【感想・ネタバレ】才能をひらく編集工学 世界の見方を変える10 の思考法のレビュー

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Posted by ブクログ

ロジカルシンキングやアイデア思考、哲学など発想法をまさに工学にして再利用できるようにした本。松岡正剛の本は私の勉強不足で理解しにくかったが、こちらはわかりやすい。

ビジネスパーソン一般に向けているが、編集とした段階で文章などのコンテンツ関連のものをイメージさせられるので、サブタイトルは才能をひらくだが、メインタイトルをなんたら思考法などした方が良かったかもしれないと感じた。

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2022年05月07日

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物事の捉え方のメソッドとその練習の方法が書かれている。
どのように思考するかを眺めて、選び取る力が付けば、きっとよりよくものごとを考えられるようになると思う。

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2021年12月21日

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編集力を養いたいと思い読んだ。すべての物はすでにあるので、どのように編集するかが自分の視点の独創性になる。1回の耳読だと咀嚼できず、演習を一つ一つやって身につけようと思う。

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2021年04月22日

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博覧強記の著述家にして、空前絶後の読書ナビゲーションサイト「千夜千冊」を運営する松岡正剛さん。本書は松岡さんが提唱する編集工学のノウハウを紹介するものである。著者は松岡さんの弟子であり、編集工学研究所の専務取締役の安藤昭子さん。

「編集」というと書籍や映像制作が思い浮かぶが、編集工学ではそれを「情報に関わるあらゆる営み」と定義する。そう考えると世の中は複雑な情報の総体であり、編集力は、仕事はもちろん、日々の暮らしのあらゆる側面で求められる能力である。それら相互作用する複雑さを扱う技術として「工学」を編集と掛け合わせた造語が「編集工学」である。

まず、印象的なフレーズとして、松岡さんの「情報の海に句読点を打つ」という言葉が紹介される。それは後に紹介されるアナロジーにもつながる例えである。本書で語られるのは、本来は多面的な情報を、世に蔓延するステレオタイプに捉われず、いかに区切るか、どう編集し直すか、である。
そして、そのための武器として、アナロジー、アブダクション、アフォーダンスの視点が紹介され、物事のアーキタイプにまで潜り込むことの大切さが説かれる。実践的なワークもある。

ビジネスよりの書き方がされているが、非常にわかりやすく、デザインも秀逸である。編集工学の一旦を見た気がした。より深く知るにはイシス編集学校に入学するしかないのだろう。
かつて松岡さんが企画した丸の内のブックストア、松丸本舗で受けた衝撃を思い出した。今なお更新され続ける「松岡正剛の千夜千冊」は巨大な知の存在に圧倒される。はるかに高い頂きである。

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2021年01月24日

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ネタバレ

まず編集という言葉について、自分が持っていた概念とは随分異なっていた。もともと持っていたイメージは、書籍や映像を切り取りまとめる様な編集であったが、ここでの編集はもっと広く、情報全般を包含している。それは生命活動や世界のあらゆる関係も含んでいるという理解。
そういうと、あまりにも壮大な話になるのであるが、本書ではより具体的に編集工学の方法が紹介されており、凝り固まった考え方を解き放って、いかに新しく世界を見るか、その見方について知ることができる。
とにかく知識を頭に入れていかなければ、と思いながら入れても今ひとつ自分自身の身になっていなかったり、そもそもの好奇心が薄れてきていると感じている状況にあって、非常に惹かれる内容であった。
おそらくここで紹介されている10のメソッドは編集工学の入り口であり、超基礎なのだろうが、それだけでもこれまでの視点を変えてくれた気がする。
それ以上は、編集工学研究所と関わりを持つことで得られるのだろうが、まずはここで紹介されている内容をもっと噛み砕いて体感として身につけたい。

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2020年09月13日

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ネタバレ

才能とは、引き出す側と引き出される側の相互作用の中にあらわれてくるもの

スキーマ「情報を処理するために使われる知識の基本的なまとまり」+フレーム「ある概念を理解するために必要となるような背景にある知識構造」

BPTモデル=基点となるAの知識(Base)が理解の対象となる(Target)の理解が転用されることを写像(Mapping)と言い、さらにBaseとTargetの間を動くプロフィール(Profile)とし、この3点を動かす方法

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2022年02月13日

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ものごとの捉え方や考える方法の手がかりを10のメソッドに詰め込んだ欲張りな本。
アナロジーやアブダクション、アフォーダンス、などなど知っておいて損はないものばかりなので、編集だけでなく考える力、発想する力をつけたい人は読んでみたらいいかも。

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2021年08月08日

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3A
アナロジー…類推・連想。関係発見の原動力
アブダクション…推論・あてずっぽう。思い切った仮説にジャンプする
アフォーダンス…環境が動物に与え提供している意味や価値。世界と自分の関係を柔らかく捉え直す

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2021年06月26日

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松岡正剛氏が打ち立てた「編集工学」を一度フラットに分解し、まさに工学と言えるような、編集という構築していく作業工程ををわかりやすく解説した良書。

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2021年06月17日

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・プライベートで私有される知覚と違って、アフォーダンスは公共アクセス可能な開かれたもの
・情報の不足を補おうとして意味がつくられる、中期記憶の段階でアナロジー的に意味つくられる

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2021年04月16日

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編集工学とは何かというところから始まり、どうすれば自分や世界を「編集」できるのかという解説や、そのためのフレームワーク的なメソッドが書かれている。自分の頭にはまっている枠を広げたり、既存の枠を取り除いて新しい枠をつくったり、枠のすきまで遊んだりするのは、何かもっと偶発的に起こるものだと思っていたけど、編集工学の手法を用いるとそれを意図的に行えるようになる。実際にメソッドを体験できる章もあり、なんとなく思考がふわっと広がる感じがした。
特におもしろかったのは物語の話。物語というのはただの娯楽ではなく、メッセージを伝えたり情報を保存したり、世界を理解したりするためにも重要で、その必要性はこれからも高まっていくのだそう。私も物語をつくりだせる人になりたいなあ。
本書の内容を全部理解するのは正直むずかしかったけど、行き詰まったときのヒントはたくさんつめこまれているから、折に触れて活用したい。

【読んだ目的・理由】編集について考えたくて/松岡正剛氏が気になったので
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.0
【一番好きな表現】物事のあいだに潜在する関係を見つけ、組み合わせをつくることによって、新しい意味や価値を生み出していく。この関係の発見を意図的に起こしていく営みが「編集」であり、それを遂行する力が「編集力」です。「編集力とは関係発見力である」と言ってもいいでしょう。(本文から引用)

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2021年01月29日

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ネタバレ

<目次>
特別寄稿 松岡正剛
第1章  編集工学とは?
第2章  世界と自分を結びなおすアプローチ
第3章  才能をひらく「編集思考」10のメソッド
第4章  編集工学研究所の仕事
第5章  世界はつながっている

<内容>
編集工学研究所の専務による、「編集工学」のノウハウと編集工学研究所の仕事を教えてくれる本。松岡正剛が言うところの「編集」とは、すべてを解きほぐし、再度さまざまな形に結びなおすこと。それは哲学的であり、学校の教科を横断したり、社会の常識を見直すことであったり、さまざまな気づきが生まれてくることなのだ。学校でも役に立つ学びが多く盛り込まれている。  

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2020年12月13日

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ネタバレ

編集工学のエッセンスを記した本。

編集工学とは、情報を扱う学問といえる。外部にある情報を工学的に扱い、内部にある情報を編集していく。情報は知識=記憶。記憶は、編集と密接に結びついている。意味づけにより、短期記憶は、長期記憶に変わる。この長期記憶に変化を与えるのが編集。

編集力は、個人や組織の才能を惜しみなく解放させるもの。

その理解の上に立って、まず、世界と自分を結びなおすアプローチを紹介。
重要概念がきらめくように沢山出てくるが、編集工学としてのHOWの観点から重視されている視点がわかるのがよい。
例えば、3A:アナロジー、アブダクション、アフォーダンス

他にもいろいろあるが、実は、本書の著者オリジナル部分は最後の方にあるホワイトヘッドの哲学を著者の視点で解釈している点にある。

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2020年09月13日

Posted by ブクログ

面白そうだなと編集工学に興味を持ったので学校を調べてみたけれど高い!値段を考えると本はすごいと思いました。

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2021年04月21日

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