森鷗外の作品一覧
「森鷗外」の「学研の日本文学」「木精(乙女の本棚)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
遠島を申し渡された罪人を乗せ、高瀬川を上下する、高瀬舟。弟殺しの罪人・喜助と、護送の任に就く庄兵衛を乗せた舟は、日没を過ぎた京都の町を横切る。
森鴎外の筆は、日も暮れた仄暗い都を縦断する川の、水面の揺れる音まで聞こえてくるような、静謐でどこか安らぎのある情景を描き出す繊細な筆致である。
喜助の罪人らしからぬ表情やその語り、そしてそれを聞き、喜助の生き様を知るにつけて、翻って我が身の上に思いを馳せる庄兵衛。対話の中で両者の心情が呼応するように深められていく構図が心地よい。喜助の行いは果たして罪かと、そう考える庄兵衛の思いは、おそらく読者である私たちも同じだろう。AI要約は、本作のテーマは「足るを
Posted by ブクログ
〈乙女の本棚シリーズ〉
森鷗外+げみ
罪人を乗せ京都の高瀬川を上下する高瀬舟。
その高瀬舟に乗せられ、弟殺しの罪人だという喜助と一緒に乗り込んだ同心の庄兵衛は、喜助が島へ往くのを悲しがっていない態度を不思議に思う。
彼の話を聞いてみると…。
働けど暮らしは楽になるわけもなく、もらった給料も右から左で、島へ往くについて二百文を戴いて手にしたことで、どんな為事ができるかわからないが本手にしようと考えていると。
喜助の慎ましい態度に人をあやめた理由を聞くと…。
それはなんとも言いようもなく…
腑に落ちないまま、ただ無言になる。
高瀬舟での長い話のはずが、全く長いと思わないのは喜助の正直な