新藤悦子の作品一覧
「新藤悦子」の「アリババの猫がきいている」「イスタンブルで猫さがし」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
馴染みの無い、イスラム教。
子供向けに書かれた本だが
大人が読んでも勉強になるし面白い。
イスラム教徒の五行(ごぎょう)
信仰告白、礼拝、喜捨、断食、
そして5番目の巡礼(できる人がするという条件付きの義務)の実際について
分かりやすく書かれており
イスラム教徒にとってのメッカ巡礼の重要性に触れることができた。
イスラム歴は月の動きに基づいた太陰暦であり、
太陽暦である西暦より毎年11日程前にずれること。
そのため、イスラム歴第9月の断食月は
夏の年もあれば冬の年もあること。
などなど、知らないことばかりで
興味深い内容だった。
Posted by ブクログ
外国で産まれた物の身の上話を通して、その国をのぞいたような気持ちにさせてもらいました。
アフガニスタンは依然、混乱が続いています。古都ヘラートで作られるヘラートグラスの工房も次々閉まっていく中で、作中のグラスは外の世界へと送り出されました。グラス工房の娘さんが、グラスに語りかける言葉が印象的でした。その身を以って、まだヘラートグラスを作っている職人がいるのだと、世界中に伝えておいで、というのです。世界中で苦しむ人にとって、職人が力を尽くして作った美しいヘラートグラスの存在は、希望を届ける存在でもありました。
目の前にある物の向こうに、それを作った人たちの存在を感じ、作られた場所へ関心を持った
Posted by ブクログ
国際理解のもう一歩先に踏み込んだ感じかなぁ。
いつも絵を描いていて「ヘン」といわれる直と、ヘンなガイジン扱いされたくなくて、ペルシア語を話さないイラン人のアリ。
日本でまわりに溶け込んでやっていくのに、イランが好きなことを隠していたり…。
いろんな葛藤があって胸が痛いです。
人を理解しようとする気持ち。本当は、皆持ってる筈なのに、現実ではそうでなく、生きにくさを感じるって、悲しいですね。
直とアリの素直な言葉と真っ直ぐな気持ちがまぶしかったです。
「ヘンダワネのタネの物語」。
タイトルが秀逸!と思いましたが、本の中からいろんな色や鮮やかでキラキラした世界が飛び出してくるようで、ステキでした。