作品一覧

  • オランダ商館長が見た 江戸の災害

    オランダ商館長が見た 江戸の災害

    ビジネス・実用

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    1巻1,056円 (税込)
    オランダのハーグ国立文書館には、歴代の長崎オランダ商館長の日記が残されています。1633年から幕末におよぶこの日記は、日本の社会や文化を知る情報の宝庫で、なかでも火災や地震、噴火など当時の災害が克明に記録されているのです。明暦の大火、元禄地震の災害のなか人びとはいかに生きたか。磯田道史氏解説付!
  • ウィリアム・アダムス ――家康に愛された男・三浦按針

    ウィリアム・アダムス ――家康に愛された男・三浦按針

    小説・文芸

    5.0
    1巻1,034円 (税込)
    徳川家康の外交顧問、三浦按針とは何者か。関ヶ原合戦の半年前、英国人ウィリアム・アダムスが日本に辿り着いた背景には、大航海時代の激動する欧州事情があった。彼が見た戦国時代末期の日本では、カトリックのイエズス会がキリスト教の信仰を広げ、英蘭の東インド会社が貿易の機会をうかがうなど、スペイン、ポルトガル、イギリス、オランダ各国の思惑が交錯していた。家康の側近としてその渦中にあったアダムスは何をなしたのか。二代将軍・秀忠のもとで禁教と鎖国が進むなか、どんな晩年を送ったか。アダムスの生涯から世界史の中の日本史をとらえ直す。
  • 戦国武家の死生観 なぜ切腹するのか

    戦国武家の死生観 なぜ切腹するのか

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,003円 (税込)
    破天荒な、戦国日本人のリアル エミー賞「SHOGUN 将軍」 時代考証家・衝撃の一冊 戦国時代の武士たちは、刹那的で激しく、常に死と隣り合わせで生きていた。 合戦での討死は名誉とされ、主君の死や敗戦の際には、ためらうことなく自ら切腹を選んでいる。命より家の将来や社会的立場を重んじ、死を〝生の完成形〟と捉える死生観が、その覚悟を支えていたのだ。 こうした戦国独特の価値観を古文書から読み解き、その知見をドラマ『SHOGUN 将軍』の時代考証に存分に活かした歴史学者が、戦国武士の生きざまを徹底検証。 忠義と裏切り、芸術と暴力――相反する価値観の狭間で気高く生きた兵たちの精神世界を、鮮烈に描き出す一冊。
  • 戦乱と民衆

    戦乱と民衆

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻858円 (税込)
    白村江の戦い、応仁の乱、大坂の陣、禁門の変――。民衆は戦乱をいかに生き延びたのか? 戦乱は「下克上」のチャンスだった!? 民衆の被害に国家は関心を持っていたのか? 『京都ぎらい』の井上章一氏も交え、日本史研究の風雲児たちが描く、英雄中心の歴史とは異なる、民衆を主語とした日本史!

ユーザーレビュー

  • ウィリアム・アダムス ――家康に愛された男・三浦按針

    Posted by ブクログ

    新書としては厚めの300ページ。西洋側の一次史料も用いている点が特徴的。
    ウィリアム・アダムス(1564-1620)。日本漂着が1600年、35歳の時。それまでのことが前半100ページを占める。彼は12歳から12年間、イギリスで船大工の修業をした。たんなる航海士ではなく、造船もできる人間だった。
    その当時、世界がどう動きつつあったか。家康は、アダムスを通して、そうした海外の勢力をどう見ていたのか。そしてその動きにどう対処しようとしたのか。臨場感あふれる筆致が読ませる。
    和名は三浦按針。家康からあてがわれた領地が三浦半島の逸見。領地の地名を姓にし、職業であった水先案内人(按針)を名にした。クレイエンスによると、この逸見の領地は故郷イギリス・ジリンガムの地形によく似ているという。
    脇役としてヤン・ヨーステン(1556-1623)も登場する。彼も家康から領地をあてがわれた。それは江戸城の外堀の内側、現在の八重洲付近。八重洲の地名は彼に由来する。出身地はオランダのデルフト、日本人には馴染み深いフェルメールの町。八重洲とデルフトという2つの点で、ヤン・ヨーステンがなんだか身近に感じられる。

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    2025年07月13日
  • ウィリアム・アダムス ――家康に愛された男・三浦按針

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本の前半分は、アダムスの出生から日本までの航海について書かれている。アダムスが生きた時代は、カトリック(スペイン・ポルトガル)対プロテスタント(イギリス・オランダ)の宗教戦争が起こっており、そのような世界情勢の中で、アダムスの乗る船も、戦争の影響を受け、最終的に日本へ辿り着く。日本までの航海の中で、アダムスと同じ船に乗っていたアダムスの弟の死についても書かれており、戦争が招いた弟の死は、非常に印象的なもので心に残った。本の後半分は、日本でのアダムスについて書かれているが、アダムスについてだけではなく、江戸時代に日本がキリスト教排除へと向かう背景や、日本との貿易国としてオランダ・イギリス・スペイン・ポルトガルの中からオランダが残る理由など、日本の歴史についても知ることが多く、とても面白かった。

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    2021年03月07日
  • 戦国武家の死生観 なぜ切腹するのか

    Posted by ブクログ

    著者はエミー賞「SHOGUN 将軍」時代考証家。著者は戦国時代を応仁の乱が始まった応仁元年(1467年)から大坂夏の陣で豊臣家が滅んだ元和元年(1615年)までと定義する。江戸時代には武士の役割は再定義され、職業軍人であった武士たちに対して平和な時代の中で担うべき役割と立場を示すために儒教が理論的基盤となり道徳的規範となった。現代から戦国時代を振り返るとき、その間に横たわっている江戸時代の残像を重ねてしまうため、儒教を基盤とする江戸時代バイアスを消去する必要があると説く。
    そのうえで、主従関係については、儒教的な君臣関係とは異なり、より感情的、能力主義的な主従関係であったという。
    サブタイトルである切腹については、特に忠臣蔵との対比がわかりやすかった。戦国時代においては、最後まで自分の生き方を自分で決める自己決定の行為であり、決して命令されて切腹するものではなかった。一方、忠臣蔵においては、幕府の決定により切腹を行った。
    戦国時代の価値観との違いを著者は難点か挙げている。まず、浅野家があっさり幕府に城を明け渡すことはなかった(戦国時代の価値観では無血開城は全面降伏の意思表示)。また内匠頭切腹から吉良邸襲撃まで2年近く経ってること(戦国時代であれば内匠頭切腹直後に行動を起こす)。家名再興の嘆願など法的な手続きを重視していたこと(戦国時代には実力行使優先)。幕府に法的な処分をゆだねたこと(自らの死を他者にゆだねる発想はない)。
    本書を読むと江戸時代以降は原題と陸続きだが、それ以前は全く異なる価値観だったことがわかる。
    【目次】
    序章 なぜ本能寺の変は”謎”に満ちているのか
    第一章 アナーキーな社会を生きた人々と戦国の思想
    第二章 武将たちの激しい信仰と宗教戦争
    第三章 不安定な主従関係と戦国の忠義
    第四章 足軽と鉄砲が変えた戦国の合戦
    第五章 戦国時代の切腹と武士の名誉

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    2025年10月06日
  • 戦国武家の死生観 なぜ切腹するのか

    Posted by ブクログ

    <目次>
    序章   なぜ本能寺の変は“謎”に満ちているのか
    第1章  アナーキーな社会を生きた人々と戦国の思想
    第2章  武将たちの激しい信仰と宗教戦争
    第3章  不安定な主従関係と戦国の忠義
    第4章  足軽と鉄砲が変えた戦国の合戦
    第5章  戦国時代の切腹と武士の名誉

    <内容>
    ベルギー人の戦国時代研究者(国際文化研究センター教授)の本。日本人ではない分、日本人の常識を超えて語ってくれている。宗教面とかは「なるほどな」と思う一方、「そうかな?」とも思う。読みやすくするため、選んだ文献が2次史料的なものだが、それをわかった上で扱っているのも良心的。やはり冷静に書いていますね。

    0
    2025年08月10日

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