小川勝の作品一覧
「小川勝」の「イチローは「天才」ではない」「オリンピックと商業主義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「小川勝」の「イチローは「天才」ではない」「オリンピックと商業主義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
ビジネス・実用
小説・文芸
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
今から大いに議論しなければいけないことたくさん。
政府(内閣)の出した方針が、オリンピック憲章の掲げるオリンピック的な価値(オリンピズム)と正反対であると。
オリンピックとは主催国のものではないし、そこの経済効果を狙ってはいけないと。
国家間同士の争いにしてはならず、むしろナショナリズムを掲げてたのは当初は東側諸国だったと。
オリンピックのためという名目でお金をその強化のために突っ込むとそのスポーツ全体の土壌が育たないので、結局は意味がなくなる。
そしてスポーツとは、高額スポンサーによって決勝時間やルールが変更されたり、親子の物語が強調されるべきものではない。
その場一瞬に見える、人間業とは思えないカオティックな瞬間を共有することであると。
いやぁ、本当に議論すべきことが盛りだくさん。
どうして新国立競技場があんなに問題だらけなのか、どこかオリンピックというのに冷めた気持ちになるのか、1964年の東京オリンピックとはどう違うのか。
そして、それから56年後にもう一度東京でオリンピックをやることの意味は何か。どういうオリンピックにすべきなのか。
とことん考えることが、4年後の主催国として求められているのだなと、考えるいいきっかけになる1冊。
ぜひ、ご一読あれ!
Posted by ブクログ
オリンピックと「金」の歴史を紐解きながら、「オリンピックにおける商業主義とは何なのか」、「オリンピックは、なぜ商業主義を必要としたのか」、「商業主義による弊害とは、具体的にどういうことなのか」といったことを問い直している。
本書では、「オリンピックが商業主義に陥る」とは、オリンピック開催資金として「企業の金」が大きく入り込んだ結果、企業がオリンピックの運営に口を出し始め、オリンピックの価値や質(選手たちが、最高のパフォーマンスを発揮できる環境をつくることなど)が損なわれるという現象だと定義する。一般にオリンピックが商業主義化したのは1984年のロサンゼルス大会だといわれるが、本書では、確かにロサンゼルス大会で「企業の金」が大きく入り込むようになったという意味でオリンピックの「商業化」が進んだことは事実だが、明確な「弊害」はなかったとし、1988年のソウル大会でテレビ中継のために競技時間が変更されたことが「商業主義による弊害」の発端になったとする。そして、現在のオリンピックにおける「商業化の弊害」とは、営利団体ではないはずのIOCが、収入を極大化しようとしているところにあると指摘する。
本書の内容で興味深かったのは、1984年のロサンゼルス大会が空前の黒字になった要因は、徹底した商業化の成果というよりも支出の抑制であったという指摘である。そして、支出を抑制できたポイントとしては、国際競技連盟からの要求に対して一線を引いて屈しなかったことがあったという。一方、モントリオール大会は、当初は質素な大会にすると言っていたのが、当時の市長が自分の任期中に歴史的な建造物を残したいと望んだがために、豪華な施設を濫造し、巨額の赤字を計上することとなったということである。これらのエピソードは、今後のオリンピックをはじめとするメガイベントの開催に当たって大きな教訓となるものだと感じた。
本筋とは離れるが、よく言われるオリンピックの「アマチュアリズム」は、スポーツをジェントルマンの嗜みとみなしていた英国貴族層(草創期のオリンピックの運営に関与)の考えに由来しており、オリンピック草創期には工場労働者等もアマチュアから除外されていたという事実は興味深かった。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
陸上競技100m。
かつて、この種目で「10秒」を突破することは世界中の夢であり目標だった。
では、10秒の壁は、いかにして破られたのか。
そこには、天才アスリートの出現、テクノロジーの進歩、競技環境の変化など、様々な要素が存在した。
そして、時代背景に翻弄され、「記録」に残らなかった意外な事実も隠されている。
本書は、一瞬の勝負の裏に潜む幾多のドラマを発掘するとともに、この先、「人種最速」はどのレベルまで進化するのかを考察する。
[ 目次 ]
第1章 壁に挑んだ男たち(10秒3/5~10秒2/5の時代 10秒4~10秒3の時代 ほか)
第2章 壁を破った男たち(初の9秒台は「手動計時」だった 電動計時初の9秒台は、メキシコ五輪 ほか)
第3章 記録はどこまで伸びるのか(“流した”走りで9秒74 「風」と「フライング」の判定精度 ほか)
第4章 日本人にとっての「10秒の壁」(初めての10秒台は大正一四年 日本人唯一の「世界タイ記録」を達成した吉岡隆徳 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]