内藤博文のレビュー一覧
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内藤博文さんの書は2冊目。
出来事だけではなく背景や習慣にも触れており、日本人が理解し難い宗教的なものやヨーロッパ特有の考え方も踏まえて書かれている。
そして何より裏話や教科書には書き難いことも添えるように書いてあり成る程と思う。
相関図が分かるとあるが、ヨーロッパ王室は幾つもあり複雑に絡み合う...続きを読むPosted by ブクログ -
「ワインは教養」みたいな空気もあって、手に取ったのだが、結構な量のウンチクが盛り込まれていて、ワイン好きとの飲み会の“肴”になりそうだ。
意外感があったのが、「共産圏のワイン文化を徹底的に破壊したのは、ソ連のゴルバチョフ」のくだり。禁酒政策の影響は周辺にもおよび、ウクライナやブルガリアのワイン産業は...続きを読むPosted by ブクログ -
絵画を歴史と共に観ると、より面白い!
ピカソの『ゲルニカ』がたどり着いたアメリカ。
反戦の絵画を反ファシズムの正当化として用い、第二次世界大戦ではどの国よりも無差別攻撃をしたというのが、随分と皮肉なもの。
絵画がそういう手段に用いられるのがなんとも残念に思う。Posted by ブクログ -
まさに王家史。
西洋の現れては消え、または今も続く王家を主軸に、西洋史を辿っていく。
各王家だけでも歴史の中で多くのドラマがあるので、西洋史を辿る以上はだいぶ端折ることにはなっているが、歴史の中で王家同士がどう関わっていたかがわかる。
人によっては同じ名前が何度も出てきたりで逆にわかりにくいかもしれ...続きを読むPosted by ブクログ