刑部芳則の作品一覧
「刑部芳則」の「公家たちの幕末維新 ペリー来航から華族誕生へ」「古関裕而―流行作曲家と激動の昭和」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
朝ドラ『エール』風俗考証の方による古関裕而評伝。古関さんの曲は昔藍川由美さんのアルバムで聴いてから旋律の美しさが耳に残りずっと気になっていました。
意外だったのは、古関さんには天才大物作曲家のイメージがありましたが、戦前(1930年代~1940年代初頭)に本格ブレイクするまでに実に時間を要していたことです。一応「船頭可愛いや」はヒットしていますが(朝ドラでも古関さんをモデルにした裕一青年がヒットを出すまでの不遇ぶりが描写されていました)、頁をめくってもめくってもなかなかブレイクしない! という状況が延々と続くので、その辺りは読んでいてなかなか辛かったです。
天才音楽家が、音楽の芸術性と大衆性と
Posted by ブクログ
2020年上半期朝の連ドラの主役古関裕而の評伝。筆者は番組の風俗考証を担当。発刊に至る運命を感じる。
さすがNHKの威力。同様な書籍が多く出版されている。ドラマにはまって辻田真佐憲の文春新書版に続き本書を読む。どちらも甲乙付け難い出来。自伝その他出典が同じだからだろう。また共に筆者が歴史学者であるし。若いのに良く知っている。
本書の筆者は本書の執筆のためという以前から歴史を流行歌で学んでいたという。確かに時代の空気を学ぶのに流行歌ほどふさわしいものはないだろう。
筆者の知識、趣味が先にあり、ドラマが後で付いてきたようである。
軍歌と応援歌の共通性、古関と古賀の比較などは慧眼。
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