この本を買った当初、私はリーダーではなかった。
将来的にリーダーポジションに就いてもらいたいと考えてると上司に言われて、またリーダー職の人の理解をするために購入した。
そのときに読んだ印象は、「言ってることはわかるけど、綺麗事だよ。これができたら誰も苦労しないよ」という感じ。
選択と集中、なんて
...続きを読むやれればいいけど、現実はあれもやれこれもやれ言われるし、優先度や順序に関して意見具申しても、全部大事だから全部やる、というような反応。だからこそ、この本の内容がとても綺麗事に思えた。
そして今。
リーダー職について一年が経とうとしている。本棚にこれを見つけて再読してみたら、見え方が変わった。
リーダーという立場を利用して、選択と集中ができるように持っていく。それにより、自分や部下が本当に重要な仕事に集中できるようする、成果を出せるようにする。綺麗事だとか、できないとかじゃなくて、それができるようにするのが私の仕事。
また、感情的にならないことがいかに大切か。
私は感情的になりやすいタイプで、生理前なんて特に最悪。生理前は自分を押さえ込もうとしとも、自分で自分をコントロールできない。自分で自分が理解できない。そういうやばい時はいっそ議論に参加しない、休むなどをしながら、感情の波を小さくするということにも意識を向けていきたい。
部下を5つに大別してそれぞれに対応方法を変えていくのも勉強になった。
今はまだ各人の人となり、得手不得手や好き嫌い、何にやりがいを感じて何にプレッシャーを感じるかなどを観察している段階だが、本書の内容を参考にし、部下とより良いコミュニケーションを取れるよう努力していきたい。