川口勇貴の作品一覧
「川口勇貴」の「灯火のオテル」「レッドフード」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「川口勇貴」の「灯火のオテル」「レッドフード」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
赤ずきんやシンデレラなど、テーマと物語が面白かっただけに打ち切りが悔やまれる作品。
昔掲載された読み切りでは赤ずきんが主人公だったけど、連載版ではベローが干渉した事で段々と中心人物が移っていった描写が図らずも伏線になっていて良かった。
読む者たちの存在と設定も「ビルドキング」に近しいものを感じたし、シナリオ通りだからこそ結末が決まってる童話との相性が抜群だった。
個人的にシンデレラの作中名称が「灰の魔女」だったから元のシンデレラの和名「灰かぶり姫」から取ったのかなと考えたり、もっと進んでたら白雪姫や浦島太郎も出てたのかなと想像したり。
「ペローのサンドリヨン」「グリムの灰かぶり姫」と来て、いつか綺麗な最終回を迎えた時は「バジーレの灰かぶり猫」をモチーフにした者も出てきたら熱かったかも。
Posted by ブクログ
「灯火のオテル」完結の4巻。
善も悪もなく、ありのままを語り継いでゆく物語となりました。
定められた道を歩むのではなく、道を選択する術を残すための物語。過去を背負い、現在を生き、未来へ進むために。その指標の一つとなるための物語。
苦しみも喜びも悲しみも楽しさも、オテルたちが経験したことの全てを語り継ぎ、新しい世代への道標とする。戦争が終わって世界へと還っていった精霊たちは、姿は見えないけどもあらゆるところに存在していて、オテルたちがいなくなった後もなくなってしまうことはない。
物語を残すのは、いつかいなくなってしまうオテルたちが、再び精霊たちと出会うための約束だと思うと、連綿と続くであろう世界と歴史の行き先に光はあるのだと思います。
その導きとなる明かりを残すための宮廷吟遊詩人という役割。
「灯火のオテル」とはそういうことか。
闇夜の中でも、行き先を照らしてくれる灯。