三品輝起の作品一覧
「三品輝起」の「雑貨の終わり」「すべての雑貨」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「三品輝起」の「雑貨の終わり」「すべての雑貨」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
西荻の雑貨屋店主さんのエッセイ、三冊目。今回は「雑貨化」した物たちのみならず、同じようにインターネット社会の中で急速に世界を覆いつくしたデザイナー思考や、本の文化とビジネスの話、昔のバイト先の話など、雑貨以外の話もけっこうあってそれが面白かった。相変わらず不勉強な私には話の中で出てくる人物や文化史は大体初耳でへーっ、ふーんと読んでいくのだが、ありがちな知識をひけらかすようないやらしさは全く感じない。文章自体もあっさり乾いた感じでちょっと皮肉っぽくて、それでいて嫌味は全然ないのは著者の人柄の良さなんだろうなとしみじみ思った。何気ない日常から文化の深い話へ、映画や本の話、そしてお客さんとの会話へ、
Posted by ブクログ
「もの」についての著者の考えや感じるところが繊細に描かれていた。
「もの」が「もの」であり続ける理由が今後ますます問われるだろうこと、そんななかで「もの」を売る立場の者として考えなければならないこと。そして、「もの」を買い、日々消費している私たちが考えなければならないこと。
そもそも私が「もの」に惹かれる理由、それを「手に入れたい」と思う理由って、なにか人間に共通する普遍的で根源的なものなのだろうか。例えば人間以外の動物でも、「もの」を自らつくり、生活に利用する動物もいると思うけれど、動物たちは「利用するため」に「もの」を作り消費するのに対して、人間は鑑賞するためだったり、権力を誇示するためだ