あらすじ
叛逆の旅を続けるセイレンに、土雲の一族の追手が襲い掛かる。人の形をとった神に、自分の育ての親と石媛が監禁されていると知ったセイレンは、雄日子の力を借り、里へ忍び込む計画を企てるのだが……
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Posted by ブクログ
雲神様の箱の真実 神様 ご先祖の霊
上橋菜穂子の 守りびとシリーズの考え方と似てますね。
日本の女の人は 心の奥で こんな風に思ってる
みたいな感じがしました。
大好きな本の中の一冊です。
Posted by ブクログ
二人で進む未来を見ようとしたセイレン、過去と今しか見つめられなかった石媛。
再び交わったように見えた双子の運命が、こんなにもアッサリと分かたれてしまうとは思いませんでした。最後の土蜘蛛として、雄日子が創り出す未来に何を思うのか……是非続きが読みたいですね!
Posted by ブクログ
タイトルも回収されたし最終巻なのかな。
結局石媛は何だったのだろう。双子の結びつきがあると言いながらセイレンの虐待を知らずその自由を羨む。二人は同じと言いながらお互いの痛みも心も通じ合っているようには思えなかった。
石媛はセイレンが人間として生きる場所を見つけるための装置に見えてしまう。
雄日子が土雲族に攻め入るのは予想していたが、あんな結末になるとは。
他の守り人と同じようになろうとするセイレン。雄日子が失ったものもまた大きいのだろう。
土蜘蛛族がどうなるのかも気になるし、雄日子の覇道も見てみたい。