片岡人生の作品一覧
「片岡人生」の「比嘉姉妹」「デッドマン・ワンダーランド」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
「片岡人生」の「比嘉姉妹」「デッドマン・ワンダーランド」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
『交響詩篇エウレカセブン』、『デッドマン・ワンダーランド』などの作品を手がける。代表作『MONSTER』では手塚賞佳作を受賞。
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
ラノベ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
Posted by ブクログ
10回くらい通読してなんとなく自分なりにわかった事。
この漫画版『エウレカセブン』はドミニクとアネモネのための物語だったのだと思う。
2巻の感想でレントンとエウレカの‘ホーム’たるゲッコーステイトの描写が足りないなあ、なんて書いたけれども、この漫画版が果たすべき役割は‘ホーム’が無いドミニクとアネモネ、ふたりを置き去りにしないための居場所となるべくして用意されたものなんじゃなかろうか。
例えば表紙の絵、1巻はレントンとエウレカが真っ直ぐに前を向いている図。これはまあわかるよ、主人公とヒロインだし。2巻はホランドとデューイの全く交わり合うことはない視線でもって道を違えたふたりを表現していると思う。ただ、デューイはホランドの方へ意識を向けている様子があるので顛末を知った身からすると実に切ない。
で、この3巻。こんなにも甘やかな雰囲気で互いを見つめ合うふたりよ。とうとう作中に於いては果たされる事がなかったが、これこそドミニクが求めた‘夢’のかたち、そしてアネモネが欲しかった‘ホンモノ’のかたち、なんじゃないだろうか。作中でも、幼かった頃のドミニクがアネモネに持ってきたものは「「憐れみ」「同情」「好奇」「からかい」ーーーそのどれでもないもの」(p83)、「本物の花」(p88)だった、と示されている。赤いアネモネの花言葉は「君を愛します」、又は「儚い恋」とのこと。ドミニクの大活躍は忘れないよ。超絶MVP。
人類とコーラリアンそれぞれが生き残りを懸けた対立を経て、レントンとエウレカが強く信じ合う心をコーラリアンに示すことで奇跡を起こした訳だが、コーラリアンが云う「我々が欲しかったのは…」(p340)の答えとは。
信じ合える、ぶつかり合える、愛し合える【相手】が欲しかったんじゃないかなあ。
ロボットバトル漫画として見たら物足りないかもしれないが、正統派な展開の上に王道のテーマを据え置いた良質なドラマを読みました。
1刷
2026.2.15