作品一覧

  • 古代ローマ ごくふつうの50人の歴史

    古代ローマ ごくふつうの50人の歴史

    ビジネス・実用

    4.7
    1巻1,980円 (税込)
    2000年前の営みから蘇る古代ローマのリアル 古代ローマの人々は、どのような生活を送っていたのだろうか。本書ではローマが大きく発展した共和政末期から帝政初期に生きていた50人の人々(ときどき神様や伝説上の人物、動物も含む)に焦点を当て、彼らの碑文などの資料から当時の庶民の暮らしをひもといていく。 取り上げる50人は、ほぼ無名の一般人だ。クリーニング屋の店主、居酒屋の女将さん、人気のパン屋、美食家、マンションの管理人、美容師、戦車競走の賞金王、兵士、ジュエリーデザイナー、モザイク職人、大理石取引業者、ガラス職人、配管工、小学校の先生、図書館司書、助産師など。彼らはカエサルやアウグストゥスといった、ローマの統治によって歴史を彩った有名人物ではない。しかしその暮らし・人生を一片一片集めることで、巨大なモザイク画のように古代ローマがリアリティをもってよみがえる。 ★写真多数!カラー口絵16ページつき
  • 薔薇の名前[完全版] 上

    薔薇の名前[完全版]

    小説・文芸

    4.4
    1~2巻3,300~3,520円 (税込)
    これは、中世の老修道士アドソが、見習修道士時代の体験を回顧して綴った手記である。そこに記されていたのは、彼が訪れた、北イタリアの修道院で起きた連続殺人事件の顛末だった。アドソが付き従っていたのは、理知的て論理的で誰もが驚嘆する推理力の持ち主であるイギリス人修道士、バスカヴィルのウィリアム。彼とともにアドソは、修道院の誇る、迷宮構造を持つ謎めいた文書館に足を踏み入れることになる。本書は、初版刊行以来、エーコ自身が加えてきた数々の訂正、削除等をすべて反映したものになっており、巻頭には、そうした修正について、2012年版に作者自身が寄せた付記も収めた。
  • あらゆる創作のためのラテン語ネーミング辞典 ローマの神話から人名、文化まで

    あらゆる創作のためのラテン語ネーミング辞典 ローマの神話から人名、文化まで

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 すべての創作者に捧ぐ! 「ドイツ語」に続く、 かっこいい「ラテン語」が満載の新しいネーミング辞典。 日本のマンガやゲームにはかっこいい「ラテン語」が多数使われているのを知っていますか?「メメントー・モリー」(死を想え)、「カルペ・ディエム」(その日を摘め)、「ドムス・アウレア」(黄金宮殿)、「クロケア・モルス」(サフラン色の死)など……。本書は、大好評の『創作者のためのドイツ語ネーミング辞典』 (2019年刊)に続く、古代ローマで用いられたいにしえの言葉「ラテン語」に特化した新しいネーミング辞典です。 美しい響きの言葉はもちろん、古代ローマの神話や文化にゆかりのある言葉、約2800ワードを「幻想」「言霊」「人間」「人の営み」「人の英知」「空と大地」の6つの章に分け掲載しています。ローマ神話に登場する、たくさんの神々の名前。神々を称える表現。伝説のアイテムや魔術に関する語。古代ローマの人名、剣闘士などの文化。月や太陽を表現するロマンチックな言葉などなど……。眺めているだけで創作意欲を刺激される言葉の数々がぎゅっと詰まっています。 著者はXフォロワー11万人の大人気ラテン語研究者、ラテン語さん。 迷ったら開きたい、ラテン語の宝庫――あなたの探すネーミングのヒントがここにあります。
  • 西洋古典学のアプローチ──大芝芳弘先生退職記念論集

    西洋古典学のアプローチ──大芝芳弘先生退職記念論集

    ビジネス・実用

    -
    1巻5,390円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 すべてのものごとの始まりは小さい。Omnium rerum principia parva sunt. Cicero
  • おそまつなギリシャ神話事件簿

    おそまつなギリシャ神話事件簿

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ゲームや小説などで名前は聞いたことのあるギリシャ神話の神々が、神話内で本当はどういう行いをしたのかを楽しく紹介。 本来は長く、前後関係も複雑なギリシャ神話の内容から、神々が感情むき出しで本能のままに動く人間臭い行いをピックアップし、「おそまつな事件簿」としてとりまとめた1冊。 1話4ページ完結。全45話。

ユーザーレビュー

  • 薔薇の名前[完全版] 下

    Posted by ブクログ

    映画公開時に読んでから数十年の歳月を経て再読。
    全体に散りばめられた言葉の迷宮を彷徨った。
    初めて読んだ時より少し理解が深まったかも。

    0
    2026年10月27日
  • 薔薇の名前[完全版] 下

    Posted by ブクログ

    1327年11月末のイタリア。
    全国きっての蔵書を誇る文書館を持つ修道院を訪れた若きアドソとその師ウィリアムが巻き込まれた殺人事件とその顛末に関する7日間を描いた物語。

    序盤から、殺人事件の鍵は修道院に保管されている秘密の書物にあるというウィリアムの慧眼のもと、その書物を求め迷宮のような文書館を日々探索する。
    その過程でアドソに突然訪れる恋。禁欲が是とされる戒律の中で、その若さゆえに抗えない恋の感情との葛藤。結局のところ溢れ出る恋心。
    史実としても存在している、教皇派と皇帝派を始めとするキリスト教諸宗派の対立。
    中世の実在の書物をめぐる圧倒的な考察。

    これはミステリーなのか、歴史小説なのか、それとも純文学なのか。
    おそらくそんな区別は無粋なのだろう。
    とにかく難しい。とりわけ中世のキリスト教史に明るくないと、なぜ対立が生じているのかなんのために使節がこの修道院にやってきて、会談が行われるのか(途中で使節がこの修道院に集まるのが一つのターニングポイントになる)よくわからない。
    黙示録や中世以前の哲学に関する知識がないと、事件の背景を理解するのも苦労するだろう。

    教養を総動員する必要がある。おそらくそれでもついていけない人が多々いると思う。
    しかし、よくわからない部分が多々あったとしても、猛烈に面白いのだ。不思議なことに。
    必要な知識がおそらく半分くらいしかなかったとしても、この話は面白い。

    ここがウンベルト・エーコという碩学、中世の専門家としてでなく、詩や小説、歴史文学哲学、あらゆる方面に関する知識と抜群のセンスを兼ね備えた知の巨人の本領。
    話の広がる全方向の造詣が深いので、自分がキャッチアップできる領域がたとえ狭くても、その部分を追うだけで十分に面白い。
    また、今回の完全版はエーコの本小説に対する覚書がたくさん記されているが、そこに記されている、物語を構成するにあたっての配慮。
    舞台設定、塔の構成、そして各人物の背景。小説に描かれない細部まで考え抜かれた上での本作。
    物語としての骨子がほぼ完璧なのだ。多少わからない部分が出てきても面白い理由がここにもある。

    この小難しい物語が、出版当初から飛ぶように売れたという話、最初の100ページほど読んだ段階ではさっぱり理解できなかった。
    でも全て読んだ今では納得。

    これ、すごい面白い。たぶん全然理解できてないけど。
    私を含め9割の人がこの感想だと思う。

    なんかすごいもの読まされた。

    0
    2026年10月25日
  • 薔薇の名前[完全版] 下

    Posted by ブクログ

    読んで良かった。とても面白かった。あんまり話すとネタバレになってしまうから、言わないが、本当に面白かった。難しい所も多々あったが、それでも面白かった。

    0
    2026年09月27日
  • 薔薇の名前[完全版] 上

    Posted by ブクログ

    以前の訳で読んだことがあるが、今回新訳が出たので再読。
    やっぱり面白い。今回は物語の筋は分かっているので、歴史的背景を詳しく調べながら読んでいるが、それがまた面白い。中世ヨーロッパの歴史がなぜか好きなのだが、十字軍前後、宗教改革の前の混沌した中世を生き生きと感じられる。
    ウンベルト・エーコーの凄みを感じつつも、楽しい読書時間を過ごせている。さて、下巻へ行くぞ。

    0
    2026年09月22日
  • 薔薇の名前[完全版] 上

    Posted by ブクログ

    複雑な構造の書院をもつ修道院にて、謎の連続殺人がおこる。それを追いながら、様々な宗教談義を行う主人公達。日本で言うと京極夏彦の百鬼夜行シリーズみたいな感じかな、知識が弱くて詳しいことは分からないけど異端にまつわることが謎の根幹にあるのかも。と、思ってたら終盤の書院に居た謎の女とやっちゃって、その後それについての超文学的なレビューで全部吹っ飛んだ。たった一回の行為だったみたいだけど、相当素晴らしかったんだね。
    ↓
    やさしい動きで、彼女の片手が、汗に濡れた私の身体に触れつづけていた。もはや安らぎではなく、炎の絶えたあとに、灰の下に残った火が、最後の輝きを放つかのように、私の奥深くで喜びが走った。いまでも私は、ためらわずに言うであろう。あれに似た喜びを味わうことが(私は夢のなかにいるかのようにつぶやいていた)、たとえ稀にでも(じじつ私にとっては、あのときが、唯一の経験であったが)、たとえ束の間であっても、また一瞬のうちに過ぎ去ってしまっても、この世で許された人間がいるとすれば、それは仕合わせな者であると。あのときには、あたかもおのれが存在しないかのように、少しもおのれ自身を感じることなく、存在そのものが稀薄になって、ほとんど無に帰してしまっていた。もしも死すべき身でありながら(私は自分に言いきかせていた)、東の間なりとも、私がいま味わったようなものを味わうことのできる者がいれば、この不正にみちた世界をただちに険しい目で見つめるであろう。
    このおぞましい日常の生活に心を乱されて、死の肉体の重みを、感じてしまうであろう…・・・・そのように、私も教えられてきたのでは、なかったか?あの至福のなかで、私の全精神を忘却へと誘ったものは、たしかに(いまにして思い当たるのだが)永遠の太陽の発する輝きであった。そして、あれによって生み出された喜びが、人間の心を開き、押し広げ、人間を大きな存在へと変える。人間がおのれのうちに抱えた帳を、大きく開ければ、もはや容易には閉ざせない。それは、愛の剣によって切りつけられ、開かれた、傷だから。それ以上に甘く、かつ恐ろしいものは、この地上にはないであろう。
    それにしても、太陽のもつ力はかくも強いものであるから、太陽はその光線によって傷を貫き、傷口を押し広げて、人間の心は開かれて眠れあがり、人間の脈という脈は切り開かれ、人間の力ではもはや思うままにおのれを動かすこともできなくなり、ただ欲望によってのみ動かされ、いま触れつつあるものによって精神は奈落の底へ燃えつきながら沈みこみ、いままでに生きてきた、そしていまも生きつつある、この現実によって、おのれの欲望もおのれの真実も覆いつくされてゆくのを見るであろう。そしてついに、おのれの喪失のうちで、呆然としているおのれ自身に、立ち会うのだ。
    このような、筆舌には尽くしがたい、内奥の喜びに浸りながら、私はまどろんでいた。

    0
    2026年07月30日

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