作品一覧

  • 問いの編集力 思考の「はじまり」を探究する

    問いの編集力 思考の「はじまり」を探究する

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻2,090円 (税込)
    落合陽一氏 佐渡島庸平氏 推薦! AIが「答え」を出す時代に 思考の主導権を取り戻す アルゴリズムが誘導する世界を 「問う力」で切りひらく 編集工学に基づく知的創造のプロセス 私は私でなく、私でなくもない、 そんな言葉が響く編集の洞穴の入り口である. ――落合陽一氏 “「問う」ということはつまり、「いつもの私」の中にはないものに出会うこと、 その未知との遭遇の驚きを自分に向けて表明することだと言っていい” 本文中にあったこの一文。ここに、編集の真髄を感じた。 ――佐渡島庸平氏 本書は、編集工学を手すりに「問い」の発生現場の謎を探る一冊。 学校教育では探究学習が浸透し、 ビジネスの現場でも自立型人材や、課題解決力よりも課題発見力の重要性が盛んに言われるようになった。 一方で、これまで「答え方」は練習してきたが、「問い方」は学んでこなかった。 「問う力」が必要であることは多くの人が共有し始めているのに、肝心な「問い方」がわからない。 なぜ「問う」ことは難しいのか? 小さい頃は「なんで?」「どうして?」の問いにあふれていたのに、 大人になって問えなくなるとしたら、何が邪魔をしているのか? 「問い」はどこからどうやって生まれてくるのか? 誰もが備え持つ「編集力」をもとに、 問いが生まれ出るプロセスを4つのフェーズで考えていく。 「問い」の土壌をほぐす:Loosening(第1章) 「問い」のタネを集める:Remixing(第2章) 「問い」を発芽させる:Emerging(第3章) 「問い」が結像する:Discovering(第4章) 本書を通して、本質を見抜き、世界を動かしていく 「内発する問い」を生み出す力を身につけよう。 【目次】 第1章 「問い」の土壌をほぐす:Loosening 第2章 「問い」のタネを集める:Remixing 第3章 「問い」を発芽させる:Emerging 第4章 「問い」が結像する:Discovering 第5章 「内発する問い」が世界を動かす
  • 才能をひらく編集工学 世界の見方を変える10 の思考法

    才能をひらく編集工学 世界の見方を変える10 の思考法

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    コロナ、AI、異常気象…… 押し寄せる変化を「編集力」で味方につける! 「編集」という言葉から、何を思い浮かべるでしょうか? 雑誌・書籍の編集や映像の編集のような、何かしらのメディア情報を取り扱う職業的な技能をイメージされるかもしれません。 ここでは、「編集」という言葉をうんと広い意味で捉えます。 そもそもわたしたちは、ありとあらゆる「情報」に囲まれて生活しています。 起きた時の体の感じ、外の天気、出かけるまでの持ち時間、テレビから流れるニュース、朝食のメニュー、クローゼットの服と今日のコーディネート、 いずれも「情報」であり、そういった雑多な情報をのべつ幕なしに「編集」しながら生きています。 ここで言う「編集」とは、こうした「情報」に関わるあらゆる営みのことを指すものです。 本書で考える「編集力」は、明日の仕事や暮らしに役立つ技能、という範囲にとどまるものではありません。  この世界のいたるところにある編集の営みを思い、新たなものの見方やそこにある方法を発見していくことを通して、ひとりひとりの中に思い思いに引き出されていくまだ見ぬ潜在力こそが、本書で取り扱いたい編集力です。  生命活動のOS(オペレーションシステム)とも言える広義の「編集力」を、「方法」として工学的に読み解くことで、人間が携えるべき基本的な能力の仕組みを明らかにし、改めて装填し直していく。 「編集」を「工学」することによって、あるいは「工学」を「編集」することをもってして、相互作用する複雑な世界の中で、人間に本来備わる力が生き生きと立ち上がっていくことを、「編集工学」は目指しています。 そして、この「人間に本来備わる力」というのは、その現れ方がひとそれぞれに違うはずです。おそらくこれを、「才能」というのだと思います。 才能の「才」は、古くは「ざえ」とも読み、石や木などの素材に備わる資質のことを言いました。それを引き出すはたらきが「能」です。 「才」は素材の側にあり、「能」は職人の腕にある。才能とは、引き出す側と引き出される側の相互作用の中にあらわれてくるものであるようです。 内側にある「才」をいかに引き出せるか。自分個人だけでなく、他者の「才」やチームの「才」、場の「才」ということもあるでしょう。  素材の内側と外側を自由に行き来する「能」としての、しなやかな編集力が必要です。 自分の内側に眠る「才」の声を聞き取り、編集力という「能」をもって表にあらわす。そこに関与するさまざまな方法をエンジニアリングしたものが、「編集工学」であるとも言えます。

ユーザーレビュー

  • 問いの編集力 思考の「はじまり」を探究する

    Posted by ブクログ

    他の本の読み方についてまとめた本よりも、読書に対する見方を変えることができた。

    「自分の思考を解き放つために、縦横無尽に本に働いてもらうものだ。」本に対する見方が大きく変わった言葉。読書って面白い取り組みなんだなと、自分の読書姿勢を変えてみようと思えた。

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    2026年01月18日
  • 才能をひらく編集工学 世界の見方を変える10 の思考法

    Posted by ブクログ

    ・編集の基本は「情報は多面的である」ということ。

    ・イノベーションには5つのタイプがある。
    1 新しい生産物の創出
    2 新しい生産方法の導入
    3 新しい市場の開拓
    4 新しい資源の獲得
    5 新しい組織の実現

    ・フレームからフレームに思考を飛び移らせるのは「アナロジー」の働き以外にない。

    ・連想と要約。

    ・連想と要約は同時にはできない。

    ・アナロジーは「あなた」が問われる。
    自分自身が問われることへの抵抗感を外す。

    ・質のいい仮説は、明るい胸騒ぎや波紋を呼ぶ。

    ・アブダクションはもっと強力な飛躍を行う。直接観察することが不可能な、超越的な何かを導き出すこともできる。たとえばリンゴが落ちるのを見て「すべての物体は(地球に向けて)落ちる」と推論するのは帰納。「すべての物体同士には互いに引きつけ合う力(引力)が働く」と推論するのがアブダクション。

    ・アブダクションの例
    天王星の異常な運動という変則性(驚くべき事実)に対し、天王星の外側に未知の天体が存在するのではないかと仮説を立てた

    その仮説が真ならば、未知の天体の軌道はどうなるかを計算し、その位置を予測した

    ベルリン天文台のガレが、予測に基づいて実際に観測を行った結果、海王星が発見された

    ・アブダクションは
    1 「驚くべき事実C」が観察される。
    2 しかし「説明仮説H」が真であれば「C」は当然の事柄だろう。
    3 よって、「H」が真であると考えるべき理由がある。

    例えば、
    ある内陸地で魚の化石がたくさん発見されました...
    1 おや?なんでこんな所に魚の化石が?
    2 この一帯の陸地はかつて海だったと考えれば、魚の化石があるのも頷ける。
    3 そうか、このあたりは昔は海だったのか。

    ・出来のいい仮説の条件。
    1 もっともらしさ
    2 検証可能性
    3 取り扱い単純性
    4 思考の経済性

    ・さらに、一度に複数の突破口を空けうる可能性を持っているもの。

    ・自分好みの情報を大量に摂取できる現代は、擬似的な環世界が強固になりすぎてしまう時代。

    ・アナロジー、アブダクション、アフォーダンス。これらは3Aと呼ばれ、編集工学では重宝されている。

    ・そもそもに立ち返るアプローチは、「目線を上げる」「足元を掘り下げる」がある。

    ・略図的原型には3タイプある。
    ステレオタイプ→特定の何かや誰かに代表されるもの
    プロトタイプ→一般的な概念によって示されるもの
    アーキタイプ→文化や文脈のおくに秘められたもの

    ・まず、
    世界の側にある意味「アフォーダンス」と、
    誰の中にもある連想力「アナロジー」と、
    何かにピンとくるあの感じ「アブダクション」に目を向けること。
    その上で、ステレオタイプをかき分けて、さまざまなアーキタイプに出会い直し、大いなる時の流れの一点にすぎない「自分」という不確かな存在を感じ直す。
    そうして緩んだ隙間から、まだ見ぬ力がきっと新芽のように顔を出す。

    ・らしさを抽出する装置としてのミメロギア。

    ・ないことで何かを出現させる、「引き算」の方法論は、日本の強力なイノベーション。

    ・物語の情報フォーマット
    1 ワールドモデル
    2 ストーリー
    3 シーン
    4 キャラクター
    5 ナレーター

    ・物語母型「英雄伝説」
    セパレーション→イニシエーション→リターン
    例 スター・ウォーズ、桃太郎

    ・助詞を変えてみることで、情報の引き出しを増やせる。

    ・情報の地と図
    マグカップの例
    店にあると商品
    倉庫にあると在庫

    地を切り替えることで図の情報を増やせる。
    「〜にとっての」「〜における」

    ・連想は地の転換。要約は図を絞り込む。

    ・イメージやアイデアは、無意識のうちに何かによって引き出されているものがほとんど。
    「引き出される状態」を意図的につくる。それが「型」によって可能になる。
    「型」が思考をアフォードする。

    ・であれば、三点思考という思考法が思考をアフォードする。

    ・アーキタイプ連想法
    1 あるテーマのアーキタイプを考える
    2 アーキタイプから連想を広げる
    3 アーキタイプの連想とテーマを照合する
    4 テーマの不足や可能性を発見する

    ・見立ての技法
    →遠くから持って行く。

    ・開け伏せ具合
    →好奇心を触発する

    人の記憶領域の、ウチソトが混ざり合う踊り場を利用する。

    ・ヒーローズジャーニー
    「物語」というほうほうはか、自分と世界をどう見るかという、時間軸を伴った情報編集に大変有効。
    何より、心情や感情など、言葉を超えた情報を人と共有することができるのも、物語の大きな効能だ。

    ・「物語という方法」は、編集力を総動員して取り組む情報様式。

    ・ひとは「物語回路」を持っている。

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    2025年12月22日
  • 問いの編集力 思考の「はじまり」を探究する

    Posted by ブクログ

    問いの研究をしていた身として、問いとはどういうものであるとよいのかを考えるきっかけになればと思い購入。

    一言で感想を言うと、凄まじい本だった。
    自分自身から積極的に問いを持ち、価値観をはじめとした現在のあり方を疑い、問い直すことを検討した本。
    問いを持つことは大切というが、その方法はいかなるものなのか?そもそもそれにどういった意味があるのか?さまざまな観点から問いのあり方を検討し、具体的方法へと昇華している。読書からさまざまな問いを作り出すことをずっと考えている自分にとっては、問いを持つことがこれからさらに楽しくなるだろうと思えた。

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    2025年08月04日
  • 問いの編集力 思考の「はじまり」を探究する

    Posted by ブクログ

    Why思考をアイドリングさせておくにはどうしたらよいか、という問いから始まって本書に手を伸ばした。

    「編集力」というキーワードと現時点でのイシス編集学校の代表ということから、セイゴオ氏の後継であることは想定していたが、期待を上回る、良い影響を受けた。将来の自分を想像して、その時点から顧みたときに「自分の人生を大きく揺り動かした一冊だった」と思う本になるかもしれない。

    『知の編集工学』と比較してみると、記述された時代性もあってか、あちらがワイルドなのに対してこちらはマイルドな印象。刺激の強さが軽減されている一方で、『知の編集工学』では咀嚼しきれなかった部分もスッと飲み込めた。そして独自の視点としては、屋台骨である「問い」である。

    さて私の元々の目的であった「Why思考のスイッチを常にオンにして活動するためにはどうしたらよいか」。その答えは、思うに本書の「総体」に散りばめられている。本書全体から丁寧に受け取る必要がある。

    Why思考を常時オン化したい理由は複数ある。

    人との対話において「話がつまらない」と言われてしまう。
    仕事で詰めが甘くケアレスミスが発生する。
    興味の幅が広く、あれこれに手を出してしまいどれも中途半端。
    やるべき小さなタスクを無意識に見て見ぬふりしてしまう。

    こういった日常の欠点を改善するためには、「常に」「全方向に」Why思考を持つ必要があると私は考えた。

    視点の抽象度を単に上げるにしても、それを常時オンにするのは非常に難しい。仕事をするとき、料理をするとき、本を読むときなど、何かに集中するときには、やはり全体が見えなくなる。

    対話であれば、相手の返答における言葉選びから、声のトーンや目線といった非言語コミュニケーション的反応を「読み」、その機微を捉えて、無意識な疑問をスルーせずに細かく軌道修正してこそ、相手を尊重した応対が出来ると言えよう。無視して自分の主張を押し通すことは相手への敬意に欠ける。

    ケアレスミス防止のためには念入りに確認をするのが定石だが、その時点ではまだ解像度が荒く、根性論が隙間に入り込む。タスクの目的まで一度抽象度を上げて、そのタスクを満たすために必要な条件を因数分解し、その素因数の条件を自分のアウトプットが満たせているかどうかをMECEに評価する。この具体抽象の往還と評価には、やはり疑う心、問う心が欠かせない。これを中長期のスパンに敷衍すれば時間術や仕事選び、人生の舵取りに適用されうる。

    そして次、これが喉奥の魚の骨なのだが、やるべきことを無意識に見て見ぬふりしてしまう悪癖の対処。
    このためには、微かであれ認識によぎった違和感をすばやく捕まえて「問い」としてまな板に乗せ、丁寧にさばく習慣が必要で、この違和感を逃さない術こそ、道端のスミレに気付く察知力に他ならない。

    これらを総括する「問いの編集力」をわがものとするには、どことなく後回しにしてしまいそうな、本書で挙げられている練習問題を何周かこなして身に沁み込ませる必要がありそうだ。

    実際に練習問題に取り組んでみて、やはりまだ自分のインターフェイス(IF)の表面が固く、自分と世界の間の輪郭がはっきりしすぎていることに気付いた。このIFを水彩画の絵の具が水に溶けるようにボヤっとさせることが、自分を取り巻く人、環境、空間、時間、世界を取り込む手段となるように思う。

    著者安藤氏の、なめらかで暖かな言の葉の紡ぎ方から、そのIFの柔軟さが本当によく読み取れる。こんな文章を書きたい。というかこんな人になりたい。そう思わせてくれる一冊だ。

    あと最近読む本あちらこちらで登場するベイトソン。彼の学習階型論の件は非常に考えさせてくれた。これはこれでやはり原著を当たらねばなるまい。

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    2025年04月06日
  • 才能をひらく編集工学 世界の見方を変える10 の思考法

    Posted by ブクログ

    ロジカルシンキングやアイデア思考、哲学など発想法をまさに工学にして再利用できるようにした本。松岡正剛の本は私の勉強不足で理解しにくかったが、こちらはわかりやすい。

    ビジネスパーソン一般に向けているが、編集とした段階で文章などのコンテンツ関連のものをイメージさせられるので、サブタイトルは才能をひらくだが、メインタイトルをなんたら思考法などした方が良かったかもしれないと感じた。

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    2022年05月07日

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