作品一覧

  • 古代インドの神秘思想-初期ウパニシャッドの世界-
    5.0
    1巻1,210円 (税込)
    大宇宙と小宇宙の対応の思想は、最高実在ブラフマンと個体の本質アートマンの一致の自覚へと深化される。生の根源を洞察する古代インドの叡知、神秘思想の本質を、初期ウパニシャッドをもとに解明した最良のインド思想入門。
  • 楼蘭王国 ロプ・ノール湖畔の四千年
    5.0
    1巻990円 (税込)
    前二世紀から五十年余り、楼蘭王国は歴史上にその姿を現した。だが、四千年前のものとされるミイラ「楼蘭の美女」が発見されたように、ロプ・ノール周辺には太古から独自の文化が花開いていた。前七七年に鄯善と名を改めた後も、「オアシスの道」に点在する諸都市を支配下に置き、繁栄を誇った。辺境の地を舞台に展開した東西文明の交流はどれほど活発なものだったのか。楼蘭の歴史をたどると、人類の壮大な営みが見えてくる。
  • インド哲学10講
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    二千年以上にわたり重ねられてきたインドの思想的営みから,私たちは何を学ぶことができるのか.世界のなりたち,存在と認識,物質と精神,業と因果,そして言葉それ自体についての深い思索の軌跡を,具体的なテキスト読解をふまえながら学ぶ.難解と思われがちなインド哲学のおもしろさと広がりをとらえる,刺激的な入門書.

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  • ヒンドゥー教10講
    3.0
    古代のバラモン教,さらには四千年前のインダス文明にまで遡るとされるインドの宗教思想はきわめて複雑だが,その教えは密教儀礼や帰依観念など,日本の宗教にも通ずる面をもつ.本質論に陥らず,歴史的・地域的・社会的な重層性に注意しながら,丁寧なテキスト読解によってヒンドゥー教の思考と実践をとらえる,体系的入門書.

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ユーザーレビュー

  • 古代インドの神秘思想-初期ウパニシャッドの世界-

    Posted by ブクログ

    この本は古代インド思想の奥義とも言えるウパニシャッド哲学について説かれた作品です。

    そしてこの本の序盤では古代インド思想とショーペンハウアーのつながりについても説かれます。

    これまで当ブログでもショーペンハウアーについて見てきましたが、彼と古代インドのつながりやそれがヨーロッパ社会に与えた影響も詳しく知れたのはとても興味深かったです。

    そしてこの本のメインテーマ、ウパニシャッドについてですが、やはり手強い相手です。古代インド思想という、私たちがなかなか接することがない何とも謎な存在ですが、この本では難解な哲学としてというより、神秘思想とのつながりを中心に解説されていきます。

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    2024年08月22日
  • インド哲学10講

    Posted by ブクログ

    これは面白い。これまでインド哲学=仏教思想程度の認識しかなかったが、実のところその実態はもっと広大なもので、仏教は寧ろ異端の扱いであることがわかった。
    この世界や様々な物体は何からどうやってできたのか(生成と存在)、人の運命は何によって決まるのか(因果と業)、が本書で扱われている主なテーマだが、これだけでも古代インド人の思考スケールの大きさに驚く。
    運命に関することは現代でも答えがないが、世界の成り立ちや物質世界の構造は2000年の時を経て科学があらかた解明してしまった。それらを知っている我々から見るとブラフマンによる創世とか前世の業など『たわごと』の類にしか見えないが、当時としては最新の科学

    0
    2022年07月31日
  • 楼蘭王国 ロプ・ノール湖畔の四千年

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    前二世紀から五十年余り、楼蘭王国は歴史上にその姿を現した。
    だが、四千年前のものとされるミイラ「楼蘭の美女」が発見されたように、ロプ・ノール周辺には太古から独自の文化が花開いていた。
    前七七年に名を改めた後も、「オアシスの道」に点在する諸都市を支配下に置き、繁栄を誇った。
    辺境の地を舞台に展開した東西文明の交流はどれほど活発なものだったのか。
    楼蘭の歴史をたどると、人類の壮大な営みが見えてくる。

    [ 目次 ]
    第1章 史記の中の楼蘭
    第2章 消された楼蘭王国
    第3章 ロプ・ノールをめぐって
    第4章 スタインの登場
    第5章 ミイラが語る楼蘭前史
    第6章 ガンダーラ語の文書を読む

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    2011年04月06日
  • インド哲学10講

    Posted by ブクログ

    インド哲学の講義を大学時代履修していたが、あまり分からなかったことを思い出しつつ読んだ。決して難解に書かれてはいないのだが、やはり基礎的な世界観を把握するのに時間がかかり、本を読み通すのもダラダラしてしまったが、後半やっと、インド哲学で議論になっていることが見えてきたような気がする。果たして入門書に相応しいのかというと分からないが、これ以上に平易にすると却って不適当になるのだろう。

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    2025年03月27日
  • インド哲学10講

    Posted by ブクログ

     同じ哲学でも、ギリシア哲学とインド哲学では、後者の方が圧倒的に触れる世界が少ない。本書では、インド哲学の主要な考えを10の講義に分けている。1つ1つの講義は短いページで終わるので、コツコツ読み進めることができた。

    0
    2020年05月25日

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