せめて20代のうちに読んでおきたかったな。そう思うくらい纏まってるし、分かりやすいいい本だと思う。
・私のコアスキルは何かしら。
今のところ、私は調整屋さんだ。
今選んだ道としては、ここから、ファイナンス(今から強化していくスキル)をコアにシフトさせ、調整能力と英語力(今から新たに獲得するスキル)をレバレッジとして対外的にはアピールしていくのかなと思う。
しかし一方、自分としてはというか本質的には、核となるべきはやはり調整能力で、ファイナンスと英語は道具でしかないと捉えている。その先は、会社経営全体を見渡すことに繋がっている。ということはやはりその途中で、事業戦略→経営戦略のスキルは追加する必要があるということになる。
もし今選ばなかった方のルートだとどうかというのを試しに考えてみると、コアは、対外的にはIR・本質的にはプレゼン、サブが調整・ファイナンス・会社経営などなのだろう。うん、コアに足下で未だに苦手なものが来るのね。
もう流石に30代も中盤で重点を置くべきは(※ただし他方を捨てるとは言ってない)、苦手克服ではなく得意を突き詰めるフェーズだと思っているので、であれば前者の選択で良かったと思える。プレゼンは、ある程度のスキルは自分にもあった方がそりゃいいに決まってるけど、私なんかよりもずっと得意でずっと磨いてきた人がいるはずだから、本当にしっかりとしたものが必要な場面ならそういう人にやってもらったり助けてもらったりしたほうが多分ずっと効率的だよなとは思う。
・会社の看板を超えて応援される関係性を、今の会社でも築きたい。少なくとも、会社を辞めても個人的に繋がれる人がまだ作れていない状態で、辞めてしまうのは中途半端だと思ってしまった。(こういうところは、悪い方に働くと見切りの悪さになってしまうので、注意したい考え方ではある……)
・今選んだ、ここから始まるキャリアについて、代表作と呼べる実績をぜひ作りたい。選んだ方なら、きっと3〜5年程度で作れるはず。
・好きなことを、好きな人たちと、好きなやり方で、好きなときに、好きな場所で。それを選び取れる力を得たい。
まだかなり迷いはあるが、今出会えたものは、まだドンピシャなものではなかった(特に、好きな人たちと、という点で惜しくも…。)とも思えるので、今は私はそれを選ばなかった。
まだ少し、選び取れる力を引き続き伸ばしていく(専門性を身に付ける)フェーズだと捉える。
5年後〜10年以内には、私はきっとそれを選び取れる。
・だとすると、分かりやすくいうときっと、10年後には、私は自分自身の名前で世間に認知されるようになっているべきである。
そう考えると、今選ばなかった方がそれにより近かったのかもしれない。
今選んだ方は、組織の部品になりやすい方だったともいえるような気がする。どうやってこちらの道で、私は自分自身の名前を世間に知らしめればいいのだろう。イメージが湧かない。
仮に世に轟く案件を担当できたとして、それでもその案件の立役者として主役になるのは私ではなくセールス側。私は裏方。「この取引をまとめ上げたのは、主役はこの人だけど、裏方として私がいなければなし得なかった」と必ず引き合いに出されるようなくらいの存在感がないといけないのでは。
・そうではなく、リファラルで必ず声が掛かるくらいならなれそうではある。しかし、それが私が選び取りたいものなのになるかどうかは分からない。でも、今選ばなかった要素は満たされやすいとは言えるかもしれない。全てを選び取りやすいようにするには、日頃から、私が選びたいものを言い回るということがかなり重要なんだろうなと思った。苦手だけど、がんばって意識的に口に出していこう。
・週3程度で参画し、出社したりリモートしたりしながら、好きな場所に住んで、好きな人たちと働く。そういうことがやりたいと思った時、先のイメージがつきやすいのは、本当は、選ばなかった方だったかしらと。流しのIRとか?いや、無理か…。
いや、選んだ方でも、しっかりと軸を貫き交渉すれば勝ち取れなくはないのかな。労力やハードルはあるけれど。英語圏をマーケットの範疇に入れられるのは大きいかもしれない。はたまた、ビジネスアドバイザーとして、どこかの会社の社外取締役になるとか?そうすると人脈も必須だね…。
そうなると、どちらの方が他の人より有利にパフォームしやすいか、ということになる。もちろん同じ人間なら、週5参画し常にオンサイトが最もパフォームするはずである。しかし私が考えるべきは、週5オンサイトをする違う誰かと、週3ハイブリッドな私とで、私の方がパフォームするはず・そう持っていくべきこととは何か?ということだ。
これは考え続けなくてはならない。コアが調整だなどと言っているうちは実現のハードルは高いままなのかもしれない。やはりコアはファイナンスか、はたまたコーチング(つまり後人の育成)などにシフトさせていかないとなのか。