的場知之の作品一覧
「的場知之」の「カタニア先生は、キモい生きものに夢中!」「親切の人類史――ヒトはいかにして利他の心を獲得したか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「的場知之」の「カタニア先生は、キモい生きものに夢中!」「親切の人類史――ヒトはいかにして利他の心を獲得したか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
タイトルにひかれて購入しました。私のような門外漢にもわかりやすく書かれていて面白かったです。ただ1つひっかかった点があります。日本語のタイトルが「まじめに動物の言語を考えてみた」とありますが、現題はAnimal Communicationであり、著者は本書の中でも動物の「言語」を考えることに対する警鐘を鳴らしています。たしかに「動物の言語を考えてみた」のほうがキャッチ―で、私のように手に取る読者は増えるかもしれませんが、著者の意図をくむなら「動物のコミュニケーションを考えてみた」が正しいはず。
他方、中身はとても面白かったです。本書ではオオカミ、イルカ、インコ、ハイラックス、テナガザル、チン
Posted by ブクログ
かなり面白かった。
生物系の論文って、素人でも理解できて面白いものが多いけど、ひとつひとつ漁るのはさすがに骨が折れるからこういった1つのテーマに沿って色々な話を紹介してくれるる学術書の存在はほんとうにありがたい。
・イルカは死を認識できているが、『自らもいずれ死ぬ』という死の叡智には辿り着いていない。すべての動物の中でヒトだけが、死の不可避性を完全に認識できる
・死の叡智は、エピソード的未来予測の波及効果の避けられない帰結であり、ほかの認知能力と分かちがたく結びついている(つまり、「いずれ死ぬ」という懊悩だけ都合よく回避しつつ、他の認知能力を育てることはできない)
・ヒトの道徳的推論(た
Posted by ブクログ
1章から6章までは人間の利他行動に関する理論の要点とその妥当性を検証。ハミルトンの血縁淘汰と包括適応度、ウィン=エドワーズの群淘汰、マルチレベル淘汰とプライスの共分散方程式、アクセルロッド、アレキサンダーなどの互恵性理論など進化生物学の理論を手際よくまとめており、数学の知識が無い自分でも進化理論の進展についてポイントを摑めた気になった。
この部分で特に印象深かったのはプライスの共分散定理。利他行動が優位となる淘汰の働きをたった一行の方程式にしてしまうのだから驚き。畏敬の念さえ覚える。
また筆者はアレキサンダーなどの間接互恵性理論を現代人の利他行動を進化的に説明する概念として有望と評価している。
Posted by ブクログ
人間がいかにして利他的な心を持つようになったのか、歴史の大きな流れとともに考察していく一冊。
気になっていた本だが、少し高めの価格にたじろぎながら、借りられるまで待ったが、借りられる期間である2週間で読み切るのはなかなか難しかった。
読むこと自体はできても、理解するのにかなり苦労させられた。
他人への寛大さは、一対一のものではなく、集団にとって利益になるからであり、また、他人への思いやりは「お返し」「インセンティブ」「活発な知的能力」「論理的思考」の四つからなっているそう。
人間は様々な苦難を乗り越えながら、他人を思いやることが世界をより豊かにしていくことを学んでいった。もちろん、思い