作品一覧

ユーザーレビュー

  • 「ヨーロッパ王室」から見た世界史

    Posted by ブクログ

    内藤博文さんの書は2冊目。
    出来事だけではなく背景や習慣にも触れており、日本人が理解し難い宗教的なものやヨーロッパ特有の考え方も踏まえて書かれている。

    そして何より裏話や教科書には書き難いことも添えるように書いてあり成る程と思う。

    相関図が分かるとあるが、ヨーロッパ王室は幾つもあり複雑に絡み合う。
    それが理解し記憶するには少々メモリー不足(笑)だけど、どこどこ家のどんな絡みの辺りなのか図であると読み進めやすい。

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    2021年12月31日
  • 日本史は、地政学で読み解くと面白い たとえば、大坂はなぜ都として長続きしないのか?

    Posted by ブクログ

     日本における首都の変遷が世界基準(南北)ではなく、東西である等、日本史を地政学から見た本書。

     多少、後付けのような感を抱いたが、全般的に面白く読めた。

     やはり地形的要素は変化のスピードが緩く、それゆえ人の歴史を規定しやすい重要なピースである。

     人ではどうしようもない要素に着目することで、その中で人がどう抗ったか、という改めて個々の人々の魅力を再確認できる。

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    2019年05月13日
  • 「歴史」と「地政学」で読みとく 日本・中国・台湾の知られざる関係史

    Posted by ブクログ

    日中関係はここ暫く安定しているように見え、以前の中国国内にあった日本バッシングに見られる暴動じみた運動は発生していない。かつては両国は日清戦争や日中戦争など海を挟んだ隣国同士繰り返し戦禍を交えてきた。古くは室町時代の朝貢、それ以前にも大陸中国の進んだ政治・文化を学ぼうと、遣隋使、遣唐使が大陸を目指して海を渡り、様々な学びを得てきた。然し乍ら島国日本が中国の一属国に陥る事はなく、寧ろ対等な関係性を長らく維持し続けてきた。互いに学びや交易はあるが、それぞれが独立国家としての距離感を維持し続けてきた。日本には独自の平仮名が生まれたが、漢字を使用する点は中国色を残しているが、それは日本の学びの結果であ

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    2025年04月07日
  • 世界史を動かしたワイン

    Posted by ブクログ

    「ワインは教養」みたいな空気もあって、手に取ったのだが、結構な量のウンチクが盛り込まれていて、ワイン好きとの飲み会の“肴”になりそうだ。
    意外感があったのが、「共産圏のワイン文化を徹底的に破壊したのは、ソ連のゴルバチョフ」のくだり。禁酒政策の影響は周辺にもおよび、ウクライナやブルガリアのワイン産業は大打撃を受けたとか。
    もっとも、日ごろ伝え聞くロシア人の飲みっぷりの凄まじさから考えると、ゴルバチョフの気持ちも分からなくはない。

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    2023年06月01日
  • 世界史で読み解く名画の秘密

    Posted by ブクログ

    絵画を歴史と共に観ると、より面白い!

    ピカソの『ゲルニカ』がたどり着いたアメリカ。
    反戦の絵画を反ファシズムの正当化として用い、第二次世界大戦ではどの国よりも無差別攻撃をしたというのが、随分と皮肉なもの。

    絵画がそういう手段に用いられるのがなんとも残念に思う。

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    2023年04月08日

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