五箇公一の作品一覧
「五箇公一」の「ウイルスVS人類」「環境革命の虚実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「五箇公一」の「ウイルスVS人類」「環境革命の虚実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
世界中に存在する生き物にはたくさんの種類があり、遺伝子、種、生態系の3つの段階で多様性が維持されている。例えば同じ生き物でも犬、猫、サルなどの種類や、同じ犬の中でも住んでいる地域、食べるもの、姿形、そして遺伝子は全て異なる。これが生物多様性。
しかし今、人間による生息地の破壊や悪化、乱獲、外国からの外来生物の持ち込みによって、この生物多様性が破壊されつつある。
普段どんな種類も【虫】としてひっとくたにしている私にとっては「クワガタの話が終わったと思ったら今度はハチか……」「次はダニか……」と思わなくもなかったけれど、著者の個人的な体験や意見が書かれていたり、ダニについて愛情いっぱいに語っておきながら「カエルが大嫌いなので正直カエルなんていなくなったって……」と本心を暴露したりw ちっとも飽きない本だった。
しかもクワガタ、マルハナバチ、ダニなどそれぞれ抱えている問題も違い、生物多様性が破壊されることでたくさん問題が起きてしまうことがわかる。
生き物が絶滅するだけでなく、ウイルス-自然宿主の共生関係が崩壊してAIDSやSARSなど本来他の野生生物だけの中に生きていたウイルスに人間が感染してしまうなど、人間も他人事ではいられない。
現代では自国のものを持ち出し他国のものを持ちこむグローバル化が押し進められているけれど、こういった問題を考慮して、各国の独自性を確保したうえで行うべきものなのだと思う。
Posted by ブクログ
面白いが、誰に向けた本なのかよくわからなかった。
基礎的なことも簡単な言葉で丁寧に説明されているためはじめは子ども向けかと思ったが、たとえが古すぎるし時事ニュースは当然知っている前提で違和感があった。耳障りのいい言い方が多く価値観が固定される懸念もある。
生物学を全く知らない大人向けとしても偏った情報が多くこの本だけで完結すべきではない。口述筆記がもとになっているということで、まるで居酒屋で雑談しているように感じた。
だが、最終章を読んでそれも「環境問題への間口を広げるため」という信念があってのことだと納得した。
くしくもコロナ禍を予言した形になっているのも興味深い。