荒川詔四の作品一覧
「荒川詔四」の「参謀の思考法」「臆病な経営者こそ「最強」である。」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「荒川詔四」の「参謀の思考法」「臆病な経営者こそ「最強」である。」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
2026.7.6 読み終わり
企業の参謀と社長を経験した筆者による「参謀論」。
本書のエッセンスは冒頭にある。参謀の役割は「1 戦略立案」と「2 実効の補佐」にある。
1.については、常にマニュアルにない「見識」を持ち、原理原則を志向の中心に据えることが肝要である。
2.については、指示・命令の「意図」まで理解し、目的に合致しないことはしないという「合目的的」な態度も必要だ。
これについて、最も重要なのは筆者が「フォロワーシップ」と呼んでいる本書全体にちりばめられた役割像であろう。著者は「参謀は1円も稼いでいない」という。そして、決して表に立たず(目立たず)、かといって上司につき従うのでもなく「上司と異なる自律性」をもち、「上司は機関であり、それを最大に機能させるようにつとめる」こと(そのためにはかばん持ちもいとわないこと)が重要である。
また参謀と言う単語のイメージからは本で学んだ知識が多そうなイメージもあるが筆者によればそのような頭でっかちの「批評家」「教えてやろうという態度」も違う。むしろ現場感覚を持てと筆者は主張しており、ここでの参謀の役割は「現場」と「トップ」をつなぐ媒介のような役割だと解釈した。
上記の役割を果たすために、組織を常に俯瞰的に眺め、上司やトップからは「好敵手」と見なされるのが良い、ということであった。
本書を通読するとその人物像や役割像が理解できたように思える。もちろん、職種によって参謀の役割は様々であろうとは思われる。
余談だが、松下幸之助さんの「派閥を作るのは人間の本質では」という文章が引用されていた。なるほどなと思った。
Posted by ブクログ
組織のトップ以外の心得
トップの思想や目的を深く理解し、トップが安心して意思決定できるように、黒子として動く。
トップの良いなりになるのではなく、自ら考え、独立した思考力・判断力が求められる。判断軸・尺度は「原理原則」、「全体最適解」を基にする。
現場が主体的・自律的に実行に移せるよう、部内・外とのコミュニケーション、人間関係を大切にする。
書籍から得られた知識や理論では現場は上手くいかない。現場から得られた知識・経験を大切にして、誰の話でも傾聴する姿勢が求められる。
組織のビジョンは周囲の「共感」と「協力」が不可欠であり、トップの思考・目的を自分の言葉で表現できるまで、トップの思考・目的を深く理解する(論客は敵をつくる)。
経営戦略は「未来あるべき姿」から逆算することであり、現状とは非連続的であることも多く、現状否定の要素が含まれることがある。そのため、コンフリクトは避けて通れず、日頃からのコミュニケーションが重要。