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  • NHK「100分de名著」ブックス カフカ 変身 「弱さ」という巨大な力

    NHK「100分de名著」ブックス カフカ 変身 「弱さ」という巨大な力

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    「朝目を覚ますと、自分が虫けらに変わっていた」――これって、もしかして私のこと? 主人公が「虫」になる小説の何がそんなにすごいのか? 2012年のテキスト刊行時は「自分を知るための鏡」として『変身』を紹介した著者だが、ポストコロナの現状を踏まえ、この作品は「個の孤立」だけでなく「家族の孤立」として読むことも可能だと説く。そこで書き下ろしの「ブックス特別章」では、ヤングケアラー、ビジネスケアラーの問題とからめた読み解きを試みる。カフカが遺したノートに「自分にあるのは人間的弱さだけ。だが、それは見方によっては巨大な力となる」という言葉がある。カフカ没後から100年、不安と孤独を抱える人が多い今、個の弱さを知ることで人と人とのつながりの大切さを考える「介護小説」として読み直す。 【内容】 はじめに――カフカを読むことは自分を知ること 第1章 しがらみから逃れたい 第2章 前に進む勇気が出ない 第3章 居場所がなくなるとき 第4章 弱さが教えてくれること ブックス特別章 ポスト・コロナの『変身』再読
  • ハイジの生みの親ヨハンナ・シュピーリ

    ハイジの生みの親ヨハンナ・シュピーリ

    小説・文芸

    -
    1巻3,740円 (税込)
    世界中で読み継がれている児童文学の古典的名作『ハイジ』。高畑勲演出のテレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』をはじめ、映画、テレビドラマ、漫画や絵本など、多彩なメディアへの翻案を提供している『ハイジ』は、これらの氾濫するイメージに追いやられ、19世紀スイスに生きた原作者ヨハンナ・シュピーリその人に光が当たることはきわめてまれだ。 本書では、近代ヨーロッパ社会のさまざまな問題が織り込まれたシュピーリ文学の諸相を検証し、女性の自己実現、自然と教育のせめぎ合い、キリスト教信仰への思い、また社会運動へのまなざしなどのテーマが彼女の作品群でどのように変奏されていったのかを明らかにする。そして、その道筋の半ばに現れた傑作『ハイジ』の到達点をあらためて考察する。 爆発的な売れ行きをみせた『ハイジ』はまた、第三者による非公式の続篇の跋扈、数えきれないほどの映像化作品、そして日本でも多様なバリエーションの翻訳を生み出している。こうした「ハイジ現象」のうねりを鳥瞰しながら、スイスという国のイメージを規定する国民神話にまで上り詰めた「アルプスの少女」の魅力の正体を探る。
  • ハイジ ビジュアル特別版
    NEW

    ハイジ ビジュアル特別版

    小説・文芸

    -
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アルプスの大自然、大切な人との出会い、世界を知る喜び―150年読み継がれる名作『ハイジ』が、いま伝える「本当の幸せ」。◆ビジュアル特別版シリーズ最新刊。世界70か国以上で読み継がれる、不朽の名作『ハイジ』。◆『ハイジの生みの親 ヨハンナ・シュピーリ』で第49回日本児童文学学会賞を受賞した川島隆による、読みやすく味わい深い文章と、平澤朋子の美しく豊かな挿し絵で贈る、名作入門。◆純真なハイジの心、自然とのつながり、人の温かさ――。描かれるのは、150年たった今も私たちに「本当の幸せとは何か」を問いかける、普遍的なテーマです。両親を亡くした少女ハイジは、スイス・アルプスの山でアルムおじいさんと暮らすことになりました。雄大な自然の中で、ヤギ飼いのペーターや動物たちとふれあい、のびのびと成長するハイジ。やがて少女クララと出会い、かけがえのない友情を育んでいきます。現代のハイジ研究の第一人者・川島隆による味わい深い文章と、平澤朋子のあたたかなカラー画で、ハイジの繊細な心の動きやアルプスの美しい自然を豊かに描きます。「幸せって、なんだろう」と、今を生きる子どもたちに問いかける名作入門。<小学校低・中学年から>
  • 変身

    変身

    小説・文芸

    4.0
    1巻550円 (税込)
    平凡なサラリーマンがある朝、巨大な虫けらに変身した状態で目覚める──。不条理文学の旗手か、不器用なサラリーマン作家か。新たなカフカ像にもとづく新訳と訳者解説によって、不朽の名作がよみがえる。
  • ポケットマスターピース01 カフカ

    ポケットマスターピース

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,320円 (税込)
    カフカの文学は、映像的であるという印象を与えながらも一つの映像に還元できないところに特色がある。『変身』のグレゴール・ザムザの姿も言語だけに可能なやり方で映像的なのであって、映像が先にあってそれを言語で説明しているわけではない。……読む度に違った映像が現れては消え、それが人によってそれぞれ違うところが面白いのである。この機会にぜひ新訳でカフカを再読して、頭の中の映画館を楽しんでほしい。(多和田葉子・解説より)

ユーザーレビュー

  • 変身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    朝起きたら、自分が虫になっていた。

    これほど異常な始まりなのに、本当に恐ろしいのは虫になったことではない。

    グレゴールが働けなくなった瞬間から、家族の中で少しずつ「不要なもの」になっていくことだ。

    彼はそれまで家族を養い、自分を犠牲にして働いていた。

    だからこそ、役に立てなくなったあとの扱いがひどい。

    最初は心配していた家族も、やがて彼を厄介者として見るようになる。そしてグレゴール自身も、その視線を受け入れるようにだんだん小さくなっていく。

    これは虫の話ではないと分かってしまうから、読んでいて苦しくなる。

    病気になったとき、仕事を失ったとき、誰かの期待に応えられなくなったとき。

    0
    2026年08月14日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    もしかしてカフカって虫になったことあるん?虫になった経験がないとこんな描写できなくない?カフカって虫?(真剣) 
    変身した虫の姿は、ゴキブリと蛾の融合体みたいなもの(羽はないかもしれんけど)をなんとなく想像したのだけど、キモすぎて何回も笑ってしまった。笑う本ではないんだけど、シュールさを強く感じてしまったな。ザムザくんには悪いけどおもしろかった。

    0
    2026年07月18日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良かった。あとがきや解説も含めて非常に後味の残る作品だった。

    「変身」が、「一匹の巨大な虫」が何を指しているかは各々に任せられているとして、性役割的の歪さを女性の立場から描いた文章は現代では流行っていて非常にありふれたものになりつつある今、男性の立場からの生きづらさのようなものを描いたものは受け入れられづらくなっている印象になる。
    いや逆なのか。男の視点からしか描かれていなかったからこそ、現代の潮流が女性の視点に寄っているみたいなことなのかな。

    とにかく、すごく新鮮だった。

    だからこそ村上龍は「すべての男は消耗品である」と述べた上で消耗品として生きていくことの覚悟を説いたわけで。

    消耗

    0
    2026年05月09日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    みなさんお久しぶりです。観想的やすこです。本書はホモ・サピエンスが築き上げた社会の不条理さや冷たさをグレゴール・ザムザの悲しき人生の末路を描写することで皮肉的に表現しているのです。グレゴール・ザムザは家族想いの健全な男性でした。両親と妹との4人での生活を支えるため毎日懸命に働いていました。しかしながらそんな彼が醜い蟲へ「変身」した途端に彼の家族もまた変わってしまったのです。家族たちは彼へと冷め切った目線を向けるように「変身」を遂げるのです。わたくしやすこ的解釈としては本書のタイトルはグレゴール・ザムザの穢れた蟲への変身を指しているのではありません。身の回りの状況が変わった途端に、態度をくるっと

    0
    2026年04月26日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    10代で読んだ時、「つまらない」と感じて
    他の作品にも手が出なかった。

    今回チョットしたきっかけがあって
    再読してみた。
    なんと こんな話だったのかと改めて驚き
    社会の中にあっても、家族の中にあっても
    私達は何と孤独なことかと涙した。
    他の作品も読んでみようと思った。

    0
    2026年03月29日

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