作品一覧

  • 進化生物学者、身近な生きものの起源をたどる
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    身近な生きもの、なじみ深い生きものを取り上げ、それらがどのように進化してきたか、最新研究を踏まえながら紐解いていきます。第1章は「イヌ――もっとも身近な伴侶動物の起源」「ネコ――イエネコ進化史」「ウマ・ロバ――文明に大きな影響を与えた家畜の起源」「スズメ――鳥類最大グループの多様性」といった【身近な動物たちの起源】のお話。第2章【植物とそれに依存する生き物たち】と第3章【大繁栄する昆虫たち】では、植物や菌類、昆虫の進化や起源を紹介します。そして、第4章【進化する進化生物学】では、進化生物学に関する興味深いさまざまな話題を語ります。著者は、日本科学読物賞や日本進化学会賞・木村資生記念学術賞なの受賞歴がある、進化生物学者の長谷川政美先生。近著に『進化38億年の偶然と必然』(国書刊行会)や『ウイルスとは何か』(中公新書)などがあります。生き物の家系図である「系統樹」をはじめ、図や写真をふんだんに掲載。進化にまつわる信頼できる最新情報満載の一冊です。
  • ウイルスとは何か 生物か無生物か、進化から捉える本当の姿
    4.0
    1巻990円 (税込)
    「ウイルス」という言葉を知らない人はいないだろう。ただし、その定義は曖昧である。目に見えない極小の存在で、ほかの生物の細胞内でしか増殖できないために、通常は生命体とはみなされない。だが、独自のゲノムを有し、突然変異を繰り返す中で、より環境に適した複製子を生成するメカニズムは、生物の進化と瓜二つだ。恐ろしい病原体か、あらゆる生命の源か――。最先端の進化生物学の知見から、その正体に迫る。
  • 系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史
    4.8
    1巻2,420円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この十数年で急速に明らかになってきている、生命がたどってきた進化の歴史。地球上にいるあらゆる生物は、ひとつの共通祖先から進化して、300万種以上に分かれたと考えられています。ヒトにいちばん近いチンパンジーはもちろん、カエル、クラゲ、キノコ、そして高い山に人知れず咲くシャクナゲも、ヒトとの共通祖先から分かれてそれぞれ進化してきたのです。本書は、系統樹を用いてヒトの祖先を15億年さかのぼり、進化や種分化の歴史、生物の多様性などを“体験”する科学ビジュアル読み物です。
  • 進化38億年の偶然と必然
    3.0
    1巻3,344円 (税込)
    強いものが勝つとは限らない。運も重要である―― 世界的な分子系統学者が着目する「進化」の最重要トピックス。 文系と理系の枠を超えて「進化」を読み解く! 今世紀に入って、科学分野は比べものにならないほどの精度と分析能力で発展してきた。日進月歩に新知見が登場し、それらを結びつけた、深く広い「進化の歴史」が語られようとしている。それが本書である。 アリストテレスの「生命の階段」からはじまり、ダーウィンの『種の起源』が革命を起こした、進化にまつわる仮説の数々。 分子系統学の登場で新たな時代を迎えた“進化学の現在”までを、探求の道をともに歩んだ研究者たちとのエピソードを交え、生物学的な空間、大陸移動など地球科学的な時間軸の絡みあいのなかにつむぐ、38億年の壮大な「進化」のストーリー! カラー口絵添。 ◎漂流する大陸と生物の進化 ◎進化発生生物学「エボデボ」 ◎エピジェネティックス ほか

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  • ご先祖さまは弱かった!激ヨワ人類史
    -
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「弱さ」は、「強さ」だ!! 弱くても、しぶとく生き残った 人類のピンチと進化の歴史をたどる1冊。 人類がまだ細胞の時代から、魚類、 両生類、哺乳類、霊長類… そして人間になるまで。 大人も知らない 人類の進化、約46億年の流れがこの一冊でわかります! 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ご先祖様は弱かった! ◎恐竜に卵食べられすぎて お腹で赤ちゃんを育てる体に進化した ご先祖様「ジュラマイア」 ◎森が枯れ、食べるものがなさすぎて 群れで協力して生活するスタイルに進化した ご先祖様「アファレンシス」 ◎力で獲物をとることが苦手すぎて 道具を使うことをあみだした ご先祖様「ホモ・ハビリス」 etc... 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 進化生物学者の長谷川政美監修。 進化の歴史の流れがわかるマンガ72Pつき! 【目次】 第1章 多細胞動物の時代 第2章 魚類から両生類の時代 第3章 ほ乳類から霊長類の時代 第4章 類人猿の時代 第5章 サピエンスの時代 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha

ユーザーレビュー

  • 進化生物学者、身近な生きものの起源をたどる

    Posted by ブクログ

    2021-22年、ウェブマガジン「Web科学バー」の連載をまとめたもの。中心にあるのは、最新の遺伝子解析をもとにした「系統樹マンダラ」。そのカラーパネル12枚が口絵を飾る。
    冒頭はdomesticated animalsの起源。まずはイヌ。最新の古代DNA解析によれば、イヌはハイイロオオカミの亜種で、東アジア起源らしい、そしてニホンオオカミは遺伝子的にはハイイロオオカミよりイヌに近かったなど、興味深い知見が並ぶ。このあとネコ、ウマとロバ……へと続いてゆく。昆虫もある。個人的には、ミツバチの起源をもう少し詳しく解説してほしかったかな。
    中半では、植物と動物の共進化、後半では、退化と「中立進化」な

    0
    2025年05月04日
  • 系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史

    Posted by ブクログ

    ヒトから始まる系統樹を辿る。生命の歴史を、平易な言葉で解説した本。【進化と生命の長い旅】である。系統樹はどのように繋がっていっているのか、一見するとわかりにくいが一つ一つ丁寧に説明してある。特に系統樹マンダラの図と写真が素晴らしい。系統樹は収斂進化と切っても切り離せないが、その部分の解説もわかりやすくてとても良い。残念ながら現在では重版予定がない書籍だが、一読の価値あり。まるで自分の祖先を辿っていくような、なんとも言えない面白さと生命のしくみの奥深さ。狙って生まれるものではない偶然の繰り返しで命が繋がってきたのだと思うと、今こうしてヒトとして生きていることも奇跡的だ。今まで読んだ本の中でも群を

    0
    2022年01月22日
  • 系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史

    Posted by ブクログ

    ヒトの祖先を巡って、現代から過去へ進化の系譜を遡る。ヒトとニホンザル、ヒトとクジラ、ヒトとカエル、果てはヒトとシャクナゲの共通祖先まで。
    これは良い。動物の分類に詳しく、まさにこういう本が読みたかった。
    『系統樹マンダラ』という響きにまず惹かれる。ただ、見開きのため真ん中がノドでつぶれてしまっているのが玉に瑕。

    0
    2016年04月21日
  • 系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史

    Posted by ブクログ

    良本。
    意外とないのが系統樹付きの図鑑。それも、90年代以降分子系統学に基づく分類学上の大きな変化がいくつかあり、僕が図鑑を読んでいた20年前とは様変わりした最新の分類が反映されている。
    本書は2014年出版ながら、気付いた中では2013年の情報まで盛り込まれていた。
    また、ブックデザインも非常に丁寧で見やすい構成。紙質、色、系統樹、写真、字体や文字間隔、余白まで、軽快に読み進められるよう工夫されている。
    そして最後のあとがきにも簡潔で明快な見解が示されている。それは、我々のいう地球環境を守るということは人類の子孫にとって良い環境を残そう、ということである。ここまで本書を読み進めればこそ、それ

    0
    2015年08月31日
  • ウイルスとは何か 生物か無生物か、進化から捉える本当の姿

    Posted by ブクログ

    ウイルスはそれ自身で増殖することはできないが、生物の細胞をとおして増殖する。私などはウイルスというと生命にとつて良くないヤツと思いがちであるが、ただ疾患をもたらすだけでなく、宿主と実に様々な共生を展開していることを教えてくれる。

    0
    2025年06月22日

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