高橋是清の作品一覧

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ユーザーレビュー

  • 随想録

    合成の誤謬

    ・個人経済から見る時と、国家経済から見る時とは、大変な相違がある。
    例えば、ここに一年五万円の生活をする余力のある人が、倹約して三万円を以って生活し、
    あとニ万円はこれを貯蓄する事となれば、その人の個人経済は、毎年それだけ蓄財が増えていって結構なことである。
    しかし、これを国家経済の上から見る時は、...続きを読む
  • 高橋是清自伝(下)
     日本がロシアの属国になるかどうかの瀬戸際だった日露戦争における高橋是清の活躍は、改めて素晴らしかったと思った。また外債を引き受けてくれたヤコブ・シフやアーネスト・カッセル卿などの人々は日本の恩人である。
     自伝上下巻を読み終え、明治の外交史、財政史、経済史を学べた上、是清の「利害を打算せず、常に条...続きを読む
  • 高橋是清自伝(上)
    津本陽の書いた高橋是清の生涯を描いた作品を読み、興味を持って本書を読んだ。
    津本はこの自伝を元に小説を書いた事は明白で、エピソードも全く重なっているが、やはり本人の書いたものの迫力は全然異なる。

    是清活躍の背景に傑出した英語の語学力がある。幕府の御用絵師の子に生まれ、仙台藩足軽の家に生後すぐ養子に...続きを読む
  • 高橋是清自伝(下)
    自伝の後半は銀山経営で詐欺にあい、無一文になった是清に友人たちが助けの手を差し伸べ、日銀に職を得るところから始まる。建築所事務主任。日銀本店の建物は是清の知恵と努力の賜物だった。

    銀行家としての実績を積み上げ、横浜正金銀行の経営に乗り出し副頭取に。やがて日銀の内紛に巻き込まれ、日銀副頭取となる。
    ...続きを読む
  • 高橋是清自伝(下)
    波乱万丈の高橋是清の半生を描いた口述自伝。ペルー銀山の開拓に失敗しどん底から実業界に転身した是清が、着々と立身を重ねついには日露戦争における資金調達という国運を左右する大仕事に挑む下巻。
    上下巻通して読んでいてまず感じたのは、その桁違いの馬力。常に無私の境地でものごとを押していく感じの凄さがあった。...続きを読む

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