作品一覧

  • アリババの猫がきいている
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界中の民芸品が集まる店〈ひらけごま〉では、店主がねむりについた後、ペルーやイランなど遠い国からやってきた民芸品たちが身の上話をくり広げていた。店にあずけられたペルシャ猫のシャイフも話の輪に加わり、民芸品たちの物語をきき、彼らの願いをかなえたいと思うが……。 人と物との縁を結ぶ子猫シャイフが活躍する、心ふるえるファンタジー!
  • イスタンブルで猫さがし
    3.0
    1巻1,430円 (税込)
    トルコの美しい猫――2色の瞳を持つワン猫に会いたい! という口実で、教室から逃げるようにして、父親の赴任先のイスタンブルにやってきた5年生の 愛。日本人学校の友達と現地の子どもたちといっしょに、ワン猫をさがすことになって・・・。バックグラウンドの違う子どもたちが出会い、悩みをぶつけ、友情を結びながら1匹の猫をさがす中で、それぞれが新しい世界に目が開かれていく様子が鮮やかに描かれた感動の1冊!
  • 小学館世界J文学館 ナスレッディン・ホジャ ~トルコのとんち話101選~
    -
    1巻880円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 トルコの国民的英雄、「とんち」で皇帝を笑わす! ナスレッディン・ホジャは、13世紀のトルコの伝説的な人物。「とんち」が得意で、ゆかいな話、ピンチをきりぬけた話、暴君ティムールを皮肉った話など、1000話を越える物語が伝わっている。トルコの人なら誰でも知っていて、好きなエピソードのいくつかを語れる、まるで「一休さん」のような存在だ。数多くのとんち話の中から、小学校中学年から楽しめる101の物語を選んで新訳! 国松エリカさんの絵も楽しい! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • トルコのゼーラおばあさん、メッカへ行く
    4.3
    作者の新藤さんは、しばしば友人の住むトルコを訪れます。そして、トルコではヤヌック村に行き、ゼーラおばあさんをたずね、庭でお茶をご馳走になりながら、イスラームの人々の暮らしについて、いろいろ教えてもらいます。そのゼーラおばあさんが、サウジアラビアにあるイスラーム教の聖地メッカへ巡礼に行ったというのです。さて、新藤さんは、おばあさんからどんな話を聞くことができたのでしょうか。

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  • ヘンダワネのタネの物語
    4.3
    1巻1,430円 (税込)
    サッカーが得意なクラスの人気者、イラン人のアリと、絵ばかり描いていて、「ヘンな女子」といわれる直。そんな二人がお互いの心の秘密に触れ合い、ぶつかり合い、そして・・・? イランのスイカ、ヘンダワネのタネが結びつけた少年と少女の物語。

ユーザーレビュー

  • トルコのゼーラおばあさん、メッカへ行く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    馴染みの無い、イスラム教。
    子供向けに書かれた本だが
    大人が読んでも勉強になるし面白い。

    イスラム教徒の五行(ごぎょう)
    信仰告白、礼拝、喜捨、断食、
    そして5番目の巡礼(できる人がするという条件付きの義務)の実際について
    分かりやすく書かれており
    イスラム教徒にとってのメッカ巡礼の重要性に触れることができた。

    イスラム歴は月の動きに基づいた太陰暦であり、
    太陽暦である西暦より毎年11日程前にずれること。
    そのため、イスラム歴第9月の断食月は
    夏の年もあれば冬の年もあること。

    などなど、知らないことばかりで
    興味深い内容だった。

    0
    2025年05月06日
  • アリババの猫がきいている

    Posted by ブクログ

    外国で産まれた物の身の上話を通して、その国をのぞいたような気持ちにさせてもらいました。
    アフガニスタンは依然、混乱が続いています。古都ヘラートで作られるヘラートグラスの工房も次々閉まっていく中で、作中のグラスは外の世界へと送り出されました。グラス工房の娘さんが、グラスに語りかける言葉が印象的でした。その身を以って、まだヘラートグラスを作っている職人がいるのだと、世界中に伝えておいで、というのです。世界中で苦しむ人にとって、職人が力を尽くして作った美しいヘラートグラスの存在は、希望を届ける存在でもありました。

    目の前にある物の向こうに、それを作った人たちの存在を感じ、作られた場所へ関心を持った

    0
    2022年03月06日
  • アリババの猫がきいている

    Posted by ブクログ

    現代ニッポンが舞台ですが、アラビアンナイトのよう。
    民芸品店のモノ達が、猫のシャイフに語る物語。その中から、難民の少女の想いなど、今の時代が垣間見える児童書ですね。

    0
    2020年03月13日
  • ヘンダワネのタネの物語

    Posted by ブクログ

    国際理解のもう一歩先に踏み込んだ感じかなぁ。
    いつも絵を描いていて「ヘン」といわれる直と、ヘンなガイジン扱いされたくなくて、ペルシア語を話さないイラン人のアリ。
    日本でまわりに溶け込んでやっていくのに、イランが好きなことを隠していたり…。
    いろんな葛藤があって胸が痛いです。
    人を理解しようとする気持ち。本当は、皆持ってる筈なのに、現実ではそうでなく、生きにくさを感じるって、悲しいですね。
    直とアリの素直な言葉と真っ直ぐな気持ちがまぶしかったです。
    「ヘンダワネのタネの物語」。
    タイトルが秀逸!と思いましたが、本の中からいろんな色や鮮やかでキラキラした世界が飛び出してくるようで、ステキでした。

    0
    2012年11月22日
  • トルコのゼーラおばあさん、メッカへ行く

    Posted by ブクログ

    メッカ巡礼について知ることができる、子ども向けとしては貴重な本。イスラム教については理解が広がってきたが、メッカ巡礼については、たくさんの人が集まって祈るというくらいの知識しかないのではないか。
    傑作集としては2023年の刊行だけれど、たくさんのふしぎに載ったのは2007年。大筋には問題ないが、その間にトルコ社会が変わったところもあるので、大人は把握しておく必要がある。

    0
    2024年07月13日

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