本を読んだら140字で纏める。書く事を習慣化させるには頭が休んでいる時間(通勤、風呂)を活用。なぜと問いただすと考えが洗練される。
オススメの本、映画、場所の魅力を纏める。
書く事を習慣化させる。
「文章が書ける人は、文才がある選ばれし人」 「だから、凡人のわたしたちが文章を書くのは恥ずかしい」では無い。自らの才能を問う人は、〝諦めの材料〟を探しているだけだ。もっと言えば夢をあきらめる〝言い訳〟を探しているだけだ」
『嫌われる勇気』など数多くのベストセラーを手がけたライターの古賀史健さんの著書『 20 歳の自分に受けさせたい文章講義』のなかの一文。文章にかぎらず、「才能がないからできない」と嘆いているあいだはなにもできない ということ。大事なのは、才能の有無にとらわれず、とにかく書きつづけることです。
「自分はアホだ!」と思うこと。 アホだから、話を聞いているだけじゃ頭に入ってこない。 アホだから、紙に書いておかないと忘れてしまう。 アホだから、自分のことを全然信じていない。
文章を書くことに慣れようとするとき、「誰にも見せない前提で書く」というのはとても大切。なぜなら「誰かに見せる文章」と「誰にも見せない文章」は、 本音度合いがまったく違うから。
だから「普段しゃべっているとおりの言葉で書く」だけで、自分らしい言葉を紡ぐことができる。
手書きをすると達成率が 42%上がる。
紙の手帳には「やりたいことリスト」 や「一言日記」 などを書いている。
そうならないためにも、毎日の生活のなかに 無理なく「書く」ことを組み込む のがポイント。
「秒で書ける状態」にしておくこと。
ルールは簡単。日常生活のなかで、「今、気持ちが動いたな」 と感じたら、その出来事と思いをメモするだけ。
「部長に怒られた ムカつく」 「映画を観た 悲しかった」 など、簡単なものでOK。
よく、プレゼンや講演などで突然指名されても、悩まずにサラッと自分の考えを答えられる人がいますが、そういう人は普段から自分の思いを言語化するのに慣れている人です。 まずは、恐れることなく「本音を言葉にする」 ことを習慣にしてみましょう。
わたしはことあるごとに目標や計画を立てて、自分を鼓舞するのが好きです。 「毎日1時間の筋トレをする」「毎朝7時に起きる」「ブログを1ヶ月間、毎日更新する」など。
習慣を長続きさせる魔法の言葉は、 「5分だけやろう」です。
人はやる気があるから行動するのではありません。行動するからやる気が出る んです。 最初の一歩さえ踏み出せれば、勢いでタタタッと 10 歩ぐらい歩いちゃうものなんです。
個人的にはこれが一番オススメしたい習慣化のコツ! 毎日忙しい人でも、意外と 頭が休んでいる時間 はあります。 その「なにかやってるけど頭は休んでいる時間」に「書く」を組み込むのです。 とくに、「時間を一切無駄にしたくない」という効率重視の人にはぴったりのやりかただと思います。
・電車で移動している時間 ・ランチを食べている時間 ・駅から家まで歩いている時間 ・テレビを観ている時間 ・湯船に浸かっている時間 他にも、人によってはいろんな「思考停止時間」 があると思います。
① 登壇者が強調して話したことを拾う ② 箇条書きなどを活用してシンプルにする ③ 雑談だと判断したら潔くカットする
Twitterで「書く」ことを習慣にする2つ目の方法は、「感想ツイート」です。 本や漫画を読んだり、映画やアニメを観たりしたあとは、 感想を140字にまとめてツイート してみましょう。
本のポイントを箇条書きでまとめること。
140字いっぱいに感想をまとめること。
「なぜ?」と問いただすこと。
「楽しかった」「大変だった」など、一言で済ませられるようなことも、「どうしてそう思ったんだろう?」と掘り下げることが思考を深める練習になります。
無理やり学びに結びつけること。
「なぜ?」の観点で日常を掘り下げることで、自分でも気づいていなかった発見にたどり着けるので、学びがなさそうなところから無理やり学びを 捻り出せるようになってくるのです。
ビジネスモデルのひとつに「リーンスタートアップ」 という手法があります。 新しいビジネスをつくるとき、初期コストをかけずに最低限の機能を持った試作品を短期間でつくり、お客さんの反応を見ながら、製品・サービスに改善を加え、事業の急成長を促す方法のことです。
「いかに日常をネタとして書けるかどうか」です。
「好きなものについて書く」こと。
わたしはこの「インプット」と「アウトプット」のバランス がすごく大事だと思っているからです。
忘れないうちに 言語化して残しておく こと。
ビジネス書からは 論理構造 が、小説からは 多彩な表現 を学ぶことができます。
「売る前提」で本を読まないこと。
精神科医である樺沢紫苑さんのベストセラー『学びを結果に変えるアウトプット大全』によると、アウトプットとインプットのバランスは「7:3」が最適 なのだそう。 つまりアウトプットまでが読書。
・なぜその部分が心に刺さったのか? ・今の自分とどう重なったのか? ・これを受けて、今後どうするか?
「最近あった面白かったこと」 「人生のなかで一番感動したこと」 「好きな漫画」 「尊敬する人」 「休日の過ごしかた」
なにもない日は「なにもない」ことをネタにする
出来事としてはなにもなかったかもしれないけど、ぼーっとしながらでも「考えたこと」 や「感じたこと」 があるはず。 なにもしなかった日でも、「思い」を言葉にしていくことはできるのです。
「簡単な言葉を使う」とは「思考する」こと。
すべての文章を「知るかボケ」前提 で書くこと。
「相手は自分が思っている以上になにも知らない」 という前提を忘れないこと。
具体的には、次の点を注意しています。 ・専門用語は使わない(とくに横文字) ・固有名詞には必ず説明を入れる
「誰でも書けそう」な文章に足りないもの。 それは「書き手の本音」 です。要するに、 「で、あなたはどう思うの?」です。
「このカップラーメンは緑黄色野菜の香りが若干キツいので、野菜嫌いの自分としてはお世辞にも〝食べやすい〟とは思えなかった。でもカロリーも低く罪悪感もないので、夜食用にストックしてみた」 のほうが説得力があると思うんです。 なぜなら、それがかぎりなくその人の本音だから。
読んでもらえるタイトル付けのポイントは、「より具体的にしてみる」 こと。 そのうえでわたしが意識しているのは、 「パワーワード」と「主観」を入れることです。
たとえば「花火大会に行きました」というタイトルより、「花火を観るたびに思い出す、僕のヘンな元カノの話」 のほうが読みたくなりませんか。
一方で、「世界は思い込みでできているのかもしれない。~◯◯を読んで~」と、主観を最初に持ってきたうえで本に言及するとどうでしょう?
「誰でも作れるのにめちゃくちゃおいしいカレーの作りかた」 「寝る前に襲いかかって来るネガティブ思考から抜け出す方法」 こんなふうに、 自分の主観を入れて 具体的にすることで、グッと惹きつける力が強くなります。
人がなにかをシェアしたくなる欲求を紐解いてみると、「自分もそうだった、わかる」という「共感」 と、「これは勉強になるなぁ」という「学び」 の存在が重要だとわかります。
① ベースとなる出来事について書く ② その出来事を受けた自分の「学び」「変化」を書く ③ 語りかけてみる(「~と思いませんか?」「~と感じますよね?」) ④ 主語を「わたしたち」に変えてみる ⑤ 最後に「あなたはどう思う?」と議論の余地を与えてみる
このとき、「有益」かどうかは自分で判断することではなく、 受け取り手が決める ことなのだと実感しました。
このように、「過去のなにも知らない自分」に向けた文章は、具体的なエピソードや溢れんばかりの後悔、そして失敗を未然に防ぐためのノウハウが詰まった、「親切な文章」 になり、価値を持つのです。
「日本人は自分の意見を持っていない」なんてよく言われますが、これにはちょっと語弊があるのではと思っています。 正しくは、「公の場では自分の意見を持っていないように見える」だけ。
最後の章では「書く」がなにをもたらしてくれるのか、そしてわたし自身がこれまでどのように「書く」に 救われてきた のかを、あらためて振り返っていきます。
生きているなかで、「なんだかよくわからないけどモヤモヤする」ということがあると思います。
書く」ことは あなたのモヤモヤに一緒に寄り添ってくれます。
その日の出来事や自分が感じたことを毎日のように言語化していると、自分の思考パターンや、「自分」という人間 が見えてきます。
そのためには、言われて嬉しかったこと、心が動いたこと、触れて素敵だったものを、忘れないようにメモしておかなくちゃいけません。