作品一覧

  • 人間に向いてない
    3.7
    1巻836円 (税込)
    「今年(2018年)読んだ本の中で、私のベスト3に入る1冊!」――宮部みゆき(単行本帯コメントより) 話題騒然のメフィスト賞受賞作。読者から届いた熱い、熱い声。続々重版出来。 子供を殺す前に。親に殺される前に。 すべての「向いてない人」に捧ぐ、禁断のオゾミス、または落涙の家族サスペンス! 一夜のうちに人間を異形の姿へと変貌させる奇病「異形性変異症候群」。 この世にも奇妙な病が蔓延する日本で、家族は。 ある日、美晴の息子の部屋を、気味の悪いクリーチャーが徘徊していた。 ――冗談でしょう。まさか、うちのユウくんも・・・!!?? そこから平凡な家族の、壮絶な戦いが幕を開ける。
  • だから捨ててと言ったのに
    3.4
    1巻1,672円 (税込)
    こんなことになるなんて! 1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。 早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。 ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。 『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。 著者一覧(掲載順) 潮谷 験 真下みこと 須藤古都離 黒澤いづみ 岡崎隼人 砥上裕將 河村拓哉 五十嵐律人 荒木あかね 似鳥 鶏 皆川博子 清志まれ 金子玲介 舞城王太郎 高田崇史 伊吹亜門 背筋 芦沢 央 にゃるら 多崎 礼 柾木政宗 谷絹茉優 夕木春央 最果タヒ 麻耶雄嵩
  • 私の中にいる
    3.4
    1巻1,771円 (税込)
    母子二人暮らしのアパートで発見された、女性の変死体。亡くなっていたのは母親、そして殺してしまったのは、日々虐待を受けていた小学生の娘だった。事件以降、“人”が変わったような言動をとりはじめる少女。何かが、おかしい。原因は過度の精神負荷による、解離性同一性障害……多重人格のせいなのか。では――「私の中にいる」のは、誰? 『人間に向いてない』で注目の著者が、読者に突きつける社会の底。

ユーザーレビュー

  • 人間に向いてない

    Posted by ブクログ

    ある日息子が虫になってしまう。ひきこもり22歳。夫はそれは息子ではない、虫だから捨ててこいと言う。異形性変異症候群と名づけられたそれは、ニートの人を狙い撃ちに起こる病気で、もとの人間に戻った症例は未だにない。患者家族の会に出てみたり、友達を作ってみたり、いろいろと足掻いてみたりする。

    0
    2025年11月26日
  • 人間に向いてない

    Posted by ブクログ

    人間がある日突然「異形性変異症候群」という病気でありえない姿に変貌するという病気が蔓延する。
    足がたくさん生えた虫になる
    小型犬の身体と人間の顔がくっついている
    花、魚、、

    こんなありえない設定なのにもしかしたら未来にこんなことが起こるかもしれない!と思うほど引き込まれた!

    見た目が人間じゃなくなったとき自分と近しい人はどうするだろう、自分はどうするだろうと考えてしまう

    0
    2025年11月07日
  • 人間に向いてない

    Posted by ブクログ

    ちいかわの栞欲しさにセレクトした1冊。
    いやいや、最高でした。
    私は虫が苦手なので、読み始めはちょっと…と思いましたが、1行も読み流しをすることなく、全部、興味深かったです。
    子供だった頃の私、母親になった私、それぞれの立場で共感出来ました。
    出会えて良かった1冊でした。

    0
    2025年06月15日
  • 人間に向いてない

    Posted by ブクログ

    昨年、単行本で読んで話の内容に凄く引き込まれたのに最後だけ何か府に落ちず、何でだったのかなと思い、文庫解説→再読しました。

    内容は比較的覚えていたので、改めて読んでみて、文章構成や登場人物のキャラが分かりやすくていいなと思った。

    各章ごとの終わりに主人公ではない人の目線からのストーリーを入れているのも単調にならず飽きさせないので面白い。

    ---------------------

    ■再読してみて。
    ただの異形変形してしまう奇妙な話ではなく、
    病気(ハンセン病、エイズ、コロナ)など差別的対象のオマージュと、引きこもり問題の『8050問題』を掛け合わせた二重の問題提起があったから引き込まれ

    0
    2025年05月30日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
    全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
    知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
    このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
    今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。

    0
    2025年04月13日

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