作品一覧

  • 私の名前はルーシー・バートン
    4.1
    1巻1,056円 (税込)
    長期入院中の30代の作家の元へ、ずっと疎遠だった母が見舞いに訪れる。他愛ない会話から繊細な感情が描き出される。解説/江國香織
  • 何があってもおかしくない
    4.3
    1巻2,530円 (税込)
    生まれ育った田舎町を離れて、都会で作家として名をなしたルーシー・バートン。17年ぶりに帰郷することになった彼女と、その周囲の人々を描いた短篇9篇を収録。卓越した短篇集に与えられるストーリー賞を受賞した、ピュリッツァー賞作家ストラウトの最新作!
  • バージェス家の出来事
    4.4
    1巻2,750円 (税込)
    やり手の企業弁護士ジム。ばかにされながらもジムを慕う、温厚な弟ボブ。ニューヨークで暮らす二人のもとに、ある日、故郷のメイン州に残ったボブの双子スーザンから電話がかかってきた。スーザンは一人息子ザックが事件を起こしたと言い、助けを求める。久しぶりに生まれ育った町に帰ることになるジムとボブ。しかしそれをきっかけに、三人きょうだいの固まり切った関係は根底から揺るぎはじめる。/掲出の書影は底本のものです
  • ああ、ウィリアム!
    4.0
    1巻2,970円 (税込)
    作家ルーシー・バートンの前夫ウィリアムは、71歳にして人生の荒波に翻弄されている。彼の亡母ゆかりの土地を訪ねる旅に同行することになったルーシーは、結婚生活を振り返りながら、これまでの人生に思いをめぐらせる。『私の名前はルーシー・バートン』姉妹篇
  • オリーヴ・キタリッジ、ふたたび
    4.3
    1巻2,970円 (税込)
    癖があり頑固だが、ときにやさしく勇敢なオリーヴ・キタリッジ。老境を迎えた彼女の日々と、海岸沿いの町クロズビーの隣人たちの悲喜こもごもをつづった傑作ぞろいの13篇を収録。ピュリッツァー賞を受賞した傑作『オリーヴ・キタリッジの生活』11年ぶりの続篇

ユーザーレビュー

  • オリーヴ・キタリッジ、ふたたび

    Posted by ブクログ

    『オリーヴ・キタリッジの生活』の終盤近く、「セキュリティ」を読んだあと、どうしてもこの親子関係の先を知りたいと、その場でオーダー
    今作で描かれる74歳から86歳までのオリーヴは、前作と変わらない率直な人物でした

    オリーヴが率直な人物であるからこそ浮かび上がってくる彼女の内面
    彼女だけを主人公にしていないからこそさまざまな人々の起きるできごとや去来する思い
    いわゆる「現役」と呼ばれる時期を過ぎても人生は続くし、単純に「老後」とは括れない、それでも人それぞれの中の共感を見せてもらった気がします

    0
    2025年10月16日
  • オリーヴ・キタリッジ、ふたたび

    Posted by ブクログ

    ピューリッツァー賞受賞の1作目より読みやすく、楽しかった。登場人物の数も多くなく、人物の繋がりも理解できて物語へすんなり入っていけた。
    人生のたそがれにあるオリーブ、ジャックと幸せな結婚生活でよかった。少し、ドラマの「最後から二番目の恋」を思い出した。
    孤独が寂しい、と言えるようになったオリーブ。前作では、孤独と向き合うことができず、そのはちゃめちゃぶりにハラハラさせられたが、今作では、ジャックとの生活で安定を手に入れて、優しさを取り戻していた。ヘンリーに対してももっと優しくしてやればよかったと。前作ではヘンリーがすてきだっが、今作ではジャックがむちゃくちゃすてきだった。本人も言ってたが、こん

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    2025年04月28日
  • オリーヴ・キタリッジ、ふたたび

    Posted by ブクログ

    「オリーヴ・キタリッジ、ふたたび」(エリザベス・ストラウト : 小川高義 訳)を読んだ。

    ピュリッツァー賞受賞作「オリーヴ・キタリッジの生活」の続編。

    作者の人々を見つめる優しい眼差しから紡ぎだされる人生の機微を見事に捉えた物語の数々。

    そうなのだ、ひとは老いるのだよ。

    「自分がどんな人間だったのか、手がかりさえもない。正直なところ、何ひとつわからない」(本文より)

    本当に素晴らしい作品。

    ああ、沁みるなあ。

    0
    2025年02月22日
  • オリーヴ・キタリッジ、ふたたび

    Posted by ブクログ

    フランシス・マクドーマンド主演のドラマを見た。
    これがまた期待を上回る出来!U-NEXTにこれだけを見るために入った価値がありました。
    そのせいでオリーヴがマクドーマンドとして脳内再生されたけど、マクドーマンドだから許されます笑 だってマクドーマンドですから!もう一度「ノマド」見ようかなと思ったくらい。

    「光」を読み終わったのは、カフェだった。涙ぐんでいたところにランチが運ばれてきた。
    「救われる」もお弁当食べながらだったから泣きながら食べた。
    読み終わるのが惜しくて噛み締めながら読んだ。

    なんだかんだいろいろある、いろいろあるけど、ここまでやってきたじゃないか、諦念が生きてきた実感に昇華

    0
    2024年08月15日
  • 私の名前はルーシー・バートン

    Posted by ブクログ

    夕日の描写が美しい。
    旧ヤンキースタジアムから見た夕日。
    実家で見た秋の夕日。

    「あれは美しいものだった。この世に私もいるのだ、と思えた。」

    0
    2024年06月16日

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