に書かれていて参考になります。将来に不安を抱えている方、「こんな年で今更どうキャリアチェンジしていくのか…」と途方に暮れている方にとって一読の価値ありだと思います。
Posted by ブクログ
自分では読まないような流行りのリスキリングについての本だが、本屋で爆買いした時に何かが琴線に触れたのか、一緒に買って積んでいた本です。最近の職場環境やら、昨日あった読書会の影響か、この本のことを思い出したので手に取りました。最初は退屈でしたが、どんどんのめり込みました。考えたのは、もう今の職場にいてもこれ以上いい経験は積めないだろうな、ということと、このまま受け身でいては、将来困るだろうな、ということです。最近どこかの記事で、「人は感情が動かなければ行動できない」というのがありまして、まさに今、「感情」が動きました。聞き飽きた言葉ですが、「人生で一番若いのは、今」です。とにかく自分主体でできることを増やすべく、いろんなことを経験してみよう、と決意できました。午後からは行動ですね!
Posted by ブクログ
これからの日本の労働環境や予想を踏まえてどんなリスキリングや生活をすることが良いか参考になる。
全てやるのではなく自分の未来を創造しながら動くことが大事
Posted by ブクログ
漠然と「この先どうなるんだろう」と頭の片隅にありながら読んだ
自分の市場価値=スキルを習得しておかないと、ほんとに「職業あそびにん」になってしまうなぁと不安がより大きくなる一冊。
後半にライフスタイル、健康面に関する部分もあり意外なところでなるほどと思う部分も。
もしかしたら自分もカフェイン過多なのかもしれないと気づきを与えてくれたのは棚ぼただったかも
Posted by ブクログ
中高年の転職再就職が益々厳しい中、定年後も働き続ける為にリスキリングが大事と解いている。最近独学、老い方の本を読んだが、本書は、自己成長の必要性とベースとなる健康、資産にも触れており人生の後半戦の入口での一読をお勧めしたい。
Posted by ブクログ
中高年に向けたリスキリング推奨の一冊。
定年の概念が変わっていく中、中高年の働き方も変化が求められているわけですが、著者自らの経験から、新たなスキルを身に付け新しい業務や職業に就くリスキリングの重要性を解説します。
中高年取り巻く就業環境の変化、求められるスキル、その実践方法など体系的にまとめられています。著者は、究極的なゴールは、定年後も個人事業主(フリーランス)となって働き続けることと述べているように、副業から独立に向けた方向性の構成になっています。金銭的なこともありますが、この人手不足が叫ばれる中で、自らのスキルで役に立てる仕事を続けられることは幸せなことだと思います。こういったことを考えることに早すぎることはありません。しっかり意識していくべきことだと思います。個人的におもしろかったのは、定年後を見据えて、肩書きを名乗らない1か月を経験することで、周囲の変化を直接感じることができる、というのは、地味ですが、効果的な気がしました。
▼定年の概念
・定年1.0
生活の不安なくのんびりと暮らせた時代
・定年2.0
「老後のお金」に関する常識が大きく変化した時代のシニア像
・定年3.0
「お金」「健康」「孤独」の3つの問題をそれぞれが解決していかなければならなくなった
・定年4.0
リスキリングで現在の雇用に頼らない人生とキャリアwp自ら創造する
▼雇われることを前提にするのではなく、自分で自分の仕事を「創る」ことで、労働寿命を延ばす努力をすることが、今後安心して生活していくためには必要
▼人間の仕事として残っていく仕事
①「人間なのに」市場は引き続きエンタメ価値で生き続ける
②「天然もの」の希少価値は上がり続ける
▼定年4.0時代に求められるマインドセットの転換
①「まずやってみる」を心がけよう
②コンフォートゾーンから飛び出そう
③「6割の理解」のままで突き進もう
④何度でも同じプロセスを繰り返そう
⑤いつでも軌道修正しよう
⑥すぐに成果がでなくても焦らない
⑦発展途上の自分に自信を持つ
▼学際的スキルとは、「複雑な問題を解決し、新たな洞察を生み出し、イノベーションを起こすために、2つ以上の異なる分野の知識を統合し、応用する技術のこと」
▼「報酬を払ってもらえる能力」を高める5つの考え方
①仕事を受注するためには、「適切な人脈」の維持が必要
②契約更新のためには、明確な「実績と貢献」が必要
③価格交渉力を持つためには、「差別化された価値」が必要
④大きなリスクを取らず「できること」を最大化する
⑤「フルタイム」⇔「パートタイム」を柔軟に繰り返すことを前提に
<目次>
第1章 定年4.0時代のリスキリング
1.現実味を増す「定年4.0」の世界
2.AIリストラに備えよ!
【リスキリング体験談①】
「夢に向かって」高校教師から次世代金融システムの起業家へ(荒澤文寛さん)
第2章 リスキリングで労働寿命を長くする
1.定年4.0の時代に労働移動を実現する
2.リスキリングにどう取り組むか
3.AI時代に求められる「学際的スキル」
【リスキリング体験談②】
生活保護を乗り越えてシステムエンジニアへ(城間ちあきさん)
第3章 リスキリングを開始・継続するために
1.定年後に向けて40代から始める「5つの投資」
2.「スキルと学び」に投資し、IDスキルの形成を目指す
3.「健康」に投資し、労働寿命を延ばす
4.「お金」に投資し、リスク許容度を上げる
5.「人間関係」に投資し、チャンスを増やす
6.「仕事」に投資し、将来の選択肢と可能性を広げる
7.「リスキリングは何から始めたらよいか?」
Posted by ブクログ
2025年一冊目は、久々リスキリングに関する本にした。
リスキリングに関する第一人者(と自分は思っている)の著作だからか、著者の経験によるものか判定し辛いが、非常に地に足がつき現実的な提案がまとめられていると感じた。 特に中高年という点も考慮し、いきなり転職でなくまずは社内などで挑戦し、場合によっては転職といった二段階で進めるという点が印象的。
また、本文中で勧められている本で、気になったものも見つけた。こちらもこれからの働き方について理解する上で、追って読んでいきたい。