大愚元勝の作品一覧
「大愚元勝」の「絶望から一歩踏み出すことば 大愚和尚の答え 一問一答公式」「苦しい心が軽くなる 思いを手放すことば」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大愚元勝」の「絶望から一歩踏み出すことば 大愚和尚の答え 一問一答公式」「苦しい心が軽くなる 思いを手放すことば」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
悩みが生まれる原因と、そこから自由になるための考え方のコツを仏教の思考法を用いて、わかりやすくかかれていた。
自分の心がいちばん安定するのは、喜びにも、悲しみにも、どちらにも振り子が揺れていないフラットな状態のとき。
「私の思い通りにならないこと」に反発する強烈な自我によって、自分を苦しめている。
「自分が相手の立場だったらどう思うか?」を考える。
「人生は自分の思いどおりになることはほとんどない」「他人は自分の思い通りにならない」
この世のすべてのものは仮の状態、変わっていくもので、永遠に続くものはひとつもない。
悲しみはとてもつらい感情だが、無理して忘れようとしたり、我慢をしたりするのはいけない。
不安を感じたときに大切なのは、自分がなにに対して不安を感じているのかを明確にし、それを解消するために具体的な行動をしていくこと。
人に対してずっと不信感を持ち続けて接していると、自分自身が誰からも信用されなくなってしまう。
絶望したということは、「限界を迎え、今よりさらに落ちることはない」
「ひとつの方向性に対して望みが絶たれた」ということは、「違う方向性に対して可能性が開けた」
絶望からしか生まれない希望もある。
羨みではなく、憧れを持つ。
無知であることは不幸につながる。
自分に対する不満は自分のモチベーションや向上心につながる不満であり、これから成長していくうえでも糧になりえる感情。
相手に対して不満を感じたところで、あなたが成長することはいっさいなく、ストレスにしかならない無駄な感情。
「どうにもならないこと」に心を消費してしまわないよう、離れる、捨てる、時には割り切るという判断をするのが大切。
自分は絶対に悪くないたと思いこんでいるからこそ不満がどんどん増えていく。
自分の事を肯定されようが、否定されようが、決して動じない。これが本当の意味での心の安定になる。
軽蔑は、私たちが生きるうえでまったく必要のない感情。
私たちはものごとを自分の思い込みなどでねじ曲げてとらえてしまいがちで、なかなか現実をありのまたに正しく認識することができない。
お金、仕事、人間関係、健康状態などは、自分の努力で変えていくこと、改善していくことが可能。
Posted by ブクログ
一問一答のお悩み相談は全く興味がわかない。人はみんな違って同じ人は一人もいないのだから同じ悩み、同じ答えがあるわけがない。著者はyoutube等では一問一答形式だがこの本ではそのスタイルをとっていないので読んでみた。
「あきらめ」は占星術関係の人たちの「手放し」と同じニュアンスだと思う。
著者は「他人を理解する前に、自分自身を理解しなさい」と言う。若いころ血がつながっていることと理解できることは全く関係ないと気づいてからは自分を理解するってどういうことだ?と考えていた。自己啓発セミナーにも行ってみた。理解できたことはなかった。他人を理解できる気もしない。今でも自分のことは理解していない。厳しい修行でもしないかぎりきっと死ぬまで理解できないのだろう。他人のことなんか理解できるはずもない。理解できないならできるまで何度でも尋ねるしかない。
成長をテーマにした章の「空を飛ぶ能力を生まれながらに持っている鳥が空を飛ぶ努力をしないとどうなるか。生きづらくなるどころか、生きていけません。鳥は空を飛ぶ能力を自覚していて、ある程度大きくなると、一生懸命に羽ばたく努力をします。だからこそよりよく生きられるのです。」を読んでパッと「かもめのジョナサン」を思い出した。かもめのみなさんの仲間に入れなかったので仕方なくジョナサンを目指しては見たものの結局ジョナサンにはなれなかった。それでもここまで生きてきた。
著者の語り口は様々な境遇、考え方、年代の人に伝わるようにやさしさであふれていますが、よくよく読めばずいぶんと厳しい内容でもある。生きるってことは厳しい道のりだから当然といえば当然だし仏教をベースにわかりやすく説いていく言葉からは何かしらの気づきのタネを受け取ることはできるはずです。今すぐ何かを変えられるわけではないし老い先短くこの先何かがあるわけではないけど糧になったことは間違いないと思う。
Posted by ブクログ
「出来事は、
ただ起きたことにすぎない。」
あなたは、
この言葉を受け入れられますか?
ーーーーーー
✾リーダーの器量を問う禅
✾大愚元勝
✾日本能率協会マネジメントセンター
ーーーーーー
“出来事はただ起きたことにすぎない。
良い悪いを決めているのは自分の心である”
失敗しちゃったからもうだめだ。
あんな事を言われて悔しくてたまらない。
私たちは、
起きた出来事そのものではなく、
その出来事に対する
自分の解釈によって苦しんでいるのかもしれません。
ーーーーーー
だからこそ仏教は、
・怒りに流されないこと
・私欲ではなく志欲。
みんなのためにどうあるかを考えること
・何のため、誰のためかを問い続けること
を教えてくれるのです。
仏教は、
「生きている私たちの苦しみを救うための教え」
なのだから。
ーーーーーー
リーダーとは何か。
仏教が示す答えは明快です。
それは、
「人を支配する人」ではなく、
「人を支え、導く人」
であること。
“誓願を抱き、
変わり者と呼ばれることを恐れず、
熱量を持って行動する人”
そんな人こそ、
真のリーダーなのだと本書は語ります。
ーーーーーー
如来の十号、戒律、四摂法などの
禅や仏教の教えを通して、
・仕事
・組織
・自分自身の生き方
を見つめ直したくなる一冊でした✧
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リーダーの器量を問う禅
大愚元勝
日本能率協会マネジメントセンター
仏教
生きている私たちの苦しみを救うための教え
理念と規範
「揺るがぬ軸」と「日常を支える仕組み」
余計な飾りをそぎ落とし、本質へと立ち返る
仏教教団という「世界最長の組織」は、「イノベーション」と「人材育成」の2つを絶えず繰り返してきた
三宝
仏:「ブッダ(仏陀)」つまり、お釈迦さまのことです。お釈迦さまは、お悟りを開かれブッダ(=目覚めた人)となりました
法:お釈迦さまの教えです。その教えは「お釈迦さま個人の意見や考え」ではなく、お釈迦さまが見極めた、「この世の真理のありよう」です。
僧:「法の世界観のもとに、自分自身の努力によって人生を切り拓こうとする者たちの集まり」
出来事は「ただ起きたこと」のすぎず、そこに「良い」「悪い」と価値をつけるのは自分の心
経営理念は、企業と社員の存在理由を示す原点です。その原点に立ち返れば、提供すべき価値が明確になり、新しい発想とイノベーションが生まれます。
ビジネスは、人間の幸せのための手段である
如来の十号…お釈迦さまのすぐれた性格、能力、資質を示している。
①如来:「真如(真実)から来た」と言う意味で、「真理を悟った人」のこと
真理を正しく理解し、人格・経験・学びを兼ね備えた存在
②応具:供養を受けるにふさわしい人
供養とは、感謝や尊敬をかたちにあらわすこと。応供とは、人々が心から敬意を抱き、「この人には報いるべきだ」と自然に感じられる存在
③正遍知:正しく、あまねく(隅々まで広く)知る人
人間の心、心のマスター
④明行足:知恵と実践を兼ね備えた人
「明」とは智恵の光を、「行」とは実践を、「足(具足)」とは備えること
智恵とは、その暗闇を照らす光のようなもの
⑤善逝ぜんぜい:善く逝った人
迷いの世界から抜け出し、悟りの境地に至ったことをあらわしています
⑥世間解せけんげ:世間を解き明かした人
「世間」とは、人と人との関係や社会のありよう全体を示します。
⑦無上士むじょうし:この上なくすぐれた人
人格や品格を兼ね備えた存在を指します。
仏教において「博学」とは、知識を知っているだけでなく、その人の人格が磨かれていることを含みます。
「心・技・体」をバランスよく兼ね備えた人
⑧調御丈夫ちょうごじょうぶ:人々を整え、導く立派な人
必要なときはきちんと「それは違う」と伝えられるリーダー
優しさと厳しさの両立こそが、人を育て、組織を正しい方向に導きます
⑨天人師てんじょうし:人間だけでなく、天上界の存在すら師と仰ぐ人
神々もまた真理に従う存在
⑩仏世尊ぶっせそん:「悟りを開いた人」であり、「世に尊敬される人」のこと
四摂法ししょうぼう:人々やしゅうだんをまとめるための「4つの実践」
道元禅師(曹洞宗の開祖)の『正法眼蔵』にも説かれ、仏教徒の生き方の規範
①布施:与えること
お金やモノだけでなく、知識、経験、技術、労力、時間など、自分の持つ力を惜しみなく分け与えること
②愛語:相手を思いやる言葉をかけること
③利行:他者の利益のために尽くすこと
④同事:相手と同じ心・境遇に立つこと
相手の喜びを自分の喜びとし、哀しみを自分の悲しみとする。相手を尊重し、立場を理解したうえでともに歩むこと
相手を思いやる言葉
真理に基づいた誠実な言葉
厳しさの本質は「一貫性」を保つこと
何のため、誰のため」を問い続ける
内的同期を育てる鍵
人を育てる
・その人が長く社会で生きていける力を育むこと
・自身やほこりを持って働けるようにすること
・将来どこへ行っても通用する人材に育てること
協力し合う中で仲間を気遣う心が育ち、職場全体の文化をいい方向へ導きます。これが5Sの持つ「心の教育」としての力
十大弟子の資質と企業での役割
・知恵第一/サーリプッタ:客観的に物事を見通す知恵を持つ
・神通第一/モッガラーナ:未来を見通し、時代の変化をとらえる先見性を持つ
・頭陀第一/マハーカッサパ:修行を着実に重ね、無駄を省く実行力を持つ。
・天眼第一/アニルッダ:表面的な出来事に惑わされず、心の眼で見る力を持つ。
・説法第一/プンナ:わかりやすく人に伝える力を持つ
・解空第一/スブーティ:全体を俯瞰して物事の本質を理解する力を持つ
・論議第一/マハーカッチャーヤナ:教えを論理的に説明する力を持つ
・密行第一/ラーフラ:人に見られなくなくても努力を続ける誠実さを持つ
・多聞第一/アーナンダ:教えを正確に記憶し、理念を伝え遺す力を持つ。
目的と目標の関係性
・目的は「なぜ」/目標は「なにを」
目的は「なぜをれをするのか」という存在理由や意味付けで、目標は「何を、いつまでに、どこまで達成するのか」という具体的な行動指針
目的を実現するために目標を設定し、目標を積み重ねることで目的が実現する
・目的は不変に近く、目標は変化する
・育成における関係性
誓願
目的や目標を掲げ、それを必ず達成するという強い「近い」と「願い」が一体となったもの
・願…「こうありたい」「こうなってほしい」という未来像
・誓…その願いを自らの責任として引き受け、行動に移す決意
「こっちのほうが早い」が最善とは限らない。安全・正確さが優先される場面では、あえて一手間を入れて基本に従う。これが「守」の知恵
個性的な人たちが同じ方向を向く組織は強い
自分ひとりではなしとげられないことに挑戦するため
早く行きたければひとりで行け、遠くへ行きたければみんなで行け
戒律は個人と集団が守るべきルール
戒=セルフマネジメント
個人のルール。嘘をつかない、盗まないなど、自らを律する約束事。破っても罰則はないが、守らない蹴れば仲間からの信頼を失う。
自分自身の反省」によって守られるもの
律=チームマネジメント
集団を健全に導くための集団ルール
私欲…個人的な願い。満たされても自分の周囲で完結し、社会全体をよくする力にはなりにくい
志欲…自分の力を他者や社会を役立てようとする願い。視野が自分から外に広がるほどに、仲間の力も引き出す。
サンガ:仏教の修行共同体
組織を円滑に運営する2つの仕組み
布薩:サンガの中で半月に一度開かれる「反省会」
こんま:サンガに関わる重要事項を決定するための「合議」
三蔵
経(経蔵)お釈迦さまの教えをまとめたもの
律(律蔵)教団を運営するためのルールをまとめたもの
論(論蔵)経と律を正しく理解するための解釈・注釈。
蔵は「所蔵する、収める」の意味です。この3つを合わせて「三蔵」と呼び、三蔵を修めた高僧を「三蔵法師」と呼びます。
経=理念やビジョンの浸透
律=就業規則やコンプライアンス
論=ナレッジの共有
決断とは「決めて、断つ」こと
選ぶ勇気(決める)と手放す覚悟(断つ)を同時に持つこと
リーダーシップにおいて「断つ」が大切な理由
①選択だけでは前に進めない
②「断つ」が行動を生む
③リーダーシップに直結する
心を整え、正しく生きる多衛野8つの実践法として、「八正道」
八正道における「思考」に関する実践が「正思惟」
正思惟…言葉や行動の源となる「心の動き」を正しく導く要素
「無貪欲」「無瞋恚」「無害心」
無貪欲…個人の利益や執着に基づいた決断をしない
組織全体にとって本当に必要なものは何か
無瞋恚…強い怒りに基づいた決断をしない
瞋恚とは、怒りのこと。怒りは「自分の欲望が邪魔されたときに生じる」
怒りに左右されず、冷静さと思いやりを保つこと
相手の欠点を責め立てるのではなく、長所や可能性を見出し、状況をより良い方向に活かそうとする姿勢
無害心…他者を傷つけたり、害を与える決断をしない
社会全体が「よし」となる決断をする
三方よし売りてよし、買い手よし、世間よしー三者がともに満足する状態
社員(働き手)よし、取引先よし 五方よし 関わる全ての人々が」が幸せになること
内なる声に耳を傾ける
自分の心と体が発しているサインを逃さない
視点①…私欲ではなく志欲か
視点②…直観と体感に違和感がないか
①外の声に振り回されないため
②長く続けられる決断になるため
③後悔しにくいため
部下の決断力を高めたほうがいい理由
・リーダーの分身を育てるため
・主体性と責任感を育てるため
・組織の知識を広げるため
苦しんで落ちきったら、落ち着く
応量器」と呼ばれる食事の器。
そのときの必要な量に応じる」という柔軟さ
・一番大きな器=人格・人徳
・入れ子の小さな器=場面ごとの関わり方・スキル・手法
リーダーの器量とは、能力や肩書ではなく、『どのような誓願を抱き、そこにどれほど本気で行動しているか』によって決まる
「こうなりたい」と願っただけではなく、その実現に全力を注ぎ続けた結果、その人自身が理想そのものと一体化した
「誓願に向かう人」ではなく、「誓願そのものを生きる」。
誓願を抱き、変わり者と呼ばれることを恐れず、熱量を持って、行動する人が、真のリーダーです。その姿に共感した仲間が加わり、大きな力となって社会を動かしていきます。
「自灯明」は、自分の外によりどころを求めず、「自分自身を拠りどころにして歩む」こと
権化や世評に流されるのではなく、常に自分の心に問いかけ、自分の足で立つことを示しています。
「法灯明」は、この世の真理(=お釈迦さまの教えを示した真実の言葉)を拠りどころにすること
リーダーとは何か。仏教が示す答えは明快です。それは「人を支え、導く存在」であること。