作品一覧

  • 鳳凰京の呪禁師
    3.5
    貴人が集う帝のお膝元、鳳凰京。 この都は、呪術と学識をもって呪いや病を祓う呪禁師に守られている。呪禁師を目指し、見極め試験の真っただ中にいる少女・緋鳥は、孤児の頃に守護の才を見込まれ拾われた、類い稀な存在だった。 ある日、彼女は警備の厳重な宝物殿から毒薬が盗まれていることに気づく。行方を調べ始めたところ、命を狙われ、皇子暗殺未遂事件の犯人と疑われてしまい……。 見習い少女は、鳳凰京の悪と呪いを祓えるか……!?
  • 雲神様の箱
    3.7
    第4回カクヨムWeb小説コンテスト、キャラクター文芸部門特別賞受賞! 古代日本の美しい風景、豪族たちの渦巻く野望、そして『土雲の一族』というファンタジー要素が融合し、胸躍る壮大な物語が誕生したーー!! ▼作品あらすじ 薬毒に長け、どの地の支配も受けず霊山を移り住む古の民、土雲の一族。一族の少女・セイレンはある日、『山をおり、雄日子(おひこ)という若王の守り人となれ』と里を追い出される。双子の妹という出自ゆえ「災いの子」とされてきた彼女は、本来求められた姉媛(あねひめ)の身代わりにされたのだ。 怒りと孤独を抱え里を飛び出したセイレン。しかし、類い稀な技を持つ彼女と、大王への叛逆を目論む雄日子の予期せぬ邂逅は、倭国の歴史を大きく変える運命の出会いとなるのだった……!
  • 杜ノ国の神隠し
    2.7
    1~4巻825~847円 (税込)
    壮大な物語が、はじまる。 文庫オリジナル書下ろし 古代和風ファンタジー 真っ赤な炎が目に入る。 ここは、どこ――。 大学生の真織は、どこか神社のような暗がりのなかで、“その少年”に出逢う。 生き神としてまつられる神王・玉響に。 「これぞファンタジー。とにかく面白かった」(書店員) 「情景描写が優れていて、非現実的な世界が想像しやすい」(図書館員) 父母を亡くした二十歳の大学生・真織は、ふしぎな光に誘われ、春夏秋冬の豊かな森にのびた真っ白な道を通りぬける。 真っ赤な炎と袴姿の少年。 神社の境内のような場所で“何か”が行われている。 「誰かいるのか?」と呼ぶ声が――。 いま、壮大な物語の幕が上がる。 古代和風ファンタジー、登場! 〈文庫書下ろし〉

ユーザーレビュー

  • 雲神様の箱 花の窟と双子の媛

    Posted by ブクログ

    雲神様の箱の真実 神様 ご先祖の霊

    上橋菜穂子の 守りびとシリーズの考え方と似てますね。

    日本の女の人は 心の奥で こんな風に思ってる

    みたいな感じがしました。

    大好きな本の中の一冊です。

    0
    2021年08月14日
  • 雲神様の箱

    Posted by ブクログ

    日本の古代が舞台なのは あまり気になりませんでした。
    双子の片方は 死ななくてはいけない。だけど 殺されず いじめられたりしながら 育った土蜘蛛いちぞくの
    後継ぎの家系の娘

    双子の片割れのお姫様との 運命の違い

    ひがみながら 不器用に一生懸命にいきていく主人公

    一生懸命やってると 周りの人から認められて居場所ができる。

    こういう話し 好きですね。一気に3巻まで読みました。

    0
    2021年08月13日
  • 雲神様の箱

    Posted by ブクログ

    薬毒に長けた雲神族で災いの子とされた少女は、若王の守り人を命じられる。
    古代日本に似た世界を舞台にしたファンタジー。物語全体にぎこちなさを感じるが、それが主要人物の不器用さと共鳴し面白く感じた。
    1巻丸々使って、主従関係とは言えぬ関係性を描くのも面白い。

    0
    2025年08月16日
  • 杜ノ国の光ル森

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あちらの世界へ行ったきりなのかと思ったら
    石に導かれ、現代へと辿り着く二人
    現代では、どうなっているのだろうと気にはなっていたが、少しだけ日々が進んでいたよう
    もしまた行ったきりになったら真織の捜索願いが出されるのかな

    玉響はやはり戻らなくてはいけないだろうし
    それでも二人は離れられないのだろうな

    豊穣の女神のせいであちらの世界へとばされてしまった玉響の後を追いかける真織
    二人は果たして巡り会うことができるのだろうか
    たぶんできるのだろう
    ハッピーエンドにはなりそうだ


    玉響が現代にいたら、かなりの美形なのだろうな

    0
    2025年02月28日
  • 杜ノ国の囁く神

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    幼い頃に神隠しにあったこととの因果関係が明かされることを期待したが、それには触れることなく話が進んでいったのは残念だった。
    不思議な力を手に入れて仲間と共に苦難に立ち向かい異世界で幸せに暮らしましたとさという話だったけど、その過程は面白く引き込まれた。

    0
    2024年02月12日

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