配信予定・最新刊

作品一覧

  • フラワー・チャイルド
    3.5
    1巻2,200円 (税込)
    恋人が行方知れずとなり、さらには母を亡くし打ちひしがれていた 祭実理科。 「運命の日がくるの――。」 生前、母・八重子は謎の青年と出会ってからこの言葉を口にするようになっていたという。 その青年こそ、行方が知れず、実理科が会いたいと焦がれていた恋人・啓太だった。 実理科は、母の言葉の意味を知るべく、啓太を探す旅に出る。 大阪、福岡、沖縄、台湾と渡り歩く中、 やがて実理科自身が封印していた過去が明らかとなる。 特殊能力を持つ子供、フラワー・チャイルドの真実とは。 そしてやってくる〈運命の日〉。 誰も予想できない衝撃のクライマックスが実理科を待ち受ける!
  • 無年金者ちとせの告白
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    高齢期のパート職員が働く坂田パーキングエリア。年金も医療保険もない梨元ちとせも、引きこもりの息子と暮らす古田中栄も、老体に鞭打って働き続けるしかない。駐車場には、猫と暮らす老人、子連れのシングルマザー、母を介護する男などが行き場を失い彷徨っていた。ある日、死亡した元夫の保険金が入るかもしれないとちとせに連絡が入り期待をするが……。車上生活者たちの絶望と、晩年を切々と生きる老女たちのシスターフッド。
  • マルチの子
    3.6
    1巻1,045円 (税込)
    朝日新聞、日本経済新聞、週刊文春など多数のメディアで紹介され、 第四回細谷正充賞を受賞した話題の書、待望の文庫化! 有識者が大推薦! 「大切な人をマルチ商法から守るために、ぜひ手に取ってほしい一冊」 今泉将史(消費者問題に詳しい弁護士) 「なぜマルチにはまり、堕ちていくのか。その秘密がわかった」 島田裕巳(宗教学者) 著者の壮絶な実体験をもとにした「超リアル」サスペンス! バイト先の掲示板で見つけた奇妙な貼り紙。 「磁力と健康セミナー・無料開催」 それは地獄への扉だった――。 認めてほしい。ただその一心で始めただけなのに、どうしてこんなことになってしまったのか。 マルチ商法にはまった女性の“乱高下人生”をリアルに描いたノンストップサスペンス!
  • 愚か者の身分≪コミック版≫
    3.0
    1巻990円 (税込)
    2025年10月、原作「愚か者の身分」(徳間文庫刊)映画化決定! 新時代のクライム群像劇を、漫画界で唯一無二の光を放つ多田由美が描く! ※この作品は単話配信もされています。重複購入にご注意ください。
  • 愚か者の疾走
    NEW
    3.0
    1巻880円 (税込)
    ~~~~~~~~~~~ 祝!釜山国際映画祭2025  最優秀俳優賞受賞! ~~~~~~~~~~~ ============= 北村匠海×林 裕太×綾野 剛 魂の競演! 映画化され話題の 『愚か者の身分』待望の続編刊行 ============== 「この金で生まれ変われ」 半グレ組織から奪い取った大金を マモルに託し、タクヤは姿を消した。 あれから三年。 マモルは真鶴で静かに暮らしていた。 そんなある日、思わぬメールが届く。 「俺はもう限界かもしれない」 差出人はタクヤだった――。 生きていたのか?  それとも追っ手が仕掛けた罠なのか?  映画化で話題沸騰!  『愚か者の身分』のその後を スリリングに描く待望の続編!
  • 愚か者の身分
    3.8
    1巻792円 (税込)
    第二回大藪春彦新人賞受賞作! 今野敏氏「秀逸なラスト」 馳星周氏「突き抜けた何か」 選考会にて両選考委員激賛! 戸籍ビジネスの闇に蠢く半グレを描いた新時代のクライム群像劇! ================ 身寄りなし。身分証なし。金なし。そんな優良人物をSNSを駆使して探し出すのがマモルの仕事だ。狙うは戸籍。女性を装い言葉巧みに相手の個人情報を引き出して、売買が成立すれば報酬をもらえる。ある日、マモルは上司から不可解な指示を受けた。タクヤと距離を置け。自分にこの仕事を紹介してくれた先輩に、 なにが起きたのか。翌日、タクヤの部屋の掃除を命じられたマモルが見たのは、おびただしい数の血痕だった。もう、タクヤはこの世にいない。悲しみにくれるマモルに一通のメールが届いた。それは、タクヤからのメッセージだったーー。 【作者より】 受賞作の短篇に、その先の物語と背景を描いた書下しの長篇です。舞台は東京。闇ビジネスを背景に、登場人物それぞれの浅はかな「愚かさ」を書いてみました。ある者は運命的に。ある者はちょっとした弾みで、意識のないまま犯罪に手を染めていきます。そんな「愚か者たち」のお話です。西尾潤
  • 愚か者の身分【単話版】(1)
    無料あり
    -
    全10巻0~132円 (税込)
    【単話版】2025年10月、原作「愚か者の身分」(徳間文庫刊)映画化決定! 新時代のクライム群像劇を、漫画界で唯一無二の光を放つ多田由美が描く! ※本コンテンツは『愚か者の身分』第1話を抜粋し収録した【単話版】です。

ユーザーレビュー

  • 愚か者の身分

    Posted by ブクログ

    映画を見て衝撃を受けた。
    途中、あまりにもグロくて退出してしまった時間が生まれたのが悔しいけれど、それを含めて原作が気になり読んでみた。
    映画だけでは語れないそれぞれの思いや、過去の出来事などが原作では鮮明に描かれてあって個人的にはやっぱり原作がいいなと感じた。

    闇バイトや戸籍売買。
    私には遠い存在でテレビやSNSでしか見たことのない世界。
    よく聞く言葉ではあるが詳しく知らなかったし知ろうともしなかった。
    この世界に足を踏み入れてしまった人たちの過去の苦しみ、この世界から抜け出せずに″今″を生きるために必死に、闇に染まってしまっている人たちの苦しみ。
    なかには軽い気持ちで加担してしまった人も

    0
    2025年11月21日
  • 愚か者の身分

    Posted by ブクログ

    闇バイトの話。
    主人公たちの悲しい過去など切ない。
    面白くてすぐ読み終える!
    映画化しているので観てみたい。

    0
    2025年11月18日
  • 愚か者の身分

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画を観てから読んだ。
    映画では人物皆が感情的で必死さを感じたが、小説では皆が皆感情を秘めていてあまり表には出さない感じがした。マモルがタクヤを失ったことへの悲しさを表に出しすぎないで、自分の道を淡々と進む感じがまた人間味があって良かった。梶原も自分が運び屋を辞めるためにと言いつつもタクヤのために行動のほとんどが左右されてた。タクヤもまた、弟やマモル、江川などずっと人のために生きていて献身的でただただ純粋に辛かった。登場人物それぞれに深みがあって、続きが気になって読み始めたら止まらなかった。
    映画も小説もまたみたいと思った。

    0
    2025年11月17日
  • マルチの子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    軽い気持ちで読み始めたけど、めちゃくちゃ惹き込まれた。誰もが1度は何らかの形でマルチ商法に関わったことあるんじゃないかな?そういう意味ではとても身近だけど遠い世界って感じの作品でした。まるこが客観的に見ると絶対ダメな方ばっかり選択してしまうことにヤキモキしながら、堕ちるところまで堕ちてバッドエンドか…と思いきやエピローグで少し持ち直してて安心したのもつかの間ただの被害者ではなかったことがわかり、最後まで裏切られた。あとがきまで含めて読み応え抜群でした。

    0
    2025年11月09日
  • マルチの子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人物描写、背景が巧妙でリアルすぎて、嫌悪感から読み進められなかった…すごい……
    主人公が悪意なく、生き甲斐と善意からマルチビジネスに没頭していくところが気持ち悪い

    終盤でライバルの女から、「無意識的に自分の都合の良いように記憶を塗り替えて、嘘を本当のことに思い込んで語る根っからの嘘つき」呼ばわりされているシーンで主人公の気持ちさを的確に言語化してくれたので気が済んだ。

    0
    2025年10月13日

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