村上雅郁の作品一覧
「村上雅郁」の「かなたのif」「きみの話を聞かせてくれよ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「村上雅郁」の「かなたのif」「きみの話を聞かせてくれよ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
本当は2ヶ月以上前に読み終わったのに、なかなか感想が書けませんでした。それは、りぼんちゃん(理緒)のように、私もかつてオオカミと一緒に暮らしていたからです。私の場合は母親がオオカミでした。当時の私にも朱理のような友達がいてくれたらどんなによかったかとボロボロ泣きながら読んだので机にティッシュの山ができました。それでもこの物語で朱理が理緒を救おうと奮闘したことで、当時の私も救われたような気がします。物語の終盤では現実の行政や法制度にも触れられているので、単なるフィクションに留まらず、もし身近に理緒のような子がいたらどうしたらいいか?という視点を持つことができるように思います。
この物語は、子どもが通う中学受験塾の国語の教材に使われていたことで知りました。塾から帰った子どもが「虐待を受けてる子とその友達の話が出たんだけど、続きが気になるからこの本を読みたい」と。そんな話が読解の問題で出題されるの?という驚きもありましたが、もしかしたら、身近にこんな子がいるんじゃないかとか虐待について子どもたちに考えて欲しくて出題した可能性もあるのかなと思いました。真相は分からないですけど。
当時の私は母親が激昂すると殴られビンタされ「お前が悪いんだ」「お前の根性を叩き直すためだ」と怒鳴られていました。日常的に嫌味や人格否定もあり「成績優秀で良い子でいなければ認めてもらえない」気持ちと「私はそれ以外に存在価値がない」気持ちで押しつぶされそうでした。理緒の場合は精神的虐待だと思いますが、どんな形であれ、虐待が子どもの人格やその後の人生に影を落とすことはもっと知られて欲しいと思います。