ウェルズ恵子の作品一覧
「ウェルズ恵子」の「おとぎ話はなぜ残酷でハッピーエンドなのか」「魂をゆさぶる歌に出会う アメリカ黒人文化のルーツへ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ウェルズ恵子」の「おとぎ話はなぜ残酷でハッピーエンドなのか」「魂をゆさぶる歌に出会う アメリカ黒人文化のルーツへ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
おとぎ話は、伝わっていく中で、様々な歴史的背景や社会的背景を含んでいて、その背景を汲み取るだけで、そのおとぎ話の持つ意味というのが変わっていくるという体験は、まるでミステリーを紐解いているみたいで、中々ない体験だった。
本書では、おとぎ話と近年のアニメなどの作品(鬼滅の刃やヴァイオレットエヴァーガーデン)の類似点などを比較しつつ、おとぎ話と現代で同一のテーマを書き出していることなどが解説されており、大変読みやすかった。
声や腕がなくなることにも主人公の持つ課題を明確化する意味があることや、そもそも主人公も悪女も全員女性であり、本当の黒幕は男性である可能性があるなどの話も、面白く読めた。
Posted by ブクログ
ウェルズ恵子
津田塾大学学芸学部英文学科卒、同大学院文学研究科博士課程前期課程修了、神戸大学大学院後期課程中退。 1987年愛媛大学教養部専任講師、1992年立命館大学文学部助教授、2003年教授。 2009年『黒人霊歌は生きている 歌詞で読むアメリカ』で立命館大学博士(学術)。
「実は、黒人の英語では“ bad”が“ good”の意味になることがあるのです。黒人英語の辞書を引くと、“ bad”は「好ましい、ひじょうに素晴らしい」を意味する形容詞とあります。そして「白人の価値観の単純な逆転、いちばんいい、よいの意味」ともあります。なぜ、わざわざ反対の意味で使うのでしょうか。「悪い」が「よい」
Posted by ブクログ
ゴスペルソング、ブルーズ、ヒップホップ等々、アメリカ黒人文化のルーツをさかのぼり、彼らの歌や物語を読み解いていく内容。著者の最新書「アメリカを歌で知る」を読み終えた後、ルーツ音楽をもっと知りたくなって手に取りました。
マイケルジャクソンの歌を例にあげての黒人文化の背景に関すること、動物民話に込められた思い、トウモロコシの皮むき歌・ハンマーソングの成り立ち等、ジュニア新書という凝縮された紙幅なのに、とても中身が濃くいろいろと知ることができました。巻末で紹介されている「読んでみよう!」をはじめ、これまでに知らなかった音楽との出会いもあり、とても得した気持ちにもなりました。
その国の文化を知る上