赤松明彦の作品一覧
「赤松明彦」の「インド哲学10講」「古代インドの神秘思想-初期ウパニシャッドの世界-」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「赤松明彦」の「インド哲学10講」「古代インドの神秘思想-初期ウパニシャッドの世界-」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
この本は古代インド思想の奥義とも言えるウパニシャッド哲学について説かれた作品です。
そしてこの本の序盤では古代インド思想とショーペンハウアーのつながりについても説かれます。
これまで当ブログでもショーペンハウアーについて見てきましたが、彼と古代インドのつながりやそれがヨーロッパ社会に与えた影響も詳しく知れたのはとても興味深かったです。
そしてこの本のメインテーマ、ウパニシャッドについてですが、やはり手強い相手です。古代インド思想という、私たちがなかなか接することがない何とも謎な存在ですが、この本では難解な哲学としてというより、神秘思想とのつながりを中心に解説されていきます。
Posted by ブクログ
これは面白い。これまでインド哲学=仏教思想程度の認識しかなかったが、実のところその実態はもっと広大なもので、仏教は寧ろ異端の扱いであることがわかった。
この世界や様々な物体は何からどうやってできたのか(生成と存在)、人の運命は何によって決まるのか(因果と業)、が本書で扱われている主なテーマだが、これだけでも古代インド人の思考スケールの大きさに驚く。
運命に関することは現代でも答えがないが、世界の成り立ちや物質世界の構造は2000年の時を経て科学があらかた解明してしまった。それらを知っている我々から見るとブラフマンによる創世とか前世の業など『たわごと』の類にしか見えないが、当時としては最新の科学
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
前二世紀から五十年余り、楼蘭王国は歴史上にその姿を現した。
だが、四千年前のものとされるミイラ「楼蘭の美女」が発見されたように、ロプ・ノール周辺には太古から独自の文化が花開いていた。
前七七年に名を改めた後も、「オアシスの道」に点在する諸都市を支配下に置き、繁栄を誇った。
辺境の地を舞台に展開した東西文明の交流はどれほど活発なものだったのか。
楼蘭の歴史をたどると、人類の壮大な営みが見えてくる。
[ 目次 ]
第1章 史記の中の楼蘭
第2章 消された楼蘭王国
第3章 ロプ・ノールをめぐって
第4章 スタインの登場
第5章 ミイラが語る楼蘭前史
第6章 ガンダーラ語の文書を読む