ウェルズ恵子のレビュー一覧

  • 魂をゆさぶる歌に出会う アメリカ黒人文化のルーツへ
    アメリカ黒人音楽を俯瞰する。内容は軽いが、黒人文化の持つ精神性、良い悪いで悪いが良いという前提条件がきちんとわかったことだけでも十分な書籍。
  • 魂をゆさぶる歌に出会う アメリカ黒人文化のルーツへ
    ゴスペルソング、ブルーズ、ヒップホップ等々、アメリカ黒人文化のルーツをさかのぼり、彼らの歌や物語を読み解いていく内容。著者の最新書「アメリカを歌で知る」を読み終えた後、ルーツ音楽をもっと知りたくなって手に取りました。

    マイケルジャクソンの歌を例にあげての黒人文化の背景に関すること、動物民話に込めら...続きを読む
  • 魂をゆさぶる歌に出会う アメリカ黒人文化のルーツへ
    現代のアメリカのポップカルチャーを牽引するのは、アフリカから奴隷として連れてこられた黒人たちが虐げられながらも手放さなかった独自の文化に由来するものばかり。アフリカン・アメリカンが作りだした歌や物語の裏にある生き延びるための思考法を学ぶジュニア新書。


    先に後藤護の『黒人音楽史』を読みはじめたのだ...続きを読む
  • 魂をゆさぶる歌に出会う アメリカ黒人文化のルーツへ
    奴隷解放で黒人は幸せになったと単純に考えていたが、その理解が粉砕された。アフリカ系のオバマが大統領になったということがいかに偉大であるかということを改めて感じた。差別が解消されるというのは長い時間、想像以上に長い時間がかかるということを、改めて実感した。
  • 魂をゆさぶる歌に出会う アメリカ黒人文化のルーツへ
    アメリカ黒人がつくりだした文化、特にこの本では歌を中心に、奴隷制時代までさかのぼってコンパクトにまとめている良書です。
    奴隷制時代、歌は、仕事や遊びを通して伝承されるもので日常のつらさを笑いやハッピーエンドに変換するものであり、そのあとに生まれるゴスペル、ブルースなどの音楽と比較しています。
  • 魂をゆさぶる歌に出会う アメリカ黒人文化のルーツへ
    「スタンド・バイ・ミー」
    試練のただ中でそばにいてほしい
    精一杯のことをしながら 友人に誤解されても
    私のすべてを知るあなたに そばにいてほしい
    イエスよ 谷間の百合よ そばにいてほしい

    ブルーズ
    ロバート・ジョンソン ストレートに心情をうたう
    ペルソナに同化する
  • 魂をゆさぶる歌に出会う アメリカ黒人文化のルーツへ
    アメリカ黒人音楽の歴史の本かと思って読み始め、まずマイケル・ジャクソンが出てきたので、「そりゃ、ジュニア新書だもん、中高生でも知ってる超有名人から始めるよな」なんて安心しながら読んだのだが。
    結果から言うと、私が好きだったアレサ・フランクリンとか、ディオンヌ・ワーウィックとか、アル・グリーンとかまで...続きを読む
  • 魂をゆさぶる歌に出会う アメリカ黒人文化のルーツへ
    中高生向けの本のため、内容の掘り下げは物足りないがとても読みやすくてザッと理解できる。
    掘り下げは他の書籍や方法で。

    奴隷制度の辛い歴史があり、そしてまだ差別も横行していることを考えると、
    そこから生まれた素晴らしい音楽や文化を享受させてもらってる立場としては複雑な気持ちになったりもしますが、
    ...続きを読む